急速な円安の中、実生活にどのような影響が出ておりますか?

2022年3月上旬から急速な円安が進んだ日本。
特に6月に入ってからは、1ドル130円を超える円安・ドル高の状態をキープしており、一時24年ぶりの高水準である136円台になるなど、厳しい状況が続いています。
日銀は「円安は日本経済にとってはプラスに働く」との見解を示していますが、今回の円安は当面続くとみられており、今後の生活への影響が懸念されます。
そこで今回株式会社ホロスプランニング(京都府京都市、代表取締役:浦野 陽介)は、「急速な円安の中、実生活にどのような影響が出ておりますか?」という内容でアンケート調査を実施しました。
|| アンケート調査実施概要

調査方法 |インターネット調査
調査日 |2022年6月25日
調査エリア |日本全国
有効回答数 |500名(男性:42.6%、女性:57.4%)
|10代:4名、20代:69名、30代:183名、40代:143名、50代:80名、60代:18名、70代:3名
調査対象条件|成人の方
調査機関(調査主体) :自社調査

|| 回答者の属性
今回アンケートにご協力いただいたのは、18歳から75歳までの500名の方です。
 

現在の年齢は?

性別は?

ご職業は?

|| 主な調査結果

1) 現在の年収(世帯年収)

​500名の方に「現在の年収(世帯年収)はおいくらですか?」と伺ったところ、特に多かったのが300~500万円の35.4%。
続いて多かったのが500~750万円の29.2%で、年収(世帯年収)が300~750万円の方が半数以上を占める結果となりました。
一方で300万円未満の方も17.8%と2割近くを占めており、まだまだ貯蓄が難しい方が多い様子がうかがえます。

2) 生活費は月にいくらくらい上がりましたか?


500名の方に「生活費は月にいくらくらい上がりましたか?」と伺ったところ、特に多かったのが1~3万円の61.0%。
他にも、3~5万円と答えた方が3.8%、中には10万円以上と答えた方もいらっしゃいました。
全体で見ると、生活費が1万円以上上がった方が70.4%にも上っており、円安の影響を強く受けている方が多い様子がわかります。
一方で、1万円未満(0円・変わらない等含む)の方も28.0%いましたが、円安問題に関する意見(※1)を伺うと、生活費が1万円以上上がった方と変わらず、やりくりに苦労している様子がうかがえました。
※1:4)の項目で紹介

3) ドル円はいくらが適正だと思いますか?



500名の方に「ドル円はいくらが適正だと思いますか?」と伺ったところ、特に多かったのが110~120円の43.8%。
続いて多かったのが100~110円の34.8%で、100~120円の間が適正と考えている方が8割近くを占める結果となりました。
少数ですが100円以下が適正と考えている方も2.2%おり、現在の130円超えの状況を異常と感じている方がかなり多い様子です。

4) 急速な円安問題に思うことがあれば意見等お願いします。

最後に「急速な円安問題に思うことがあれば意見等お願いします。」と伺ったところ、やはり「生活費(家計)が苦しい」と答えた方が多数を占めました。 
 
  • 生活に支障が出ている。物価高騰、給料が上がらない為、家賃や払込がギリギリで、今日生きるのが精一杯。(26歳女性・フリーター(パート)、契約社員)
  • 母子家庭なので、色んなものの値上がりラッシュで不安。(33歳女性・フリーター(パート)、契約社員)
  • 家計費が増え将来のための貯蓄ができない(35歳女性・フリーター(パート)、契約社員)
  • 電気、水道、ガソリン、野菜の値段が上がり、一気に家計に響いてきました。以前と同じように買い物をしていても、高いなぁと感じます。(36歳女性・専業主婦)
  • ガソリン代がとにかく高すぎるので困ります。(45歳男性・会社員(正社員))

円安の影響により、食料品に日用品、光熱費までもが値上がりしている状況で、なんとかギリギリのところで踏ん張っている方が多い様子がうかがえます。
その上、「給料は上がらないのに物価だけ上がって大変」という声も多く聞かれました。
 
  • 給料は上がらないのに物価だけ上がっていくのはキツすぎる。消費税を減らすかお金を配るべき(23歳女性・専業主婦)
  • 給料が上がらないのに物価だけ上がり続けているので、早急に対策を考えてほしい(30歳女性・会社員(正社員))
  • 労働者の賃金が上がらないのでどうにもならない。とても苦しい時代が続くと思います。(43歳女性・個人事業主)
 
このような状況であれば、毎日の生活が厳しいどころか、貯蓄に回せるお金が限られて将来への備えもできなくなってしまい、ますます不安が募るばかりですよね。
円安による物価高騰により、収支のバランスが崩れてしまった方は対応が必要だと感じます。

●「海外行けない」という意見も

他には、「海外旅行に行きたいのに…」「留学したい(させたい)のに…」といった意見も目立ちました。
  • 来年留学したいと思っていたが、このままの状況が続くと留学しにくいのが困ります。(22歳女性・学生)
  • 海外旅行が割高になってしまう(28歳女性・会社員(正社員))
  • 海外旅行などしばらく行けないと思うと悲しいです。(34歳女性・個人事業主)
  • 外国人の観光客にとっては得になっているが、日本人は気軽に外国に行きづらくなりました。(43歳女性・フリーター(パート)、契約社員)
  • 息子が秋から海外留学予定です。向こうでの生活費がどうなるのかが非常に不安です。(47歳男性・会社員(正社員))

