懸樋工務店、トレブルが理想の職場づくりのため「香りのある職場空間プロジェクト」を始動

工事現場事務所の印象を一新！オリジナルアロマを用いた空間演出を開始。男女別トイレの設置、内装のアップデート等も実施。

株式会社懸樋工務店（鳥取県鳥取市桂見573番地、以下懸樋工務店）、株式会社トレブル（東京都千代田区九段南一丁目5番6号、以下トレブル）は、コロナ禍を経てオフィスでの対面コミュニケーションの在り方が見直されていることを受け、働きやすいオフィスの再定義を行い、理想の職場づくりを啓蒙するため「香りのある職場空間プロジェクト」を開始しました。

プロジェクト第一弾のプロトタイプとして、懸樋工務店が運営する鳥取県境港市の工事現場（鳥取県境港市竹内団地284-2、株式会社澤井珈琲 第４工場棟）に、これまでの「工事現場事務所」のイメージを一新する内装、設備を備えた現場事務所を開設しました。中でも「香り」は空間価値を向上するのに、見落とされがちながら大切な要素として位置づけ、専用のオリジナルアロマを懸樋工務店とトレブルが共同開発し、導入しています。

また、プロトタイプの作成段階においては、建築会社である懸樋工務店では少数派となる女性スタッフの意見をヒアリングし、オリジナルブレンドのアロマの芳香、男女別トイレの設置、禁煙・喫煙で分離した休憩室設置など職場空間としての工事現場事務所づくりを実施しています。一見、「香りのある職場空間」とは縁遠く感じられる仮設の工事現場事務所に本プロジェクトプロトタイプを導入し、その価値を検証していくことを通じて、アップデートされた「理想の職場」の在り方をより多くの空間に提供してくことを目指します。

【プロジェクト概要】

名称：香りのある職場空間プロジェクト

発表日：2023年12月19日

URL：https://www.kakehi-const.co.jp/challenge/scentingdesign.html

内容：

「建築」「内装デザイン」「インテリア」による空間デザインだけでなく、「香り」による空間価値の向上により、オフィスで働く価値を再定義し、時代にあった働きやすいオフィスづくりを広め、生産性の向上や働き方のアップデートを促進するプロジェクト。

参加企業と役割

①    株式会社懸樋工務店（当該担当者　代表取締役　懸樋義樹）：

オフィスの建築・リノベーション、オフィス内装デザイン、インテリア選定、芳香器の設置工事等オフィスづくりの建築に関わる業務全般。

②    株式会社トレブル（当該担当者　代表取締役　原三由紀）：

企業・オフィス・店舗等のコンセプトや目的に合った香りの調香、選定を行い、空間芳香のための機材の選定、設置など香りの空間芳香に関わる業務。

これまでの活動：

2023年4月　本プロジェクト第一弾として、本現場への香りの導入を決定

2023年5月　本社執務室にてアロマのテスト芳香を開始

2023年7月　オリジナルアロマの作成を開始

2023年12月　オリジナルアロマを現場事務所・ゴルフ練習場にて使用開始

※本プロジェクトに参画したい、あるいはサービスの活用を検討したい企業のお問い合わせを下記にて受け付けております。「香りのある職場空間プロジェクト」事務局にて対応させていただきます。

