Synflux株式会社が、ロビン・リンチとのコラボレーションによるNFTコレクション記念イベントを開催。バーチャルファッションへ本格参入、ロンドンファッションウィークでの商品展開も
施井泰平氏(スタートバーン株式会社)、永井幸輔氏(弁護士/株式会社メルコイン)、藤嶋陽子氏(ファッション研究)らがオンライン登壇。NFT、ブロックチェーン、メタヴァースとファッションについて議論
2021年10月1日(金)19時より、Synflux株式会社とロビン・リンチによるNFTコレクション「Atlas of Memory」のローンチ記念イベントを開催いたします。
ロンドンファッションウィークに参加するストリートファッションブランド・ロビンリンチ、ファッション界のノーベル賞とも呼ばれるH&Mファンデーション主催グローバル・チェンジ・アワードを日本初受賞したスペキュラティヴファッションラボラトリ・SynfluxのコラボレーションによるNFTコレクションを2021年10月1日に発表いたします。
コレクション発表を記念し、施井泰平氏(スタートバーン株式会社)、永井幸輔氏(弁護士/株式会社メルコイン)、藤嶋陽子氏(ファッション研究)らが登壇するオンライントークイベントを開催いたします。NFT、ブロックチェーン、メタヴァースなど、新しいファッション文化とテクノロジーの可能性について議論します。
コレクション全体は、無数のイメージコラージュと映像作品によって構成され、Synfluxが応用する人工知能と3Dアニメーションを用いて制作された4つの映像が、ブロックチェーン上で発行・取引されるNFT作品(非代替性トークン)として展開されます。
ブロックチェーンの仕組みとして、スタートバーン株式会社による「Startrail」が応用されており、計算処理の最適化によって環境負荷を最低限にしつつ、ブロックチェーン管理による作品の来歴管理などを可能にしています。
また、2社の一連の実験的な製品開発に対しては、big株式会社がビジネス戦略の観点からサポートしています。
▼詳細は10月1日のイベントで公開の特設サイトをご覧ください▼
さらに、2022年秋冬ロンドン・ファッションウィークでは、今回の続編となる製品の発売を予定しています。Synflux株式会社は、本企画を契機として、制作や販売の現場がますます仮想空間へ移行している今日のファッション・アパレル産業動向を踏まえ、バーチャルファッションのためのサービスやツールを提案していく予定です。
▼NFTとは
NFT(Non-Fungible Token)とは非代替性トークンと訳され、代替が不可能なブロックチェーン上で発行された、偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータを意味する。デジタル上での資産の鑑定書や所有証明書としての役割を持っており、デジタルアートやバーチャルファッションの分野でも応用が期待され始めている。
イベント詳細
クリプトファッションの胎動とNFTプラットフォームの現在形
────記号消費から暗号的信頼の分散型創作圏へ
施井泰平+永井幸輔+藤嶋陽子+川崎和也
▼基本情報
日時:2021年10月1日 19:00-21:00
当イベントはウェビナー機能を通したYoutube配信を予定しています。Peatixを通して予約していただいた方のみに当日配信URLをメールからお送りいたします。予約していただいた方のみの限定公開とし、アーカイブの公開は1週間限定の予定です。事前のPeatixのご予約をお願いいたします。
▼参加受付はこちら▼
https://synflux-wwff-01.peatix.com
▼プログラム
19:00-19:10(10分) イントロダクション
19:10-19:25(15分) 川崎和也プレゼンテーション
19:25-19:40(15分) 施井泰平氏プレゼンテーション
19:40-19:50(10分) 休憩
19:50-20:05(15分) 永井幸輔氏プレゼンテーション
20:05-20:20(15分) 藤嶋陽子氏プレゼンテーション
20:20-20:40(20分) 施井氏、永井氏、藤嶋氏、川崎によるディスカッション
20:40-20:55(15分) 質疑応答
20:55-21:00(5分) クロージング
▼登壇者略歴
施井泰平(しい・たいへい)
スタートバーン株式会社 代表取締役。株式会社アートビート 代表取締役
1977年生まれ。少年期をアメリカで過ごす。東京大学大学院学際情報学府修了。2001年に多摩美術大学絵画科油画専攻卒業後、美術家として「インターネットの時代のアート」をテーマに制作、現在もギャラリーや美術館で展示を重ねる。2006年よりスタートバーンを構想、その後日米で特許を取得。大学院在学中に起業し現在に至る。2021年に株式会社アートビート代表取締役就任。講演やトークイベントにも多数登壇
永井幸輔(ながい・こうすけ)
弁護士|株式会社メルコイン|特定非営利活動法人コモンスフィア(Creative Commons Japan)理事|Arts and Law
