サイバーダイングループと資本業務提携のお知らせ

カノンキュア株式会社 第三者割当増資等

 カノンキュア株式会社(本社: 鳥取県米子市、代表取締役: 堀川武晴、以下「当社」)は、現在有効な治療法のない非代償性肝硬変を対象とする肝疾患治療用細胞シートの実用化に取り組んでおりますが、今般、CYBERDYNE株式会社(本社: 茨城県つくば市、代表取締役社長: 山海嘉之、以下「サイバーダイン社」)と同社子会社の運営するCEJファンド(サイバニクス・エクセレンス・ジャパン 1 号投資事業有限責任組合)を引受先とする第三者割当増資等の1stクローズを完了しましたことをお知らせいたします。今回、条件付きで最大5億円の資金調達により、細胞シート製造の技術移管、非臨床試験、及び臨床試験(治験)準備を加速させ、2022年度中の臨床試験開始を目指します。

 当社の再生医療事業につきましては、本件資金調達に加えて、サイバーダイン社の強力なサポートを頂きます。当社の技術とサイバーダイン社の知見・ネットワークを活用することにより、臨床試験への準備を加速させ、肝疾患治療用細胞シートの実用化を進め、多くの患者様の治療に貢献できるよう、取り組んでまいります。
【資金調達の目的・背景】
 肝硬変患者数は我が国で約130,000人と推定されますが、有効な治療法がありません。肝移植の適応患者数は年間約2,500人ですが、ドナー不足のため肝移植を受けられる方は年間で約500例に過ぎず、肝硬変による死亡者数は年間約17,000人に上ります。そこで、鳥取大学医学部遺伝子医療学分野の汐田剛史教授らは、生体内にある間葉系幹細胞を利用し、独自に開発した低分子薬IC-2により肝細胞化させ、細胞シートとして移植する、肝疾患治療用細胞シートを開発しました。本細胞シートは、肝表面に貼り付けることで、肝硬変の線維成分を著明に減少させ、肝臓の再生を推進します。また、肝硬変は肝細胞癌の発生母地であるため、本細胞シートの移植が肝硬変の有効な治療法となるのみでなく、肝細胞癌の発生を抑える効果も期待されます。当社では、この技術を一日でも早く、安全かつ有効に患者様にご提供できるよう、数年以内の臨床試験開始を目指して研究開発に邁進してきましたが、そのために必要な技術開発及び技術移管と非臨床試験の目途が立ったことから、本細胞シートの実用化を加速させるために今回の資金調達を実施いたしました。


                      肝疾患治療用細胞シート作成の概要


      
【サイバーダイン社 山海社長のコメント】
 多くの成人・高齢者が罹患する可能性がある脂肪肝などの慢性的肝疾患は、肝硬変、肝臓癌へと発展する危険な疾患です。一旦、肝硬変になると、治療法が無いとされてきました。カノンキュア社は、肝硬変の線維成分を著明に減少させることができる肝疾患治療用細胞シートの開発に成功し、肝臓の再生を促進し肝硬変の治療を実用化し事業化しようとしています。非常に革新的で価値ある取り組みであり、サイバーダイン社との事業シナジーも良いと判断しました。細胞培養から手術・治療管理、予後管理に至るまで、当社技術をフル駆使することで、カノンキュア社の事業を全方位から支援することに致しました。羽田空港に面する川崎市殿町キングスカイフロントに建設されるサイバーダイン社の医療・バイオ系イノベーションベースを活用することで、更なる加速も期待できます。活躍を期待しています。


【当社概要】
会社名:カノンキュア株式会社
代表者:堀川 武晴
設立年:2016年4月
HP:https://kanoncure.com/
所在地:鳥取県米子市西町86番地 鳥取大学医学部内


■ 本件に関するお問合せ先
カノンキュア株式会社 info@kanoncure.com


 
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