学校向けテーマパーク経営体験ボードゲーム授業「アッパーランド」展開開始
生徒や学生が経営者! 対話的・主体的な深い学びで起業家精神が身に付く授業を、神戸市立布引中学校にてテスト実施。参加生徒の約9割が「新しい発見があった」「考えが広がった」と回答
レジャーコンダクター® 杉崎聡紀は、学校向けテーマパーク経営体験ボードゲーム授業「アッパーランド」を2022年1月15日よりサービス開始いたします。「アッパーランド」は、生徒や学生に馴染みの深いテーマパークを“遊びに行く場所”から“学びの場”に視点を変えた全く新しい教育ツールです。テーマパークのプロが経験談を話すという座学・講義スタイルではなく、生徒や学生自らが経営者としてテーマパークを運営するという体験型授業を実施します。
授業では、ゲームならではのワクワク・ドキドキ感を持ちながら、テーマパークの“リアル”な経営体験に挑戦。
「対話」「他者との協同」「課題の発見や解決」といった要素が含まれていることから、新学習指導要領でも謳われている「主体的・対話的で深い学び」(いわゆる、 アクティブ・ラーニング)の実現が図れると考えています。
2021年11月11日(木)・12日(金)神戸市立布引中学校にて実施したテスト授業のアンケート結果では、約9割の生徒が「新しい発見があった」「考えが広がった」と答えました※1。
※1・・・生徒数58名/「新しい発見があった」「考えが広がった」について、各5段階評価で5・4を選んだ生徒の合計割合
■「アッパーランド」とは
テーマパーク出身者が企画した完全オリジナルのボードゲームです。参加者である生徒・学生自身が、テーマパークの 再建にチャレンジする体験型のキャリア教育授業をパッケージで展開いたします。
<授業形式>レジャーコンダクター 杉崎聡紀が学校へ出向くオフラインでの実施
<対象>中学生以上を推奨
<授業時間>連続3コマ(約3時間)
<授業料(税込・交通費別)> 45名まで 49,500円 ・ 46〜90名99,000円 ・ 91名以上143,000円
※授業料は予告なく変更する場合があります
所要時間 | 内容 | |
導入 | 20分 | テーマパークの仕組み・概要・ルール説明 |
本編 | 110分 | ボードゲーム体験(詳細は「ボードゲーム概要」参照) |
振り返り | 20分 | まとめ・解説・振り返り |
<ボードゲーム概要>
・プレイ人数:1チーム6人まで、最大8チーム程度までを推奨
・体験する職種:経営、営業・マーケティング、人事、施設管理、運営・エンターテイメント、飲食・物販の6職種
・ミッション:赤字続きの業績を改善しテーマパークを存続させること。プレイ終了時の手持ち資金で評価が決まります。
・プレイ回数 :4回/1シーズンごとに1ターン(イベント→プラン→アクション→チェック)実施
※参加者の理解度に合わせて、最長12回までプレイを追加することが可能です。(追加費用なし)
・参考ページ: https://www.g-lecon.com/upperland/
<ボードゲームを通して体験すること・身につくこと>
- 教科の枠組みを超えて、長時間じっくり課題に取り組むことで、課題の解決に活用可能な、生きて働く知識を習得
- 仲間との話し合いを通して自己の考えを広げることで、いろいろな見方・考え方を知る
- 情報活用や問題発見、解決に必要な技能を見つけ、感じ、身につける
- 実社会同様に問いを見出し、自分で課題を立て、情報を収集し、整理・分析して、まとめ・表現できるようになる
■神戸市立布引中学校にてテスト授業実施
レジャーコンダクター 杉崎が、2021年11月11日(木)・12日(金)神戸市立布引中学校にて「アッパーランド」を用いたテスト授業を実施いたしました。同校は、キャリア教育授業に注力をしており、
外部の多様な経験や技能を持つ人材を「ゲストティーチャー」として招聘し、様々な学習プログラムに取り組んでいます。レジャーコンダクター 杉崎が、2018年から同校のキャリア教育授業に携わっていることから、今回の取り組みが実現いたしました。
授業後アンケートの結果、「新しい発見があった」「考えが広がった」と答えた生徒は約9割、「楽しかった」「またやってみたい」と答えた生徒は9割を超える結果となりました※2。
※2・・・生徒数58名/「新しい発見があった」「考えが広がった」「楽しかった」「またやってみたい」について、各5段階評価で5・4を選んだ生徒の合計割合
<テスト授業概要> 2年生のキャリア教育の一環として授業を実施しました。
1日目(3コマ):2年1・2組28名を4チームに分けて実施
