分光分析を用いた調剤支援装置の開発を行うウィズレイがコンバーティブル・エクイティ型新株予約権の発行による資金調達を実施
株式会社ウィズレイ(本社:岡山県岡山市、代表取締役:森山 圭、以下「ウィズレイ」)は、浜松ホトニクス株式会社、HOXIN株式会社、瀬戸内Startups 1号投資事業有限責任組合を引受先とするコンバーティブル・エクイティ(CE)型新株予約権発行による資金調達を実施しました。
■資金調達概要
この度、ウィズレイはCE型新株予約権の発行により資金調達を実施しました。調達した資金は、開発中の一包化散薬鑑査支援装置「コナミルPLUS」の市場投入準備と販売促進の目的に投資します。また、「コナミルPLUS」に続く調剤支援装置の研究開発および市場調査にも投資します。ウィズレイは、分光分析を用いた様々な調剤支援装置を病院、薬局を対象に展開していくことで、薬剤師が対物業務から解放され、対人業務に集中できる環境の構築を加速させます。なお現在、後続の資金調達ラウンドの準備も進めています。■資金調達の背景と目的
2015年に厚生労働省により策定された「患者のための薬局ビジョン」において「薬剤師は対物業務から対人業務へ」という方向性が示されて以降、薬剤師の対物業務を軽減できる様々な調剤支援装置あるいは調剤支援システムが開発されています。ウィズレイでは近赤外分光法やラマン分光法をベースとした独自の薬剤判別手法を開発しており、これを応用して薬剤師の対物業務を軽減できる調剤支援装置の研究開発を行っています。ウィズレイの最初の製品として、一包化された散薬(粉薬)が処方箋通りの内容になっているかを、近赤外分光法を用いた非破壊検査によって判別する一包化散薬鑑査支援装置「コナミルPLUS」が、現在市場投入に向けた開発段階にあります。この「コナミルPLUS」の市場投入までの開発を加速させ、また市場投入後の製品周知、販路拡大を効率的に進めるため、今回の資金調達に踏み切りました。
■今後の展開
病院、薬局での薬剤師業務において、分光分析学的手法はほとんど活用されていないのが現状です。ウィズレイでは、分光分析によって軽減される薬剤師の対物業務は未だ多く残されていると考えており、今後も分光分析による薬剤判別手法を応用した様々な調剤支援装置を開発していきます。
■株式会社ウィズレイについて
株式会社ウィズレイは、分光分析により医薬品を識別できる装置を開発し社会実装することで、薬剤師が対人業務に集中できる環境を構築することを目的として2019年に設立されたスタートアップ企業です。薬剤師は本来、高度な薬学的知識や技能だけでなく、コミュニケーション力や予防医学、衛生学等に関する高いスキルを有しています。薬剤師が対物業務から解放され対人業務に集中することで、薬剤師が地域住民の健康向上の中心的役割を果たすことができると考えられています。株式会社ウィズレイは、分光分析を応用した画期的な調剤支援装置を開発し社会実装することで、このような世界の実現を目指します。
<会社概要>
会社名:株式会社ウィズレイ
設 立:2019年7月11日
所在地:岡山県岡山市北区本町6-36 第一セントラルビル 4F
取締役:森山 圭、亀井 健人
事業内容:ラマン分光法、近赤外分光法を用いた医薬品判別装置の開発、スペクトルデータベースの管理・運営、スペクトル照合解析アルゴリズムの開発
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