航空券の値上がりの問題もありますが、現地での買い物や、留学先での生活にどのような影響が出てしまうのか、心配している方もいらっしゃいました。
新型コロナウイルスの影響で、長らく続いた海外に渡航しづらい状況に終わりが見えたと思ったら、日本は円安がまだ続くとは、まさに「踏んだり蹴ったり」と言えるでしょう。

●政府と日銀に対する厳しい意見も

一方、政府や日銀に対する厳しい意見も目立ちました。
  • 円安になってしまった後の国の対策が不十分であるように感じる(18歳男性・学生)
  • 海外では手が打たれているのに日本は何も無い。岸田内閣は何もしないとニュースで見たが本当だったと思った。(22歳男性・会社員(正社員))
  • 日本の政治家はもっと頑張ってほしい。庶民の気持ちが分かっていない。(31歳男性・会社員(正社員))
  • 政府や日銀が適切に対処していない。自分たちの保身しか考えていないんだろうなと思ってしまう(34歳女性・フリーター(パート)、契約社員)
  • 円安自体が悪い訳ではなく、円安に対応できない政府と経済界が問題なのだと思います。(51歳男性・会社員(正社員))

「円安は日本経済にとってはプラスに働く」との見解を示している日銀ですが、世間は「円安に対応できていない」という厳しい目で見ていることがわかります。
円安の影響を受けて苦しんでいる世間の意見にもっと耳を傾け、安心して生活できるようにしてほしいものです。

●自給率が低い日本に問題あり!とする意見
  • これを機にもっと輸入品に頼らず国内自給率を上げればいいと思います。(34歳女性・会社員(正社員))
  • 自給率の低い日本に問題があると思う。いくら先進国でも自給自足ができなければ貧しい国になる。(43歳女性・専業主婦)
  • 日本は輸入に頼りすぎていると思う。自給自足をした方がいいと思う。(43歳女性・会社員(正社員))

日本はエネルギー資源をはじめ、小麦やトウモロコシ、肉類など、多くの輸入品に頼っている国。
そのため、元々の自給率の低さを指摘する声もちらほら聞かれました。

●「輸出業や観光業は有利なのでは?」と捉える意見も

全体的にはネガティブや意見や厳しい意見が目立った今回のアンケートですが、「輸出のチャンスでは?」「外国人向けの観光業は有利なのでは?」と、前向きに捉えるべきとする意見もありました。
  • 輸出するのにはいい機会なので、日本の魅力的な商品をどんどん売って円の価値を上げて欲しい(38歳女性・フリーター(パート)、契約社員)
  • 輸出や外国人への観光業には有利なので、うまく活用して外貨を稼いでほしいと思います。反対に輸入品は高くなるので国産品で賄えるよう政府にうまくコントロールしてほしいと思います。(42歳男性・会社員(正社員))
 
円安で生活費が苦しくなった方も多いですが、輸出業にとってはチャンスですし、円安ドル高で外国人観光客が入国しやすい状況であることも事実。
新型コロナウイルスの影響が続いている点はネックですが、海外向け製品の輸出や観光業にとっては、今回の円安は前向きに捉えても良いのではと感じます。

●今回のアンケート結果

急速な円安の中で、生活費が月に1万円以上上がってしまった方が多数を占めており、物価の高騰で家計が苦しくなっている方が多いことがわかりました。
また1ドル100~120円が適正だと考えていることが多く、現在のドル円が適正ではない(高い)と感じている方が多数を占めていることもわかりました。

購買力平価の観点では、急激な円安の反動がいずれ円高をもたらすことになるのかもしれません。あるいは米国経済の過熱感に対する懸念が弱まったときに、円高になるのかもしれません。いずれにせよ、いつその時が来るのか、結局円安が続くのか、未来は誰にも予測困難です。

結局、自己防衛策を検討して対処するしかないのですが、最近の「急変」は自然界の順応性を経済で試されているような怖さを感じますね。


 ◆株式会社ホロスプランニングについて
「holos」とは、「全体」を意味するギリシャ語で、「health(健康)」の語源でもあります。もともとhealthは身体的な状態のみでなく、心と体、そして社会的、経済的にも健全な状態にし、これらが統合されてはじめて「健康」で「しあわせ」といえるのではないでしょうか。
ホロスプランニングは、これらすべての要素を統合した真の「しあわせ」を提供したいという思いを、この言葉に託しています。
私たちは、お客様が大切にしている事に耳を傾け、その”想い”に対する最適な答えを、ライフプランニングやリスクマネジメント、そしてあらゆるジャンルをカバーするコンサルティングネットワークを以って、お客様と共に考えます。
お客様が夢を叶えること、幸せな暮らしを送ること。ホロスプランニングはあなたらしい素敵な「活き方」を応援します。 

URL:https://www.holos.jp/

お金にまつわる問題を解決する「マネープランニング」(https://www.holos.jp/media/ )等のサービスを運営しています。節約術(https://www.holos.jp/media/no-money.php)や、お金がないときの乗り切り方(https://www.holos.jp/media/no-money-cause.php)をはじめ、子どもにかかる教育費(https://www.holos.jp/media/no-money-parenting.php)や墓じまい・改葬費用(https://www.holos.jp/media/tomb-fee-cannot-pay.php)など、お金に関するコラムや金融情報を多数掲載しておりますので、ご覧ください。

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