【挑戦の島・海士町】海士町複業協同組合が「特定地域づくり事業協同組合」として国内で初めて認定されました
令和2年12月4日、島根県庁にて知事より認定証の交付
挑戦の島である海士町で、特定地域づくり事業協同組合としての認定と事業開始を目指し、令和2年11月9日に成立した海士町複業協同組合が、令和2年12月4日に「地域人口の急減に対処するための特定地域づくり事業の推進に関する法律」(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/tokutei_chiiki-dukuri-jigyou.html)に基づく、特定地域づくり事業協同組合として国内で初めての認定を島根県から受けました。
- 令和2年10月9日の創立総会から約2か月程度での認定
食料品加工業、宿泊業、漁業、農業、その他教育,学習支援業を行う5名の発起人が集まり7月より認定に向けて動きだし、11月9日に中小企業等事業協同組合として成立した海士町複業協同組合が、12月4日に島根県より特定地域づくり事業協同組合としての認定を受けました。
制度を活用する組合としての認定は国内初のことであり、今後は各地の人口急減地域で設立が予定されています。
- 島根県庁にて知事より認定証の交付を受けた
式には、島根県知事 丸山達也氏、島根県議会議員 吉田雅紀氏、海士町長 大江和彦氏、代表理事 奥田和司、副理事長 飯古晴二が出席しました。
認定証の交付前の挨拶にて、知事は「ここ島根県の海士町から、新しく海士町複業協同組合という形で全国初のスタートを切られ、この地域の仕事を全体として組み合わせ、年間を通じた仕事を創出して、定住やUIターンにつなげていこうという取り組みが進められることを大変誇らしく思っております。まさに海士町の皆様のご尽力でもありますし、法律以前から海士町観光協会での特定人材派遣を活用したマルチワーカーの取り組みがあり、それをひとつの参考としてこの制度ができており、海士町発の制度ともいえます。また、実際に全国初の認定が海士町から生まれるということが、海士町のこれまでを象徴しているように思います。今回認定された海士町複業協同組合は、全国の期待を背負った組合であるというふうに思いますので、是非とも全国のためにこれから益々の活躍を期待しています。」と語りました。
知事の挨拶ののち、認定証を代表理事と副理事長が、知事の眼前に立ち交付を受けました。
その後、少々の談話をし海士町長より挨拶がありました。海士町長は「今年度施行された法律は、次世代への事業承継や時代の変化に併せた新事業の創出や企業価値の向上、そして中山間地域や離島における新しい働き方をデザインできる画期的な制度であると認識しており、現代版の半農半漁の文化的営みを実践するステージとして海士町複業協同組合の活動に期待を寄せています。また、島根県認定第1号という自覚を強くもち、私たちが確実に実績を上げることで、島根県から全国に向けて、さらなる地方創生のうねりを興して行きたいと考えています。」と語りました。
- 働き方のデザインできる地域へ(認定証交付式における代表理事挨拶)
今回、国内初の認定を受けることとなった海士町複業協同組合ですが、職員が複業をし、各社を俯瞰するからこそできる、組合員の魅力の最発見や、組合員どうしのつながりの発見による新事業の創出を目的とし設立されました。
立ち上げ準備当初より単純な労働者派遣ではない特定地域づくり事業だからできることや、複数の事業者が集まるからこそできることを見つけるということを事業運営の指針とし、6回もの発起人会を重ねてきました。会を重ねるたびに個から組織への意識の変遷があり、「個社では雇えない人材の確保をしよう。」という声や「各社一丸となって人材を育成しよう。」さらには「働き方をデザインできる地域を創ろう。」など、日本の先駆け、ひいては日本のフラッグシップとなるべく、組織としての意識を高めてまいりました。
こうして特定地域づくり事業協同組合としてのスタートラインに立った海士町複業協同組合は、海士町という課題先進地で古くから営まれてきた「半農半漁」という働き方を継承する、古くて新しい働き方に挑戦するとともに、複業による多種多様な働き方づくりに挑戦できる地域としての魅力を高めてまいります。
そして結果的にそれぞれの事業者に働き方がデザインできる企業という新たな価値が生まれ、事業者から海士町の魅力が高まるという循環を海士町複業協同組合から生み出していく所存です。
【参考:働き方をデザインする】https://ama.how/concept
- 採用情報・企業情報・お問い合わせ
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募集情報はこちらから(https://miidas.jp/partner_apply/285597)
【企業情報】
代表理事 奥田和司(株式会社ふるさと海士 代表取締役)
副理事長 飯古晴二(飯古建設有限会社 代表取締役)
理事 青山敦士(株式会社海士 代表取締役)
理事 浅井峰光(株式会社風と土と)
監事 波多 誠(株式会社ゆうでん)
【お問い合わせ】
〒684-0404
島根県隠岐郡海士町大字福井1365番地5
承久海道キンニャモニャセンター2F
海士町複業協同組合 担当:太田章彦
Email(info@ama.how)
WEB(https://ama.how/)
- 「ないものはない」海士町
~持続可能な島づくりを目指して~
海士町は、「自立・挑戦・交流」を町政の経営指針に掲げ、「ないものはない」を合言葉に、島国であるが故の価値や生き様を島内外に発信しながら、様々な分野で島の生き残りをかけた挑戦を続けています。これからも引き続き、島の歴史や伝統文化を「継承」し、島に根付いた半農半漁の暮らし、地域の絆や信頼から生まれる支え合いの気持ちを大切にしながら、「団結」して、みんなでしゃばる島づくりを目指していきます。
<町政指針>
自立・挑戦・交流×継承・団結 〜心ひとつに!みんなでしゃばる(引っ張る)島作り〜
<海士町らしい価値観>
「ないものはない」(なくてもよい、大事なことはすべてここにある)
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