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館林市
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百年小麦ブランド化へ向けた挑戦がはじまる

コロナ禍でも絶やしてはいけない地元の食文化の継承~百年後へ小麦文化をつなぐために~

館林市

群馬県館林市では、邑楽館林産100%の小麦である「百年小麦」のブランド化に向けて歩みだした。
「百年小麦」は邑楽館林産100%の小麦を、館林で創業した日清製粉㈱の協力のもと製粉し、2017年に『麺のまち「うどんの里館林」振興会』が商品化したものである。
邑楽館林地域に百年以上続く麦の歴史と文化の素晴らしさを百年先まで続くことを願って「百年小麦」と名付けた。
この百年小麦を新たな館林の食のブランドとして位置付け、またブランド力を高める取組として、2019年には「百年小麦ブランド化委員会」を組織化した。主な構成団体は、麺のまち「うどんの里館林」振興会(うどん部会)、館林菓子工業組合(菓子部会)、たてラ倶楽部(ラーメン部会)となっており、各部会で、「百年小麦」を使用した新商品の開発、発売を進め、百年小麦のブランド化に向け取り組み始めている。
今年度は、新型コロナウイルスの影響もあり、様々なイベント等が中止又は延期となるなか、百年小麦の認知度向上に向け様々な事業を行ってきた。
1 クラウドファンディングによる百年小麦の発信

令和2年度事業では、新型コロナウイルス感染症により、当初予定していた「百年小麦の商品展開」の事業の実施が難しくなりました。そこで百年小麦ブランド化委員会では非接触型の販売戦略と百年小麦ブランドの向上を目指し、クラウドファンディングを通した百年小麦の魅力及び小麦文化の発信と共感作りを行ってきました。

館林市では「麺のまち「うどんの里館林」振興会」が主体となって地元の子どもたちが幼い頃から美味しいうどんに慣れ親しむ食育事業を2012年度から実施しています。しかし新型コロナウイルス感染症の拡大が会員店舗の経営を直撃したため、これまでの賛同店舗の会費による事業実施が困難となりました。そこで食育事業の継続を目指し、今年の1月8日~28日までクラウドファンディングで広くご支援を募ってきました。そして、目標額50万円に対してなんと達成率200%となる支援額100万円に到達。この結果には百年小麦ブランド委員会の委員も大変驚かされました。

このクラウドファンディングでは、何よりも「地域の食育事業を通じて子どもたちに小麦文化を伝えていきたい」という想いを最も大切にし、この想いを館林市民・地域外に伝えてきました。これが多くの方の共感を呼び成功につながったと考えています。

(クラウドファンディングHP)(クラウドファンディングHP)


クラウドファンディングの目標額達成を受け、3月8日・10日には市内の認定こども園で百年小麦を使用した百年饂飩(うどん)(百年小麦を30%以上使用したうどん)を振る舞いました。うどんを美味しそうに頬張る子どもたちの笑顔がとても印象的で、今後も館林の小麦文化、麦食文化を後世に伝えていきたいと考えています。










2 館林の小麦文化をシビックプライドに

クラウドファンディングによる食育事業も小麦文化を伝える大きな施策でしたが、それ以外にも子どもたちを巻き込んだ施策を展開し小麦文化を広める取組を行ってきました。その代表的な事例が、「給食導入」と「高校生との連携」です。

今年度、市内小中学校の給食に百年小麦を使用した百年饂飩が初めて提供されました。多くの児童生徒が「百年小麦」という存在を「知らない」という状況でしたが、地元産の百年小麦を味わう機会を提供することでシビックプライドを育み、また多くのメディアに取り上げられたことにより百年小麦の地域外への認知度が高まりました。

給食提供時に児童生徒を前に百年小麦や百年饂飩、小麦文化について百年小麦ブランド化委員会の委員が説明したことにより、味覚だけでなく聴覚からも百年小麦について知る機会となりました。

