【震災から10年 今だからこそ振り返る震災対策】東日本大震災の被災者1,082人に聞く!被災経験から得た教訓と災害への対策で重要なポイント

7割以上の被災者が、東日本大震災被災時に『停電』『断水』『燃料不足』に困ったと回答。

ENELL株式会社

ENELL株式会社(本社所在地:東京都港区、代表取締役:赤石 太郎)は、20代~60代の東日本大震災の被災者を対象に、「大震災の被害と水の確保」に関する調査【今だからこそ振り返る震災対策】を実施しました。
2月13日午後11時8分頃、福島県沖を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生し、宮城県蔵王町や福島県相馬市などで震度6強を観測しました。
この地震により、大規模な土砂崩れや水道管の破損による断水などの被害が出ています。

2021年は、死者6,434人を出した阪神・淡路大震災から26年となりました。
そして、死者1万5,000人以上、行方不明者2,000人以上という甚大な被害をもたらした東日本大震災から10年となります。

また、30年以内に70%以上の確率で発生すると想定されている南海トラフ地震では、これらの大震災を上回る被害が想定されています。

災害大国と言われている日本で暮らす以上、常に災害への対策を念頭に置いておく必要がありますが、みなさんは日頃からどのような対策を講じていますか?

東日本大震災で被災した方は、被災当時どのようなことに困り、その教訓からどのような対策を講じているのでしょうか。
特に、人間が生きていく上で欠かせない「飲み水」の確保は、どのように行えばいいのでしょうか。

そこで今回、空気から無限の水を創る究極のハイブリッドサーバー『無限水』https://mugensui.jp/)を展開するENELL株式会社は、20代~60代の東日本大震災の被災者を対象に、「大震災の被害と水の確保」に関する調査【今だからこそ振り返る震災対策】を実施しました。
 
  • 東日本大震災の被災者が経験した被害


まずは、東日本大震災で経験した被害について伺いました。

「東日本大震災時に経験(体験)した被害(事象)を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、
『家屋・建物などの倒壊(全壊・半壊を含む)(66.5%)』という回答が最も多く、次いで『津波(14.6%)』『原子力事故(14.6%)』『地盤沈下(10.2%)』『地割れ・断層(10.2%)』と続きました。

震災時の地震(東北地方太平洋沖地震)の規模は、マグニチュード9.0という日本の観測史上最大規模の巨大地震であったため、宮城県栗原市で最大震度7を、東日本の非常に広い範囲で震度5弱以上の強い地震を観測し、従来の想定を超える高さの津波が太平洋沿岸で観測されました。
そのため、非常に多くの方が甚大な被害に遭われたことを再認識させる結果となりました。

■以降の結果
『交通網遮断(孤立化)(9.7%)』『液状化(3.9%)』『火災(2.6%)』『河川の氾濫(2.6%)』『土砂災害(2.2%)』『ダムの決壊(0.6%)』

続いて、二次災害で経験した被害について伺いました。

「二次災害で経験した項目を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、
『震度5以上の強い余震(91.1%)』という回答が最も多く、次いで『地割れ・断層(8.6%)』『津波(6.2%)』『液状化現象(2.4%)』『土砂災害(2.4%)』と続きました。

東北地方太平洋沖地震は、本震発生後も大規模な余震や誘発地震が幾度となく発生しました。
そのため、実に9割以上の方が震度5以上の強い余震を経験なさったことが分かりました。

冒頭で述べた2月13日の地震も、気象庁は東北地方太平洋沖地震の余震であると推定しています。
10年前の地震が未曽有の規模の超巨大地震であったことを改めて思い知らされます。

■以降の結果
『崖崩れ(2.2%)』『河川の氾濫・決壊(1.9%)』『地滑り(1.8%)』『火災(1.6%)』『洪水(1.3%)』『高潮(1.0%)』『土石流(0.9%)』
 
  • 被災時に困ったこととは


甚大な被害をもたらした東日本大震災ですが、被災者の方々は、被災当時特に困ったこととは何だったのでしょうか。

そこで、「被災した際、どのようなことに困りましたか?(複数回答可)」と質問したところ、
『停電(77.9%)』という回答が最も多く、次いで『断水(76.1%)』『燃料不足(ガソリン、軽油、灯油など)(74.0%)』『食料品の不足(64.5%)』『電話回線の遮断(46.7%)』『ガスの停止(プロパンガスを含む)(46.4%)』と続きました。