2日目(3コマ):2年1・2組30名を5チームに分けて実施
<先生の感想コメントから(一部抜粋)>
- 問題解決をする為に、話し合いをしながら進めて行けることが良いと思いました。試行錯誤しながらも、何より楽しそうに活動していたのが印象的です。丁寧に説明していただいたので、生徒たちが声を掛け合いながら、楽しく取り組むことができていたと思います。
- テーマパークを運営するためには様々なチームが協力していかなければならないことを体験できるのが何よりもよかったです。どんな職業にも繋がっていくことだと感じました。難しさはありますが、だからこそ生徒同士で教え合って理解している部分もあったので、その点はよかったです。
<生徒の感想文から(一部抜粋)>
- 皆で意見を言うのは好きじゃないけど、今日は楽しく話し合いができたからよかったです
- やり方がわかると楽しくなってきて、もっとしたいと思いました。考える力がついて将来につながると思いました
- 集客やお金の上がり下がりなど、毎ターン予想外のことが起きて対処していくのがとても面白かったです
- 正解がないからこそ、奥が深くて面白かったです。人とお金の大切さを改めて知ったし、これからの自分たちの職業にも生きると思いました
- テーマパークの経営は作って、客を呼ぶだけだと思っていたけど、めっちゃ難しくて経営している人はすごいなぁと思った。またアッパーランドをする機会が欲しいです。
■「アッパーランド」開発秘話
開発に着手したのは2020年春。発案者であるテーマパークコンサルタントの清水群氏(株式会社スマイルガーディアン代表取締役)・ゲーム開発のプロである株式会社バンソウとともに、コロナウイルス感染拡大によって先が見通しにくい最中にスタートしました。テーマパーク出身者の共同開発だからこそ、中途半端な“リアル”ではなく、これまで自身が経験してきた良いこと・ちょっと苦しい体験を赤裸々に盛り込んだ内容にしたい。レジャーコンダクター 杉崎は、運営・エンターテイメント・物販・飲食を中心に、楽しそうなテーマパークの裏側で起こる“リアル”を表現するため、経験と知識を総動員して開発に携わりました。イラストはフリーイラストレーターの たかみまこと 氏に依頼し、学生や生徒が難しい課題や内容を楽しく取り組んでもらえるビジュアルに仕上がっています。
中学校学習指導要領解説「総合的な学習の時間編」にも記載されているとおり、これからの時代は「自分で課題を見つけ、情報を収集し、整理・分析して、まとめ・表現できる人」が求められています。レジャーコンダクター 杉崎は、このゲームを通して、そのために必要な決断力(=自分で決める)、交渉力(=自分からコミュニケーションを取る)、戦略思考(=自分で考える、進めていく)を実践してもらいたいと考えています。そして、この体験が自己を見つめるきっかけとなり、テーマパークへの就職やレジャー業界を担う仕事に興味を持つ人が増えたり、他の業界を目指す気づきを得たりする機会となれば幸いです。
面白く深い学びを提供できるこのゲームを使った授業は、テーマパークの楽しさと共にその裏に隠されたたくさんの仕掛けや苦労など、他では体験することができない唯一無二の内容です。レジャーコンダクター杉崎が経験談を話すだけでは伝えきれない「現場の“リアル”」をゲームを通してぜひ体感して欲しいと願っています。
■レジャーコンダクター® 杉崎聡紀
1978年1月生まれ、神奈川県出身。中学生の頃から“テーマパークのお兄さん”を目指し、多摩大学でレジャー産業について研究。2000年に合同会社ユー・エス・ジェイへ新卒1期生で入社。運営の面白さ・苦労をパーク開業前から19年間見つめてきたテーマパークの専門家。
2019年に独立・起業。レジャーコンダクターとしての活動をスタート。現在は、修学旅行事前学習・キャリア教育授業を中心に全国の小学校から大学まで幅広く授業・講演を実施。テーマパーク・遊園地専門家としてテレビ・ラジオにも出演。
“日本のレジャーを変えていく”その強い思いを持って、志高い人材を社会に送り出すために、学校教育事業に力を注いでいる。著書には「テーマパーク・アミューズメント事業 知っておきたい最新トレンドと成功の秘訣」(セルバ出版)がある。
■リリースのPDFダウンロード
https://prtimes.jp/a/?f=d81355-20211208-9d1ce050ba4595b0fe601dc59d69a689.pdf
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