津波被害の町に循環型農園を創造し、こどもと町にサステナブルな未来を届ける農園主(ファームのオーナー)を12月5日より募集開始
〜オーガニックのその先へ、リジェネラティブ農業*を雄勝町から発信〜
*リジェネラティブ農業 : 有機物が豊かな土壌を古来の方法でつくり、CO2を貯留し、気候変動を抑制することを意識した農法。不耕起栽培・有機肥料・堆肥などを活用することで、栄養価の高い食物が期待できると言われ世界的に注目を集めています。
「自然を再生させる」豊かな循環を一緒に見守り造る『農園主』募集
モリウミアスファームのリジェネラティブな土壌で育てる、ぶどう7種類(赤ぶどう:ピノノワール、メルロー、ツヴァイゲルト / 白ぶどう: マルヴァジア、ピノグリージョ、ゲベルツトラミネール、シャルドネ)約1300本の苗木の植樹やその際に必要な資材を始め、水はけをよくする暗渠*やビニールハウス設営などのファームの取り組みに参画する農園主の募集となります。今回募集する農園主は、雄勝町の土地や自然の再生を一緒に見守り、実現していく仲間だと考えています。人間の力が集まれば自然は再生できるのだという明るい未来をこども達に示し、リジェネラティブ農業をまずは日本に、いずれは世界にも発信していきたいという想いがあります。
また今後は、こどもも大人も楽しみ学ぶ「農や食」をテーマとした、ワイン醸造所や海の幸を活用した食品加工施設などを造る計画もあります。モリウミアスファームは、農園主のみなさまと共に自然が循環する豊かな未来を実現していくことを目指しています。(申込先URL:https://tinyurl.com/ynq33fgb)
*暗渠(あんきょ):地下に埋設した水路のこと
<農園主概要>
農園主:1口5万円(5年間)
[特典内容]
① ぶどう畑の区画にお名前を記載・掲示(お一人分)
② ファームでの活動への参加
・記念すべき2023年4月の植樹に参加
・現在醸造しているワインのぶどう収穫に山形県南部の契約農家の園地で参加
・ボトリング・ラベル張り・出荷準備などワイン製造工程への参加
③ ワインを毎年送付:山形のぶどうを使い、宮城県のワイナリー・アルフィオーレで醸造しているオリジナルワインを毎年1本5年間(最後の年は、雄勝の初出荷ワインをお届けします)
④ 現地の状況や美味しい海の幸を堪能する「レストランモリウミアス」へ参加(東京にて年1回)
⑤ 試飲や進捗を知る「農園主のギャザリング」へ参加(東京にて年1回)
※現地での活動への移動・宿泊・食事の費用は自己負担にてお願い致します。ワインはこちらでセレクトしたものをお送りいたします。都内でのイベントは別途参加費用がかかります。
<今後の予定>
2023年12月〜:農園主の募集開始 / 2024年02月〜 : 暗渠整備 / 2024年03月〜 : ハウス設置
/ 2024年04月〜 : ぶどう植樹
<「農園主」お申し込み方法>
こちらのサイト(URL:https://tinyurl.com/ynq33fgb)からお申し込みください。
モリウミアスファームが目指す循環型農園
モリウミアスファーム は「自然の循環」を大切にしています。
モリウミアスファームでは、雄勝町に豊かな自然を蘇らせるため、2023年春から循環型農園を目指して畑と土づくりをスタートしました。津波の被害にあった旧雄勝中学校と町の中心部だった場所の合計約2万平米の土地を借り受け、緑肥*により有機物の豊かな土壌へ変えていく取り組みや全国の約250世帯から生ごみ堆肥を集めて土に戻す活動も行っています。このようにして森や海の微生物や虫などの生態系を取り戻し、人間も無理なく持続できるリジェネラティブ農業を実践しています。
*緑肥 : 新鮮な緑色の植物そのものを土壌にすき込み使用する肥料のことを指します。
緑肥として栽培した作物は収穫せずに土壌にすき込み、次に栽培する主作物の肥料成分として活用します。
MORIUMIUS FARMについて
モリウミアスファームは、津波被害のあった雄勝町とこどもの未来のための自然再生を目的に2023年3月に設立されました。津波被害のあった雄勝町の元中心部を住民の意向により花や緑で再生させ、多くの関係人口を育むために官民連携で農業を進めている一環です。農業を通じて生物多様性溢れる環境を取り戻し、食糧とエネルギーの自給自足が可能となるサステナブルな地域社会モデルを目指しています。地域が活性化され人々が安心して生活できる社会の実現に寄与することを目的に活動を続けています。
2023年5月に「農業と町づくり」をテーマに募ったクラウドファンディングでは、目標額を超えて約465万円の支援を集めました。クラウドファンディングサイトURL:( https://readyfor.jp/projects/moriumiusfarm)
株式会社MORIUMIUS LEARNING 代表取締役 油井 元太郎 コメント
震災から12年という月日が流れた雄勝町では、防潮堤などの工事が今年の3月に終わったばかり。一方で津波被害のあった町の中心部は更地のままでした。そんな土地を花や緑で覆い、多くの人が通い・関わり続ける場を目指して住民と石巻市と連携して「雄勝ガーデンパーク」を創ってゆくことになりました。
我々はこの地で農業に取り組むことで、こどもから大人まで多くの人が学び合いながら場をつくり、コミュニティとすることで豊かな町にしてゆく。人の手により自然が蘇り、町も蘇ってゆく。それによりこども達がサステナブルな未来を切り開いてくれることを夢に描いて進んでゆきます。
<農地運営法人概要>
組織名:一般社団法人MORIUMIUS FARM
代表理事 : 油井 元太郎
所在地:宮城県石巻市雄勝町桑浜60
事業内容:自給自足が可能となるサステナブルな地域社会モデルの普及に関する事業、農林漁業を通じたコミュニティ形成、町づくり支援、児童や青少年に対する教育支援、ラーニング事業、フード事業、飲食店・サロン等の運営、セミナー・イベント等の企画立案・運営
Tel/Fax: 0225-25-6506
<農園主募集サイト運営会社>
会社名:株式会社MORIUMIUS LEARNING
代表取締役:油井元太郎
事業内容:こども向けのオンライン教育事業・商品企画・販売(雄勝で獲れる旬の魚介や、加工品、ナチュラルワインなど)
所在地:東京都千代田区有楽町1丁目6番3号日比谷頴川ビル8階
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