パンの袋を留める「バッグクロージャー」が2022年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しました。

2022年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞受賞

クイック・ロック・ジャパン株式会社のバッグクロージャー「J-NRP JB-5」が、このたび2022年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しました。

クイック・ロック・ジャパン株式会社のバッグクロージャー「J-NRP JB-5」が、このたび2022年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しました。
弊社は、1983年の日本法人設立以来、約40年にわたりバッグクロージャーを製造し続けてまいりました。
食品会社や消費者のニーズ、時代の変化に合わせて改良を重ね、2007年にプラスチック使用量削減を目的に穴のサイズを拡大した「J-NRP JB-5」（今回の受賞デザイン）を発売しました。また、2021年には「カタチ」はそのままに、バイオマス素材を配合した環境配慮型のバッグクロージャー（エコ・ロック）を発売、現在更なる環境配慮型の新素材バッグクロージャーの開発を進めております。
この先も、この「カタチ」が皆さまに長く愛され使い続けられるよう、新たな価値づくりに挑戦するとともに、より豊かな未来へ貢献できる企業であり続けたいと考えています。

 

【デザインのポイント】
・袋の開け閉めがしやすいように、サイズ、厚み、穴の形状、上部のV字切り込みをデザインした。
・プラスチックの使用量を減らしCO2排出量を削減するため、新たにサステナブル素材を活用した。
・食品会社が、機械を使って袋に取り付けやすいように、左右非対称の突起とへこみをデザインした。

【審査員による評価コメント】
この形を見たことがない人はいないのではないだろうか。日本では約40年にわたって愛用されているバッグ・クロージャ―、パンなどの袋の留め具である。何気ない日常の中で使われるものの中でずっと変わらないデザインというものがいくつかあるが、そのうちの一つであろう。袋の開け閉めがしやすいようにサイズ、厚み、穴の形状、上部のV時切り込みのデザインを工夫している。また消費者である私たちにとってだけではなく、その留め具を使用して商品を提供する食品会社にとっても親切なデザインになっている。機械で袋に取り付けるため、約4000個を横に繋げたロール状になっており、切り離しやすいように左右非対称の突起とへこみがデザインされているのだ。そのようにして見ると、このデザインの意味が深く伝わってくる。また、今後の未来に向けての評価としては素材を改良している点であろう。プラスチック製だったものをバイオマス素材に変えており、この先においても長く愛用されていくことを期待したい。

□ グッドデザイン・ロングライフデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/54585
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【グッドデザイン・ロングライフデザイン賞とは】
公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、これから生まれるデザインの手本となりうる、時代を超えてスタンダードであり続ける対象を表彰するものです。単に「長く残っている」ことを讃えるのではなく、暮らしの中で人々に愛され、これからも変わらずに存在し続けてほしいデザインとして、選定され顕彰されるものです。