【最新技術】独自理論によりプライバシー情報を暗号化したまま高速に計算、予測するCipherNetを開発

情報漏洩の80%以上が内部からの流出と言われ、管理者ですらデータの中身が見えないよう秘匿化したままビッグデータからの計算や予測を一般的なサーバーシステムで高速に実現するシステムを開発しました。

ThinkX

ThinkX株式会社(東京都港区六本木7丁目7-7 代表取締役 大塚一輝 ℡ 03-5562-3466)は、プライバシー情報を暗号化したまま一般的なサーバーシステムで高速に計算、予測する機械学習技術CipherNetを開発しました。



情報漏洩の80%以上が内部からの流出と言われています (不正外部アクセスや盗難による情報漏洩は10%程度)。

システム管理者や開発者でもデータの中身が見えないよう暗号化したまま、プライバシーデータ同士の計算や予測を秘匿性を維持しながら高速かつ正確に実行できる独自理論に基づくシステムを開発、

医療機関、金融機関、公共機関などの、大規模なプライバシーデータ(ビッグデータ)を扱う機関を想定し、
ゲノム予測、クレジットスコア算出、各種統計分析などで応用することができます。
 


(病院、銀行、各種信用情報、ゲノム解析、などプライバシーデータの秘匿性を保持したまま高速かつ正確な計算が可能)


ThinkX株式会社では2015年から行ってきた機械学習(AI)関連技術群の成果に対し、予測計算を秘匿化したまま実行するための研究を2018年より開始、完全準同型暗号(Fully Homomorhpic Encryption)理論を基にチューリヒ工科大学(ETH Zurich)の研究者と共同で新たに一般的なLinux等のサーバーシステム上で高速かつ正確に計算結果を求める手法を開発しました。

論文: 「Privacy-Preserving Fast and Exact Linear Equations Solver with Fully Homomorphic Encryption」
(Keita Arimitsu and Kazuki Otsuka : Cryptology ePrint Archive 2020/02/29)
https://eprint.iacr.org/2020/272.pdf


従来のbootstrapping等の数値解析的な方法では解が近似値として求められるため計算誤差が発生し、また反復処理のための一定の計算時間が必要でしたが、独自の理論に基づく代数的な計算アルゴリズムにより、回帰分析をはじめとする予測モデルの生成やその他の秘匿計算をデータを暗号化・秘匿化しながら、一般的なサーバーシステム上で高速に算出することができます。


今後はこれに加え、分散的に配置された不特定多数のエッジコンピューター(クライアント)が個々の鍵を用い直接各々の計算結果についてクライアントごと秘匿性を個別に保持したまま参照できるアルゴリズムを開発中です。


現在、ブロックチェーンを用いた途上国向けのマイクロ融資システムに導入を予定、
導入システムには冒頭の認証マークが配布されます。



【製品に関するお問い合わせ】 
sales@thinkxinc.com
TEL: 03-5562-3466
ThinkX株式会社
URL: https://thinkxinc.com
所在地: 東京都港区六本木7-7-7トライセブン六本木8F
代表者名: 大塚一輝
事業内容: CITYWALK次世代音声案内システム(CITY VOICE OS)の開発
 

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会社概要

ThinkX株式会社

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URL
https://thinkxinc.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区六本木7-7-7 Tri-Seven Roppongi 8F
電話番号
-
代表者名
大塚一輝
上場
未上場
資本金
4000万円
設立
2019年12月