横浜市の産業用ヒーターメーカー、中小企業の成長支援機関から1,000万円を調達し増資。横浜から世界の「熱の困った」を解決する企業へ。
強固な自己資本を元に海外展開と脱炭素化へアクセル
産業用ヒーターを製造・販売する株式会社スリーハイ(本社:横浜市都筑区、代表取締役:男澤 誠 以下、スリーハイ)は、中堅・中小企業に対する出資と成長支援を行う公的機関である東京中小企業投資育成株式会社から、株式による1,000万円の資金調達を3月28日に実施しましたので、お知らせいたします。
スリーハイは、横浜市都筑区東山田にある、従業員数40人(2022年12月時点)の小さな町工場です。「ものを想う。ひとを想う。」を企業理念とし、主力事業である産業用ヒーターの製造・販売を通じて、お客様の「熱」に関する困り事を解決し、日本だけでなく、世界の産業活性化に貢献しています。
スリーハイは、顧客や仕入先・地域・従業員・金融機関・行政など、あらゆるステークホルダー(関係者)とともに、大きな社会の一員として持続可能な社会づくりに貢献するために、「ステークホルダー経営」を目指すべき方向性として掲げました。
ステークホルダーと良い関係を築くためには、財務・非財務を含め、当社のありのままをお伝えしていくことが欠かせません。そこでこの度の資金調達も、メディア関係者の皆様に幅広くお伝えすることを決意いたしました。
- 資金調達の目的、当社が目指す未来
スリーハイでは、「産業用電気ヒーターの製造・販売」を軸とし、「関係者(ステークホルダー)をどこまでも温め、スリーハイという大きな木を育てていく」という未来に向かって、これまでも様々な挑戦に取り組んできました。
挑戦① 東南アジア方面への海外展開
スリーハイは2020年には海外事業部を設置し、東南アジア方面の販路開拓に挑戦しています。具体的に、2022年はタイで開催されたアジア最大級の製造加工・包装総合展「ProPak Asia 2022」、ベトナムで開催されたベトナム最大級の国際工作機械・金属加工関連見本市「METALEX Vietnam 2022 」に出展しました。
現在、オランダからインターンシップ生を受け入れ、PR資料の翻訳やSNSの海外発信業務等を任せるなど、海外展開にむけた人材育成・組織体制構築に取り組んでいます。
挑戦② 気候変動への対策
スリーハイが製造・販売する産業用ヒーターは、二酸化炭素の排出という側面から、地球環境へ少なからず負荷を与えていると考えていることから、気候変動への対策にも取り組んでいます。
例えば、私たちのヒーターを使うことで、お客様のCO₂の排出量が削減できる新商品の開発にも取り組んでいます。具体的には、糸一本一本を発熱させる特許技術を活用した布状ヒーター「&FIBERS」を2022年4月にリリースいたしました。
また、事業活動から発生する環境負荷軽減にも取り組んでいます。具体的には、2019年より、原材料や資材を受け取る段ボール箱を、当社製品の納入に再利用した結果、2022年の段ボール購入費は、前年比-66%となりました。あわせて、スリーハイが持つ3つの工場のうち、2カ所の電気を再生可能エネルギーに切り替えました。これにより全体の99%が再生可能エネルギーとなるとともに、前年比99.15%のCO₂削減につながりました。
- 横浜から世界へ挑戦するために、強固な経営基盤を構築
東京中小企業投資育成株式会社は、中堅・中小企業に対する出資と成長支援を行う公的機関です。安定成長型の中堅・中小企業を中心に投資をしており、出資をうける中小企業としては、長期安定株主の確保と、成長に向けた経営支援を受けることができる点がメリットです。
東京中小企業投資育成株式会社からは、スリーハイが産業用ヒーターの製造販売会社として大手取引先からの高い評価を背景に事業基盤を構築しているほか、積極的な販促活動による新規顧客の獲得にも成功していることから、将来事業を成長発展させる見込みがあり、経営基盤の強化等の努力を行っている点を評価いただきました。
今回の資金調達を通して、スリーハイでは、海外展開への積極的投資や脱炭素化、ステークホルダー経営を実現するための広報活動の強化、及び人材育成に投資し、横浜から世界に羽ばたく中小企業として、より強固な経営基盤を構築してまいります。
- 今回の資金調達について
会社名:東京中小企業投資育成株式会社
調達額:1,000万円
調達方法:株式
東京中小企業投資育成株式会社は、中小企業投資育成株式会社法(昭和38年6月10日法律101号)に基づいて設立された国の政策実施機関です。中小企業の自己資本の充実とともに、経営の安定化、企業成長を支援するため、長期的に株式を保有することが特徴です。
- 代表取締役 男澤 誠からのメッセージ
現在、日本の中小製造業を取り巻く経営環境は、大変厳しいものがあります。新型コロナウイルス感染症拡大からの経済の立て直し、原油・原材料価格の高騰などがあります。
中小企業がこれらの厳しい経営環境を乗り越えるためには、既存事業に限らず、新たな収益基盤となる新規事業開発や、それらを担う人材への投資が必要です。特に、弊社として今後力を入れていく海外展開や、脱炭素化に向けた取り組みには、さらなる投資が必要と考えています。
しかし、中小企業は大企業と比較し、財務面での経営基盤が弱いことが課題です。そこで、今回東京中小企業投資育成株式会社から出資を受けることにより、スリーハイは安定した経営基盤の獲得と、成長に向けた経営支援を受けることができるようになりました。
今回の出資を機に成長分野への投資を実施することで、横浜から日本の製造業を復活させ、多くの製造業を牽引していきたいと考えています。
- 株式会社スリーハイについて
会社名:株式会社スリーハイ
代表者 :男澤 誠
所在地 :神奈川県横浜市都筑区東山田4-42-16
設立 :1990年5月24日
事業内容:産業用ヒーター及び温度コントローラ等の製造及び販売
公式サイト:https://www.threehigh.co.jp/
公式Facebook:https://www.facebook.com/threehigh/
公式Instagram:https://www.instagram.com/threehigh.official/
■本リリースに関する問い合わせ先
担当:株式会社スリーハイ 経営企画室室長 徳江 彩貴(とくえ さき)
TEL:0120-972-128
メール:pr@threehigh.co.jp
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