世界初! ICTを活用したウニ陸上畜養トータルソリューション構築に向けウニノミクス、NTT東日本 共同実験協定締結

ウニノミクス株式会社

ウニノミクス株式会社(東京都江東区木場2丁目13番6号、代表取締役社長:武田ブライアン剛)、以下、ウニノミクス)と東日本電信電話株式会社(東京都新宿区西新宿3-19-2、代表取締役社長:井上 福造、以下、NTT東日本)はAI・IoT等のICTを活用したウニ陸上畜養トータルソリューションの構築に向け共同実験協定を2020年5月1日付で締結しました。
磯焼け対策、水産資源保全を目的としたウニ畜養事業を ICT 技術によって強化することで、磯焼 け問題の改善による藻場回復、ブルーカーボン、海洋生物多様性、地元漁業者支援、地域経済への貢献を促進させることを目的に共同実験を開始しました。

磯焼け対策としてのウニ畜養事業
磯焼けは、地球温暖化による海水温上昇、魚の乱獲などが原因で増えすぎたウニによって海の森である藻場が食い荒らされてしまう問題です。藻場は、沿岸の一次生産の場であり、魚介類や その他の多様な生物にとって不可欠な生息地です。 磯焼け地帯に生息するウニは身が痩せており、商品価値がありません。ウニノミクスは海の厄介者となったウニを畜養技術により美味しく、地域の特産品となるウニに育て、地域経済、漁業者支援、環境保護を一石三鳥でかなえる循環型ビジネスを日本のみならず世界で展開しています。

畜養前の磯焼けのウニ(左)と畜養後のウニ(右)の比較。宮城県でのキタムラサキウニ畜養 2015年畜養前の磯焼けのウニ(左)と畜養後のウニ(右)の比較。宮城県でのキタムラサキウニ畜養 2015年

ウニ陸上畜養の規模拡大で課題となるのが現場作業の効率化です。漁業・水産業界では高齢化や人手不足が深刻化し、水産技術者の経験に基づく判断や、手作業に依存する従来の方法では、事業規模拡大や商品の品質向上・安定化に限界があると考えています。より安全で働きやすく魅力的な労働環境を整備する側面からも、働き方改革が求められています。

画像認識・センシング技術を活用し、作業員の目視確認や勘に頼ることなく水槽内のウニの個数、サイズ、健康状態、外傷の認識、管理レポートを作成、作業員の手作業に頼らない AI 搭載ロボットによる自動給餌、出荷選別を行うオートマチックな畜養を可能とするICTを駆使したウニ陸上畜養トータルソリューションの構築を行います。

今後の展望
ウニノミクスのグループ会社である株式会社大分うにファームの現場にて、令和2年度中を目処に画像認識、センシング技術を活用したデータ収集、AI の開発、AI 搭載ロボットを用いたオートマチックなオペレーションの研究開発を実行予定。令和3年度以降はプロトタイプを実際の畜養オぺレーションで使用しながら製品化に向けた開発 を継続予定。

共同実験を経て製品化されたICTウニ陸上畜養トータルソリューションは大分うにファーム現場を始め、ウニノミクスがウニ畜養活動を行うその他の国内現場、ノルウェー、アメリカ、カナダ拠点への導入を検討しています。 磯焼けウニを有効活用するウニ畜養技術の更なる進展には、ウニ生態理解の深化、継続した情報収集と分析が求められます。将来的にはAI技術を駆使しウニ個体ごとのモニタリングによるトレーサービリティの強化、生育状況、品質の予測まで管理できる革新的なオペレーション確立の可能性のある本実験に、高度な ICT技術を有するNTT東日本をパートナーに迎え共同で取り組めることを楽しみにしています。

リリース配信企業情報・お問い合わせ
ウニノミクス株式会社
東京都江東区木場2丁目13番6号
担当:日本事業推進 山本
E メール:yy@urchinomics.com
ホームページ:https://www.uninomics.co.jp/

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会社概要

ウニノミクス株式会社

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URL
https://www.uninomics.co.jp/
業種
水産・農林業
本社所在地
東京都江東区木場2丁目13番6号
電話番号
-
代表者名
ペリー・エドワード・べヴィン
上場
未上場
資本金
-
設立
2017年01月