地域活性・環境配慮を形に。サステナブルプロジェクト【Project HOPE】から福井発、廃棄予定の国産麻100%を使用した「ストリート割烹着」の販売を開始
環境省森里川海アンバサダーのマリエがモデルとして参画
株式会社ハングオーバープレート(代表:山崎瑠美、所在地:東京都目黒区)は、地域活性と環境保全を目的としたサステナブルプロジェクト【Project HOPE】より、「勝⼭の縫製⼯場に残された遠州の⿇でちゃんと作った、ストリートの割烹着」を2022年4⽉4⽇(⽉)午前11時から Project HOPEのオンラインストア(https://h-ope.work/)にて販売を開始しました。
今回の「勝山の縫製工場に残された遠州の麻でちゃんと作った、ストリートの割烹着」は当プロジェクトの第二弾プロダクトとなり、80年以上にわたり⽇本のアパレル産業を⽀えてきた福井県勝山市の縫製工場、株式会社ラコーム(代表:織田研吾)とパートナーシップを結び、捨てられてしまうはずだった残反を使用した「ストリート割烹着」を開発しました。⾷べることも料理をすることも同じくらいに「おいしく、たのしく、かっこよく楽しみたい。」という想いを、古き良き⽇本の家庭を象徴する割烹着をストリート風にアレンジすることで形にしました。
● Project HOPEについて
世の中に必要とされなかった何かを「HOPE」へ変えるサステナブルなアイデアたち。
・必要とされなかったものを誰かの希望に変えること
・希望がサステナブルに循環する毎⽇を作ること
それがProject HOPEの理念です。
2022年3⽉に始動し、本来なら破棄されてしまうような規格外の野菜や生産過程で破棄が出てしまう反物などを探し出し、⾐・⾷・住のライフスタイル全般で「サステナブルなライフスタイル」の実現を⽬指して、⽇本全国の農家や⽣産者、メーカーとのパートナーシップのもとプロダクト開発を進めています。第一弾としてオーガニックエコフェスタ2022栄養価コンテストにおいて最優秀賞を受賞した”⽇本⼀のトマト”の廃棄分で作った「磐梯・夢農園さとうの⽢いトマトを煮詰めた、トマトソース」の予約販売を3月に開始し予約分が完売、現在販売再開に向け準備を進めております。
● 商品詳細
名称 | 勝山の縫製工場に残された遠州の麻でちゃんと作った、ストリートの割烹着。 |
サイズ展開 | M,L |
素材 | 国産麻(ボディ)・コットン(リブ)・再生プラスチック(留め具)・ナイロン(その他) |
洗濯 | 手洗いがおすすめです。 ※麻の特性として、新しいうちはシワになりやすいですが、着用や洗濯などを重ねるうちに柔らかさが増しシワもつきにくくなります。 |
価格 | 19,000円(税込) |
販売開始日 | 2022年4月4日 |
販売サイト | https://h-ope.work/ |
環境省森里川海アンバサダーであり、モデルやデザイナーとしても活躍されているマリエさんにこのプロジェクトへ共感いただき、今回のルックブックのモデルとして参画いただきました。
※ルックブックはこちらからご覧になれます
https://h-ope.work/pages/hope-lookbook-202204
● マリエプロフィール
株式会社HELL OF HEAVEN 代表取締役兼PASCAL MARIE DESMARAISデザイナー
環境省森里川海アンバサダー
パーマネントカルチャーをベースにサスティナブルなデザイン製作をゼロデザインと題しデザインワークを展開する。
「日本一って世界一!? そんなふうに誇れるもの作りの信頼性やクオリティを誇りに日々生産やプレゼンターを務める方たちの創るアイテムや食品が大好き!