『停電』『断水』『燃料不足』という回答がいずれも7割を超え、電気や水道などのいわゆる「ライフライン」の寸断によって、非常に多くの方が困難な状況に陥ったこと、また、特に大きな被害が発生した岩手県・宮城県・福島県では、自家用車が「生活の足」となっていたり、石油暖房を使っていたりする方も多いため、燃料不足も深刻な問題となったことが伺えます。

■以降の結果
『交通網の遮断(公共交通機関の運転見合わせ、道路の通行止めなど)(44.8%)』『寒さ対策(44.2%)』『インターネット回線の遮断(37.8%)』『避難場所の確保(12.9%)』『避難所でのプライバシー確保(10.9%)』

特に困ったことについて、具体的に伺ったところ、以下のような回答が寄せられました。

■被災時に特に困ったこととは…?
・電気、ガス、水道の復旧までにかなり時間がかかったこと。当時、雪が降るくらい寒かったため厳しい状況でした(20代/女性/宮城県)
・乳児がいたのですが、断水で1週間近く水が出なかったので、ミルクを作るために給水所まで水を汲みに行かなくてはいけなかったこと(30代/女性/福島県)
・飲料水を家族分、確保することが出来ず、給水車情報を得るために奮闘した(40代/女性/宮城県)
・断水でトイレが流せない(40代/男性/岩手県)
・水(飲料用、トイレ、洗髪、入浴全ての用途)(50代/男性/宮城県)

ライフラインの寸断は、想像を遥かに超える苦難に陥ることを思い知らされる回答が多数寄せられました。
 
  • 電気の復旧までに要した時間とは


先の質問では、震災時の停電、断水で困った方が7割以上という結果になりましたが、電気、水道それぞれが復旧するまでどのくらいの時間を要したのでしょうか。
まずは電気の復旧までに要した時間を伺いました。

「震災時に電気の復旧までにかかった時間を教えてください」と質問したところ、
『4日~7日(31.2%)』という回答が最も多く、次いで『1日~3日(28.1%)』『8日~14日(17.0%)』『15日~1ヶ月(13.3%)』『2ヶ月~3ヶ月(3.5%)』と続きました。

当然ながら地域によって差があったと思いますが、概ね1週間程度で電気は復旧したところが多いようです。

■以降の結果
『1日未満(3.1%)』『帰還困難区域・災害危険区域などに指定されたため、転居を余儀なくされたので不明(2.8%)』『4ヶ月以上(1.0%)』
 
  • 水道の復旧は電気よりもさらに時間を要する


では、水道の復旧までに要した時間はどれくらいだったのでしょうか。

続いて、「震災時に水道の復旧までにかかった時間を教えてください」と質問したところ、
『4日~7日(30.4%)』という回答が最も多く、次いで『15日~1ヶ月(23.7%)』『8日~14日(19.1%)』『1日~3日(13.6%)』『2ヶ月~3ヶ月(6.5%)』と続きました。

『4日~7日』という回答が最も多かったのは電気と同様でしたが、電気では次点に『1日~3日』と続いた一方で、水道は『15日~1ヶ月』という結果となり、水道の復旧は電気よりも多くの時間を要したことが分かりました。
先の質問では、被災時に特に水に困ったという方が多数いらっしゃいましたが、復旧までに時間がかかったことも大きな要因と言えそうです。

■以降の結果
『1日未満(3.1%)』『帰還困難区域・災害危険区域などに指定されたため、転居を余儀なくされたので不明(2.7%)』『4ヶ月以上(0.9%)』
 
  • 被災時の“飲み水”の確保について


震災による断水からの復旧には、電気のそれよりも時間を要したことが分かりましたが、では、その間被災者の方々は「飲み水」をどのようにして確保していたのでしょうか。

そこで、「 被災時はどのようにして飲み水の確保をしましたか?(複数回答可)」と質問したところ、
『給水車に汲みに行った(50.2%)』という回答が最も多く、次いで『災害用に備蓄していた(30.0%)』『ボトルウォーターの配給(18.3%)』『井戸水や河川水などを煮沸・浄化した(10.5%)』『雨水や雪解け水を煮沸・浄化した(2.5%)』と続きました。

半数以上の方が、自衛隊や自治体などからの給水車が、飲み水確保の“命綱”だったようです。

また、被災時の飲み水確保で大変だったことを伺ったところ、以下のような回答が寄せられました。

■被災時の飲み水確保で大変だったこととは…?
・どこに行けば確保できるのか、把握するのが大変だった(30代/女性/宮城県)
・入れ物が配給されて助かったけれど、数日間暮らすには運んだり、量を確保するのが大変だった。配給所までも遠かったし、メルトダウンを知らされず屋外で並んでいた(40代/女性/福島県)
・並んで2時間待ち。1回で汲める量も限られていた(40代/男性/福島県)
・いつ復旧するかわからないため、持っている水も我慢して使えない状態だった(50代/男性/宮城県)
・並んで順番を待つのが寒くて大変で、重いから車が必要だがガソリンを使いたくないので持って帰るのが大変だった(50代/女性/岩手県)

