ジェリクルとメディコスヒラタ、下肢静脈瘤を含む血流障害及び血管疾患分野の体に負担の少ない治療法として、テトラゲル技術の実用化に向けた提携拡大

ゲルの注射だけという侵襲性の低い治療が可能に

テトラゲルを用いて医療に革新を起こす東京大学発のバイオベンチャー企業のジェリクル株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:増井 公祐、以下ジェリクル)は、医療機器業界に於いて100有余年の歴史を有し低侵襲医療の先駆者である株式会社メディコスヒラタ(本社:大阪府大阪市、代表取締役:平田 全孝、以下メディコスヒラタ)と両社の共同開発の枠組みを拡大し、血流障害及び血管疾患分野におけるテトラゲルの活用を目的とした共同開発契約を締結しましたので、お知らせ致します。


ジェリクルとメディコスヒラタは2021年2月に止血材領域における医療機器の開発における共同開発契約を締結し、開発を進めてまいりました。止血材領域の研究開発の進捗を鑑み、今回範囲を拡大して追加の共同開発契約を締結することとなりました。

今回の共同開発の拡大により、血流障害及び血管疾患分野まで範囲を広げて、ジェリクルのテトラゲルを用いた複数の医療機器の開発が可能になります。

血流障害及び血管疾患分野は多岐に渡り、下肢静脈瘤や大動脈解離が本共同開発の分野に含まれます。下肢静脈瘤は国内の患者が1000万人以上※1とされ、出産経験のある女性の2人に1人が発症する※2という身近な疾患です。しかし現存の治療法はいずれも侵襲性が高いという課題点があります。ジェリクルのテトラゲルを用いた下肢静脈瘤治療はゲルを打ち込むだけで治療するという侵襲性の低い治療を可能にします。2026年の薬事承認を目指し、共同開発を進めていきます。

※1:特定地域における40歳以上を対象とした調査(小西正光教授ら、2005年西予地区コホート研究)にて、約9%の割合で下肢静脈瘤が認められたことを、日本の全人口に換算した場合の推定値
※2:平井正文、牧篤彦、早川直和ら、妊娠と静脈瘤 静脈学: 255-261 (1997)
※侵襲性とは、医療において身体に及ぼす物理的負担や影響の大きさのことです。検査、治療、手術などにおいて、より侵襲性の低いものから検討していくのが主流です。

 【ジェリクルが抱えるテトラゲル技術について】
テトラゲル技術とは東京大学工学部の酒井崇匡教授が生み出した新しいゲル技術です。4分岐構造を持ち、お互いに反応する異なる末端を持つ2種類のポリマーを混ぜ合わせる事により、均一な網目構造を持ったゲルを作成することが可能です。

テトラゲルは均一な網目構造を有しているため、従来難しいと言われていたゲルの物性の制御を可能にし、ゲルにありとあらゆる物性を独立に付与することを可能にしました。これは酒井崇匡教授がテトラゲルを10年以上研究してきており、Science誌やNature Biomedical Engineering誌を始めとする国内外で100報以上の論文を発表してきた成果です。

このテトラゲルの特性により臨床現場で求められるあらゆるニーズに対応ができるため、ジェリクルでは多くの臨床医と共同研究を進めております。
今回の共同開発では、血流障害及び血管疾患分野での実用化を目的とした開発であり、私達はこの革新的技術を活用した医療製品をいち早く世の中に届けるために、医療に関わる多くの領域で、このテトラゲル技術を使って共同開発をする企業と今後もパートナーシップを構築していきます。
 


【ジェリクル株式会社の代表取締役の増井公祐からのコメント】
メディコスヒラタとテトラゲルを用いた取り組みをさらに拡大することができ、大変嬉しく思っております。下肢静脈瘤分野はメディコスヒラタが以前より参入していた領域です。領域のプロから見てもテトラゲルの優位性を感じて頂けたこと、これだけ早く領域を拡大する契約を頂けたことは技術に対する信頼度の現れだと考えております。今後更にスピードを上げ、プロダクトを患者さんにいち早く届けていきたいと考えております。

 【株式会社メディコスヒラタの代表取締役の平田全孝からのコメント】
この度、ジェリクルのテトラゲルを用いた共同開発範囲をさらに拡大したことは、メディコスヒラタが以前より参入している下肢静脈瘤治療を大きく進化させ、患者様に更に安全でやさしい医療の提供になると判断しました。この共同開発も弊社が進めている、先進的で低侵襲の医療を更に拡大し得るものであり、メディコスヒラタの社是である「医療の発展に貢献するという社会的使命」のもと、日本のみならず世界の医療現場に開発製品を迅速に供給するように努めてまいります。

 【ジェリクル株式会社とは】
ジェリクルは、増井が東京大学修士課程において研究したテトラゲル技術をコアテクノロジーとし、ハイドロゲルを用いて医療に革新を起こす「Find Better QOL with Hydrogels」をミッションとして、テトラゲルの開発者の東京大学工学部の酒井崇匡教授と共に2018年に設立されました。
ジェリクルのテトラゲルは従来から難しいと言われていたゲルの物性の制御を可能にし、このゲルを用いて東京大学の鄭雄一教授を始めとする20名を超えるアドバイザー医師と医療分野における研究開発を推進しています。

【株式会社メディコスヒラタとは】
創業100有余年のメディコスヒラタは、日本でいち早くカテーテルインターベンションに取り組み、低侵襲医療機器の輸入・製造・販売を通じ、日本の医療現場に安全・安心を提供する専門商社として歩んでまいりました。国内外の医療機器メーカーとの共同開発も積極的に推進し、下肢静脈瘤分野においても先進医療をお届けする使命のもと、創業以来変わらぬベンチャースピリットを抱き取り組んでいます。

 【ジェリクル株式会社の会社概要】
会社名:ジェリクル株式会社 / Gellycle Co., Ltd.
所在地:東京都文京区本郷3丁目38番1号さかえビル2F
代表者:増井 公祐
設立:2018年8月1日
URL:http://gellycle.com/
事業内容:テトラハイドロゲルを利用した医療機器・再生医療の研究開発

【株式会社メディコスヒラタの会社概要】
会社名:株式会社メディコスヒラタ / Medico's Hirata Inc.
所在地:大阪府大阪市西区江戸堀3丁目4番3号
代表者:平田 全孝
設立:1918年(大正7年)1月
URL:http://www.medicos-hirata.co.jp/

【技術についての詳細や技術活用を希望される企業様のお問い合わせ先】
ジェリクル株式会社 営業担当
e-mail:sales@gellycle.com

【報道のお問い合わせ先】
ジェリクル株式会社 広報担当
e-mail:pr@gellycle.com

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