グローバルIT Asset Disposition（IT資産の有効活用）プレイヤーのTESが総合商社の双日株式会社との資本提携に合意

TESは2021年1月15日、双日株式会社がTES-AMM JAPAN KKの株式を取得したことを発表しました。

このたび、環境配慮型かつハイセキュアな電子機器ライフサイクルマネージメントサービスをグローバル20ヵ国に展開するTESグループの日本法人であるTES-AMM Japan株式会社（以下、テスアムジャパン）の発行済み株式を双日株式会社（以下双日）が取得することで資本提携を行いました。

世界20か国、37拠点(2021年1月現在)に直営支店を持つことで、グローバル企業に一律にハイエンドなサービスを提供することができる企業グループのTES（https://www.tes-amm.com/）の日本支社であるテスアムジャパンは、昨今、日に日に重要度を増している環境・データセキュリティに特化したIT Asset（電子機器）Dispositionのプロフェッショナルサービスを提供しています。TESの世界基準のサービススキルと顧客満足の高いクオリティをもって、これまで数々の企業のIT Asset運用におけるブランドプロテクションに貢献しております。

双日を株主に迎えることで、これまでTESのサービスをお届けしきれなかった国内市場の更なる開拓を図り、日系企業のデータセキュリティ対策、リユース・リサイクルを通じた環境対策の向上に貢献することを目指すものです。

なおテスアムジャパンは、国内初となる「出張（オンサイト）型HDD/SSD/LTO（※1）破砕トラックサービス」を開始しました。データ漏えい対策の必要性の高まりを受け、既に展開している出張（オンサイト）サービスをより充実させ、お客様先でHDD、SSDやLTOなどのデータ記録メディアをお客様立ち合いの下、専用の破砕機を活用して粉々に破砕することができます。

詳しくはhttps://www.tes-ddrt.net/をご覧ください。

双日は、商品の売買、輸出入、製品の製造と販売、サービスの提供、国内外でのプロジェクトの計画と調整など、グローバルに幅広いビジネスに携わっています。双日はまた、自動車、航空宇宙、医療インフラ、エネルギー、鉱物資源、化学、農林資源、消費財、工業団地などのさまざまなセクターに投資しています。日本に本社を置く双日グループは、世界中に約400の子会社で構成されています。 

この投資は、TESの広範な能⼒基盤と、⾦属および包括的な資源リサイクル事業における双⽇の深い経験を組み合わせて、今後数⼗年で貴重な素材の供給源となれる商品の成果を開発および⾰新できることを意味します。双⽇はTESとの提携で、双⽇の広範なネットワークを通じ⽇本でのTESサービスを推進し、TESのリチウムイオン電池リサイクルおよび エネルギーストレージ事業を活⽤することができます。

TESの最⾼経営責任者であるゲイリースティールのコメント
「TESのミッションは、2030年までに10億キログラムのIT資産を安全、持続的にリユース・リサイクルすることにより、10年でその違いを⽣み出すことです。双⽇の経験とより持続可能な世界を実現するという共有ビジョンにより、双⽇はTESの理想的なパートナーになっています。双⽇の投資はそれを再確認し、⽇本の循環経済を推進する持続可能な技術ソリューションを提供するために双⽇と提携することに、これ以上の興奮はありえません。」

NavisのシニアパートナーであるJean-ChristopheMarti⽒のコメント
「TESは、東南アジア最⼤のプライベートエクイティ企業の1つであるNavis Capital Partnersによって⽀援されており、50億⽶ドル以上の資産が管理されています。今後、世界の製造業は、IoTデバイス、電気⾃動⾞、モビリティデバイスの急激な増加に起因する金属素材の不⾜に直⾯する可能性があります。双⽇のような先⾒の明のある企業はそれを理解しており、このパートナーシップは、TESプラットフォームを中⼼にグローバルなサステナビリティリーダーを構築するという当社の基本戦略を実現するためのもう1つのステップでもあります。」 

TES-AMM JAPAN株式会社について
詳しくはhttps://tes-amm-jp.com/をご覧ください。

※1 : HDD=ハードディスクドライブの略, SSD=ソリッドステートドライブの略, LTO=リニア テープ オープンの略