一時的な離職・休職を肯定的に捉え、キャリア・人生観の形成に活用する『キャリアブレイク研究所』設立1周年のアニュアルレポートを発刊、報告会を開催

「人生のリズムを自分で選ぶということ」むしょくを俯瞰する文化を広める

一般社団法人キャリアブレイク研究所

2023年10月25日 11時00分

一時的な離職・休職を肯定的に捉える「キャリアブレイク」という考え方を研究・発信している一般社団法人キャリアブレイク研究所（所在地：神戸市垂水区、代表理事：北野貴大、以下：同研究所）は、2023年10月25日、設立から1年間の活動をまとめたアニュアルレポートを発刊いたしました。1年間ご支援頂いた方々や活動に興味を持って頂いている方々へ現在の状況や今後の目標が伝わるよう、同研究所の設立目的、実際の活動内容、目指す姿などを記載しています。ぜひご覧ください。また、今後の活動についてディスカッションする場として、11月16日(木)・21日(火)にオンライン報告会を開催します。お忙しい所お手数ですが、直接コミュニケーション可能な時間となりますので、ご出席いただける場合は後半に記載のURLよりご連絡をお願いいたします。

『キャリアブレイク研究所』について

「キャリアブレイク」とは、一時的に雇用などから離れる離職・休職・休学など、キャリアの中にあるブレイク期間のことを指します。同研究所では、欧州では一般的なこの文化について、日本での実態調査やその発表を行っています。キャリアブレイクの特徴は、新しい文化を導入したのではなく、多くの人が自然にやっていたことに対して肯定的に名前がついたことだと同研究所は考えています。実際に、言葉の認知度は低いものの、日本でも当事者は多くいます。キャリアブレイクを推進するためではなく、人生の中の様々な変化や選択を「生きるリズム」ととらえ、「個々人が自分のリズムを理解し、自分にとって自然な選択ができること」を目指して発信を行っています。

アニュアルレポート　ダウンロードURL

アニュアルレポートは以下のURLか二次元バーコードからダウンロード可能です。ぜひご覧ください。

https://drive.google.com/file/d/1mHKplGhBVFQz3hfGtonFK1EEqFDLXc-V/view?usp=sharing

アニュアルレポート発刊の経緯

利害関係者や支援者を含め興味を持って頂いている方へ、同研究所が何を研究し、どんなことを目指しているのかを改めてお伝えするため、この度アニュアルレポートを発刊することとなりました。具体的な研究活動や成果、社会にどのようなインパクトを残しているのかの明文化、また今後目指すかたちとそのために必要なアクションについて構造化して記載しています。キャリアブレイクという概念の研究・発信とは何なのか、設立から1年を経た同研究所の法人としての進捗について報告するレポートとなっています。

オンライン報告会の開催

この度発刊したアニュアルレポートに関して、オンライン報告会を開催いたします。様々な方とのコラボレーションのきっかけとなるよう、質疑応答をメインに行う予定です。直接コミュニケーションをすることができる場となりますので、ご関心いただいている方はぜひご出席ください。ご出席希望の場合は、お忙しい中お手数ですが、下記URLからご連絡をお願いいたします。

・日時：11/16(木)・11/21(火)　20:00〜21:00

（開始から10分程度：代表北野によるキャリアブレイクという概念や同研究所の現在地について、残りの50分程度：質疑）

・参加申し込みURL：https://forms.gle/hmqskurKV78XZZzC6

代表者コメント

離職や休職、休学など、日本で「一般的なリズムと違うこと」を選択することは、マイナスな行動であり社会的弱者だと誤解されることが多いと感じています。けれど実際は、そうではなく、その人にとってはいい影響をもたらすこともあります。これは、ある種孤立することで、自分の「生きるリズム」を捉え直すことができるからではないかと考えています。

私たちが目指しているのは、キャリアブレイクの「推進」や「商業的な成功」ではなく、「生きるリズムへの理解を深めること」です。そのひとつの選択肢であるキャリアブレイクという概念が広まることで、自分も含めた誰かが「人生を選択すること」を自然に受け入れられるきっかけになれば、と思っています。

そのために、まずはキャリアブレイクの実態を顕在化させ、人的・社会的価値を言語化します。キャリアブレイクがどうあるべきなのか当事者も含めて議論を深めながら、研究にとどまるのではなく、ひとつの社会文化を醸成するには何が必要なのかを各パートナーと追求して「生きるリズムへの理解の改革」を目指して参ります。商業的ではない中長期的な文化づくりこそが、社会にとって真に良いインパクトを与えると信じています。