食べて嬉しい! 着ていて嬉しい! 一緒にいて嬉しい! そこにはいつもシェアする暖かい時間がクリエイトされると信じています。Project HOPEのトマトの詰まった瓶から始まる食とそれを囲むアイテムで新しい時間と美味を是非堪能して欲しい!」
● 日本のアパレル産業の中心地から、そして生産の過程からサステナビリティを発信する意味
日本のアパレル産業の中心である福井県は織物加工に好都合な湿気の多い気候に恵まれ、古くは江戸時代から発展してきました。明治には羽二重織の技術が伝えられ、1903年には絹織物のシェアが全国1位に。昭和に入ってからは価格の暴落などにより幾度となく産業危機が訪れましたが、人絹織物(レーヨン)の拡大や商品開発により、生産品目を多様化させるなどして乗り越えてきました。
しかし、ここにきて、生産拠点の海外移転、ファストファッションの台頭によるマススケールの拡大、また感染症の影響などにより、福井県のアパレル産業も縮小の傾向にあります。
そのような問題と対峙するにあたり、変化の必要性を痛感した福井県の生産業者たちは、目の前にある問題を解決するべく動き始めました。
世界の産業別に見た廃棄物量がワースト2位と言われるアパレル業界ですが、資源を使うにあたっての効率の悪さ、そしてアパレル業界の慣習でもある分業制(縦割り)による業者同士の横のつながりが弱いことから来る効率の悪さ。二つの側面において無駄が多いという問題を、持続可能な方法でどのように解決し産業の未来に繋げることができるのか。
福井県の生産者たちが見つけた活路は、生産の現場から実践し発信することで、ファッションのトレンドとして一過性で終わらせることなく「サステナビリティを産業全体の新しい文化として根づかせる」ということでした。
● 「ストリートの割烹着」開発背景
昨今の大きな時代の変化のキーワードである「サステナビリティ」を発信する側になるための試行錯誤を、コロナ禍の福井県にこもったまま繰り返す中で、株式会社ラコームの織田氏は自由で柔軟な発想の実験の場としてThe Each Baseを町の小さな古い倉庫に構えました。
「代表は秘密基地で遊んでいるだけではないのか」という社員の不安を払拭するためにも、まずは想いを形にしなければいけないと考える中で「Project HOPE」と出会います。「Project HOPE」を主催する株式会社ハングオーバープレートが「食」だけではなくライフスタイル全般での発信・アパレルでの可能性を模索している中、双方のビジョンである産業の未来への考え方などのサステナブルな視点に共通点を見つけ、コラボレーションが決まりました。
● 株式会社ラコームについて
織田研吾氏(株式会社ラコーム代表)
1941年、株式会社ラコームの前身である勝山被服有限会社が設立されました。戦後は輸出用のメンズワークパンツを長らく手がけ、90年代にレディース商品にシフトしてからの現在は男女問わずコレクションブランドやセレクトショップ向けのボトムズに特化した生産がメインになっています。その80年の歴史の中でファッションのさまざまな側面を縁の下から見守り続けてきました。製品の価値にあった生産工程にこだわり続ける姿勢から、ものづくりのクオリティに高い評価を受けています。
代表の織田は、生産業者同士の横の繋がりを強めるためだけではなく、地域との連動を強めるためにもさまざまなサイドプロジェクトを発案し、子供たち向けのワークショップなど次世代に向け足跡を残すための活動も積極的に行っています。
「HOPEを独り占めしてはいけない」
2021年夏に「Project HOPE」の考え方に出会ってからは、秘密基地(The Each Base)にこもってProject HOPEの企画制作に没頭しました。ある日、HOPEを独り占めしてはいけないと思いたち、2021年秋には福島県磐梯町で開催されたPoject HOPEのトマトソース試食会にシルクスクリーンの版を持って参加。HOPEのTシャツをライブプリントで参加者全員にプレゼントするなど、自分なりに「Project HOPE」と向き合う理由は、自身や産業からだけでなくルーツである勝山から日本中に「HOPE」を届けたいという想いです。
● 株式会社ハングオーバープレートについて
⾷とカルチャーを発信するインスタグラムアカウント @hangover_Plateを⺟体としてスタートした、わくわくできる未来をサステナブルに実現するためのプロジェクトの集合体。様々な場所で様々な産業とともに地域に根付くサステナブルなライフスタイルを提案する事業と、マーケティングコミュニケーション事業から構成されています。
● 報道関係者問い合わせ先
株式会社ハングオーバープレート(担当:山崎)
pr@h-ope.work
● インスタグラム
https://www.instagram.com/h_ope.work/
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