(R3.1.26 給食導入(小学校))(R3.1.26 給食導入(小学校))

 

 

(R3.1.29 給食導入(中学校))(R3.1.29 給食導入(中学校))

さらに地元の商工高校の生徒と百年小麦ブランド化委員会の委員が、小麦の播種や麦踏みを一緒に体験しました。これも市内では初めての取り組みで、生産から収穫までの過程を学ぶことで、百年小麦に対する愛着が一層高まりました。

(R2.12.1 小麦播種)(R2.12.1 小麦播種)

 

(R3.1.19 麦踏み)(R3.1.19 麦踏み)

一方で商工高校とタッグを組み、高校生の視点を取り入れて百年小麦を使った新たなメニューを考案したり、地元菓子店と協力して菓子の校内販売会を開催し大盛況となりました。「百年小麦の魅力や館林市の小麦文化を広く伝えていきたい」という地元高校生の気持ちが伝わってくる取組みが実施できたことが何よりの成果だと感じます。
 また、㈱ローソンとも連携し、百年小麦を使用したベーカリーを共同開発しました。関東甲信越のローソンでの販売にこぎつけたことで、多くの方に百年小麦を知っていただき、高校生と連携することで百年小麦のPRと小麦文化の浸透につながりました。

(R3.1.20 校内販売会)(R3.1.20 校内販売会)

 

(R3.2.23 ローソン販売)(R3.2.23 ローソン販売)












 

3 新たな商品開発

 新型コロナウイルスの影響で様々な活動が中止や延期となっているなか、百年小麦を使用した商品の開発も進みました。特に、ラーメン部会においては、館林のラーメン店16店舗で構成される「たてラ倶楽部」で新たに開発した百年小麦配合麺を各店自慢のスープで味わっていただき、“つるつる”で“もちもち”な百年小麦のポテンシャルを発揮したラーメンを堪能していただくというものです。

 こちらは、昨秋に百年小麦を使用した特製麺を1日限定で「たてラ倶楽部」4店によるイベントとして開催し、多くの方に召し上がっていただきました。これを受けて、ファンミーティングやキャンペーンを実施する予定でしたが、群馬県から飲食店の時短要請があったため開催を延期しているところですが、新型コロナウイルスの感染状況が終息次第、早い段階で開催したいと考えています。

(R2.11.15 「たてラ倶楽部」1日限定イベント)(R2.11.15 「たてラ倶楽部」1日限定イベント)


百年小麦ブランド化委員会のラーメン部会と菓子部会では、合同で「百年小麦尽くしのコースメニュー」の開発に着手しました。ラーメンに合うデザートについて、地元商工高校生徒の案から試作品が生まれ、菓子部会が試作を進めました。ラーメン店の持つ地域内外の誘客力を活用して、百年小麦を使ったデザートをお披露目することを企画していましたが、こちらも新型コロナウイルスにより、開催が見送りとなりました。今後、感染拡大が終息次第、実施したいと考えています。


4 今後の展開

百年小麦ブランド化委員会が組織化され、来年度で3年目を迎えます。1年目は、組織の体制づくりや商品開発に重点を置きました。2年目は、新型コロナウイルスの影響を受け、食育事業をはじめとした地域内での浸透を中心に事業展開することで足元を固めることに注力しました。

今後は、百年小麦単体の魅力の向上と百年小麦ブランド化委員会外へより広く展開することで、百年小麦の価値向上と文化醸成による地域の巻き込みを果たし、ブランド化へ向けた階段を着実に上り、地域内外に小麦文化及び粉食文化が浸透するように活動の充実化を図っていきたいと考えています。
そして館林出身の市民が日本全国どこにいても「私の出身地、館林の小麦は本当におすすめです!」と胸を張って言えるような文化を創り上げていけるようこれからも取り組みを進めていきます。

 

 

 

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群馬県館林市城町1番1号
電話番号
0276-72-4111
代表者名
須藤和臣
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未上場
資本金
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設立
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