地元のエシカルフードを使って地産外商に挑戦
産学連携・高大連携による瀬戸内スイーツブランドづくり
<概要>
2019 年 11 月から株式会社朝日通商(所在地:香川県高松市、代表:後藤耕司)では、瀬戸内グローカルラボを立ち上げ、「瀬戸内の豊かな日常をアジアへ(地産外商)」をコンセプトとして、国内外へ販路拡大を目指すビジネスコミュニティを運営しています。この度、瀬戸内エリアの生産者・企業・学校をつなぎ、瀬戸内スイーツブランドづくりのキックオフを5月7日16時から、坂出第一高等学校にて開催します。
<いきさつ>
多くの日本の農産物は他国や他地域の同様の製品と競合しており、差別化が難しい状況にあります。そのため、美味しさや見た目に加えて、どのような付加価値が必要なのかを生産者も作り手も運び手も一緒に考え、持続可能なサプライチェーンを構築する必要があります。
朝日通商では、2024年問題に備え、産地からスピーディーに、かつ人権にも環境にも配慮しながら運ぶリレー輸送を確立しています。
そこで、地域にも環境にも人にも配慮したエシカルフードを扱っている瀬戸内エリアの生産者や企業と、作り手をつなぎ、新しい瀬戸内スイーツブランドづくりに挑戦する運びになりました。
多くのご当地ものは、都道府県市町村ごとに細分化されたエリアでつくられていることが多いですが、国内外に広く知られている地域ブランドとしての瀬戸内を活用し、中四国連携の越境型ブランドに挑戦します。
参加者は、徳島の卵のソムリエとしてメディアでも頻繁に取り上げられている株式会社小林ゴールドエッグ(所在地:徳島県徳島市、代表:小林真作)、ユニークなお米の利活用で知られるくりや株式会社(所在地:香川県さぬき市、代表:德永真悟)、地域密着の洋菓子店「菓子工房ルーヴ」を運営する株式会社ルーヴ(所在地:香川県高松市、代表:野崎幸三)、岡山のIPU環太平洋大学でブランド戦略論を教える経済経営学部 現代経営学科 特任準教授 扇野睦巳と現代経営学科3年の扇野ゼミメンバー5名。
作り手は、坂出第一高等学校食物科で学ぶ1年生から3年生の生徒約10名で、運び手の物流会社が主催する産学連携、高大連携の6次産業化の取組は中四国初となります。
<この取り組みによって解決する社会課題>
日本の農業生産者の多くは高齢化しており、若い世代の参入が進んでいません。これにより労働力が不足し、生産性の低下や作業の遅れが生じています。また、農地の縮小や分断が進行しており、大規模な農地の維持や経営が難しくなっています。これにより生産効率が低下し、生産者の収入が圧迫されています。マーケティングやブランディングの知識の欠如も価格競争に巻き込まれ、持続不可能に陥ってしまいます。若い世代の関心を高めるためにも、瀬戸内グローカルラボを通じて世代とエリアを超えた交流と知識を共有し、一次産業と地元経済の活性化を推進していきます。
<地元生産者・企業と高大連携キックオフ概要>
開催日時:5 月 7 日火曜日 16 時~18時
開催場所:坂出第一高等学校
住所:〒762-0032 香川県坂出市駒止町2丁目1−3
会費:無料
参加方法:下記メールと電話にて受付
お問合せ先:株式会社朝日通商 取締役相談役 荒井実加(あらいみか)
TEL:090-1572-0790 E-mail:arai@tsuushou.co.jp
<スケジュール>
16時開始
●今回の趣旨と朝日通商が運営している瀬戸内グローカルラボの活動について説明
●参加者自己紹介
●株式会社小林ゴールドエッグ 小林社長より卵のプレゼン
●くりや株式会社 德永社長よりお米(エシカル玄米)のプレゼン
●その他産地の方のプレゼン
●質疑応答は適宜
●参加者ディスカッション
18時終了
<今後の展開>
今回のアイデアを産学連携・高大連携で形にした商品のプレゼン及び試食会を開催
日時:6月7日金曜日 16時~18時
場所:坂出第一高等学校