災害時の飲み水の確保がいかに大変かがよく分かる、貴重な回答が多数寄せられました。
 
  • 【経験者だから言える!】今後の災害に備えた対策のポイントとは


では、被災した方々は、震災という大規模災害の経験を踏まえ、どのような災害対策をなさっているのでしょうか。

そこで、「今後の災害に備えて対策していることを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、
『食料を備蓄しておく(76.9%)』という回答が最も多く、次いで『飲料水を備蓄しておく(76.0%)』『日用品を備蓄しておく(60.2%)』『寒さ対策・暑さ対策ができるものを用意しておく(45.6%)』『非常用電源(蓄電器含む)を備蓄しておく(42.1%)』と続きました。

いざという時のために、日頃から食料、飲料水、日用品、そして寒さ対策・暑さ対策ができるものを用意している方が多いようです。

■以降の結果
『災害用持ち出しバッグを用意しておく(35.3%)』『家族・親族の安否確認方法を決めておく(34.4%)』『避難場所・避難経路を覚えておく(31.0%)』

被災した経験を踏まえて見えた、災害対策で特に重要なポイントとは何なのでしょうか。

続いて、「災害対策で特に重要だと思うポイントを具体的に教えてください」と質問したところ、以下のような回答が寄せられました。

■被災したから分かる“災害対策で特に重要なポイント”とは…?
・水の確保。災害時の断水は割とよくあることが分かったので、地震が起きた後はすぐヤカンやペットボトル、バスタブなどに水を溜めておくようにしている(20代/女性/福島県)
・家族皆が災害時の対応を共有し、日頃から飲料水や食料品を多めに備蓄しておくこと(30代/女性/福島県)
・最低限の水と食料の備蓄。モバイルバッテリーの準備。ガソリンは常に満タンを維持(40代/男性/宮城県)
・水と食料品の確保が一番大切だと痛感しました(60代/男性/福島県)
・食料品も大事だがトイレやプライベートの確保も必要だと思う(60代/男性/宮城県)

災害はいつどこで発生するか分かりません。
東日本大震災の被災者の方々が得た教訓を参考に、みなさんも、今後の災害に備えた対策を講じておきましょう。
 
  • いざという時のために、日頃から対策を講じておきましょう
今回の調査で、東日本大震災の被災者の経験や、その経験によって得た教訓について改めて聞くことができました。

停電や断水など、ライフラインが寸断されると、1日1日を乗り越えていくこと自体が非常に困難であることをお分かりいただけたと思います。

震災から10年が経ち、災害への意識が薄れてしまっている方もいるかもしれません。
しかし、災害は今後も必ず襲ってきます。

東日本大震災のような大規模災害時は、電気や水道が復旧するまでに長い時間を要します。
物資が不足する中でも、ある程度の日数を過ごせるよう、日頃から飲料水や食料を備蓄しておくことが非常に重要です。

もし、現状何も備蓄していないという方は、被災者の方々の対策を参考に、飲料水をはじめ、食料や日用品などを備蓄するなど、有事の際にもある程度対応できるよう、今日からでも対策を講じてください。
 
  • 【災害はいつ発生してもおかしくない!】水の確保は“備蓄”から“その場で創る”ステージに突入!


ENELL株式会社が提供するハイブリッドサーバー『無限水』https://mugensui.jp/)は、空気から無限にミネラルウォーターを創り続ける、特許取得済の“究極のハイブリッドサーバー”です。

今回の調査結果からも、災害時の水の確保がいかに重要であるかが分かりました。
万が一の時に備えて、日頃から水を確保しておく必要がありますが、確保できる量には限界があるのも事実でしょう。
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調査概要:「大震災の被害と水の確保」に関する調査【今だからこそ振り返る震災対策】
【調査期間】2021年3月9日(火)~2021年3月10日(水)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,082人
【調査対象】20代~60代の東日本大震災の被災者
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

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会社概要

ENELL株式会社

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URL
https://mugensui.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都港区南麻布2-13-12 EM南麻布ビル3F
電話番号
03-5445-0490
代表者名
赤石太郎
上場
未上場
資本金
9100万円
設立
2018年12月