株式会社メルコインにて、NFTに関する新規事業開発を担当。また弁護士として、美術・演劇・ファッション・出版・映画・音楽などの文化芸術とインターネットの交錯する領域を中心に、クリエイティブに関わる人々への法務アドバイスを広く提供している。執筆・編集に『ファッションは更新できるのか?会議 人と服と社会のプロセス・イノベーションを夢想する』(共編著)、「自分ごとの著作権。」(『月刊MdN』2016年1月号)、「デザイナーのための著作権と法律講座」(『月刊MdN』MdN、共同担当)、「法は創造性をつぶすのか」(『広告』2013年5月号)等。
藤嶋陽子(ふじしま・ようこ)
株式会社ZOZOテクノロジーズ所属。1988年生まれ。東京大学文学部卒業後、ロンドン芸術大学セントラルセントマーチンズにてファッションデザインを学ぶ。2016年に東京大学学際情報学府修士課程を修了。現在、同大学院博士課程に在籍、理化学研究所革新知能統合研究センターのパートタイム研究員も兼務。2019年にZOZO研究所に入所。専門は文化社会学、ファッション研究。
川崎和也(かわさき・かずや)
Synflux株式会社 代表取締役CEO
スペキュラティヴ・ファッションデザイナー/デザインリサーチャー
1991年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科エクスデザインプログラム修士課程修了(デザイン)、現在同後期博士課程。主な受賞に、H&Mファンデーション グローバルチェンジアワード特別賞、文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品選出、Dezeen Design Award Longlist、STARTS PRIZE、Wired Creative Hack Award、YouFab Global Creative Awardなど。オランダ・ダッチデザインウィーク/南アフリカ・デザインインダバ招待作家。編著書に『SPECULATIONS 人間中心主義のデザインをこえて』(ビー・エヌ・エヌ, 2019)がある。
▼イベント内容
NFT/クリプトアートがファッション産業においても熱を帯び始めています。グッチやルイヴィトンをはじめとしたラグジュアリーブランドからアイタースロープなどのストリートブランドのNFT作品出品は記憶に新しく、3D CGを駆使したバーチャルファッションへの取り組みがを専門とするファッションスタジオThe Fabricantの活躍も注目すべきトピックです。パンデミックをきっかけとして、メタヴァースでの生活/消費活動へとトランジションしうるバーチャルファッション文化が花開き、ストリートからスクリーンウェアへといった様相を呈してきています。
こうしたバーチャルファッションの勃興やクリプト/NFTの創造性は、これからのファッション文化にどのような影響を与えるのでしょうか? 物質化された記号消費としてではなく、暗号的信頼を備えた脱物質化されたファッションの「愉しみかた」はどのように私たちの生活に根ざしていくのでしょうか? そして、その背景にあるサービスやシステム、法律などはどのように駆動しているのでしょうか?今回のトークイベントには、ブロックチェーンを活用した新しいアート流通・評価のインフラ構築を目指すスタートバーンの代表取締役であり美術家の施井泰平さん、NFTやファッションローにも詳しい弁護士の永井幸輔さん、バーチャルファッションやファッション関連の技術動向に造詣が深く、文化社会学や産業論の観点からファッションの実践的研究に従事するファッション研究者の藤嶋陽子さんをお招きし、ファッションとクリプト、NFTの可能性について議論します。
作家プロフィール
Robyn Lynch https://www.robynlynch.co.uk/
Robyn Lynch (ロビン・リンチ)は、アイルランド出身、現在ロンドンを拠点にメンズウェアを中心に展開する、28歳若手デザイナー。出身地アイルランドの伝統アランニットを用い、スポーツウェアからインスピレーションを得つつ、複数の素材とのハイブリッドに仕立て、モダンなデザインを展開。2019年、初代big design awardにてグランプリに選出。2020年10月には、Tokyo Rakuten Fashion Weekにて、ビデオプレゼンテーションを発表。
Synflux https://www.synflux.io/
Synfluxは、ファッションデザイナー、機械学習エンジニア、ウェブデザイナー、デザインリサーチャー、建築家、サービスデザイナーからなるスペキュラティヴファッション・ラボラトリです。研究と実践、表現と実装、試作と思索、テクノロジーとクラフトといった一見相反する概念をクロスオーバーさせ、次代のファッションをつくりだす、思索的デザイン集団として活動しています。Synfluxは、国際的なアワードコンペティションであるH&Mグローバルチェンジアワードの受賞をきっかけに、2019年に創業されました。それ以来、ロンドン、バーゼル、ケープタウン、ジョグジャカルタ、金沢、東京など、多様な都市での展覧会やアカデミックカンファレンスに参加し、作品・研究発表を行なってきました。他にも、グローバルIT企業やファッション・アパレルブランドとのR&D、新商品開発や、大学や研究機関との共同研究などの事業を進めています。
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