URL：https://www.kakehi-const.co.jp/challenge/scentingdesign.html

※上記ページ下部のお問合せよりご連絡ください。

【第一弾プロトタイプの工事現場事務所概要】

住所：鳥取県境港市竹内団地284-2、株式会社澤井珈琲 第４工場棟

通常の事務所と異なる点：

・オリジナルアロマ「awaken」を用いた空間演出

・男女別トイレの設置

・禁煙・喫煙で分離した休憩室

・その他 女性視点を取り入れた内装・家具の選定

【オリジナルアロマ「awaken」について】

コンセプト「awaken」：

理想の現場事務所をつくるうえで特に下記に留意した香りを目指しています。

・「awaken」は覚醒するの意。仕事の合間のリフレッシュになると同時に仕事のインスピレーションやひらめきを与える

・働く人のモチベーションを高め、集中力を高めリラックス効果を生む

・身体を動かし汗を流した後に使用することを踏まえ、疲労回復、消臭・抗菌効果を持つ

含まれる天然エッセンシャルオイル：

シダーウッドヴァージニア、ファーニードル、ラベンダースパイク、ヒノキ、ペパーミント、ブラックペッパー、バジル等

香りの方向性：

爽やかですっきりした香りのなかに刺激がある個性的な香り。清涼感とともに、建設業になじみのあるヒノキ等の木の香りをメインにして現場事務所で浮かない、フィットする香りを目指しました。女性だけでなく、現場で働く男性が違和感のないよう甘さや濃厚さのない中性的な香りになっています。その他の香りのキーワードとしては業界革新、先進性、模範、挑戦など。

※2024年１月以降、一般販売を予定しています。

【経緯と目的】

１． 建設業を通じて地域社会や新しい鳥取をつくりだす活動に注力

懸樋工務店は、建設業の仕事の本質を「建てる」ことを超え、地域社会や新しい鳥取をつくりだすことにあると位置づけ、これまでも地域の古い建物を残すための取り組みの一環として「ブルックリン・プロジェクト」をはじめ単なる建設業を超えるさまざまな事業に取り組み、また、社会貢献活動やSDGs活動にも力を入れてきました。

参考：ブルックリン・プロジェクト

https://www.kakehi-const.co.jp/challenge/brooklyn.html

ユニフォームデザイン・プロジェクト

https://www.kakehi-const.co.jp/challenge/uniform.html

２．コロナ禍で高まる「オフィスで働くことの価値」再定義の必要性

懸樋工務店では建設会社としてこれまでも理想の職場づくりを通じた従業員満足度（ＥＳ）の向上を重要な活動と位置づけ、自社においては本社の一部リニューアルを進めており、クライアントの皆様にも職場空間の改善の第一歩としてトイレの改革をおすすめする「トイレ・レボリューション」というプロジェクトを実施しています。

特に昨今はコロナ禍を経て、オフィスという職場空間で働くからこその価値を改めて再定義する機運が高まり、理想の職場づくりのために、「オフィスで働くことの価値」を明確に示す必要性にも迫られています。

参考：トイレ・レボリューション

https://www.kakehi-const.co.jp/challenge/toilet.html

３．「香り」の効能を職場環境への導入の取り組み

2023年は、こうした地域社会への貢献、従業員満足度の向上につながる職場空間のデザイン性・快適性をあげるために、さらに「香り」の効能に着目しました。香りは嗅神経から脳の情動（感情）を司る部分にダイレクトに影響し、オフィスで働く人のモチベーションアップ、集中力アップ、生産性の向上、気持ちの切り替えなど様々な効果が期待できます。そこで、香りによるブランディングなどを手掛けるトレブルと共同で、オフィスにおける香りの導入を検討し、まずは本社に試験的に導入、第一弾プロトタイプの現場事務所への導入を決定しました。

【今後の展開】

今後は、懸樋工務店本社リニューアル完成を2024年11月に予定しているため（工期2024年1月～10月）、新たなコンセプトに基づいた、懸樋工務店の“コーポレート・セント”づくりを2024年1月より開始する予定。本社完成時にエントランスや執務スペース等で芳香を開始する予定となっています。完成した本社は「香りのある職場空間」を訪問者のみなさまに実際に体感していただくショールーム的な機能を果たす予定です。

現場事務所についても、境港市の現場に続いて、別の現場でも今後も同じように展開していく予定です。同業の建設会社が現場への導入を検討される場合は、導入について協力させていただきます。お客様にも「香りのある職場空間」の提案をさせていただきます。

【コメント】

懸樋工務店　代表取締役　懸樋義樹コメント

現在、人材不足は規模を問わず企業の経営課題のひとつです。建設業ではどうしてもリモートワークという働き方が難しい部門も存在します。そのため職場の“環境”に注目し、今いるスタッフにとって働きやすい職場づくりを目指すとともに、未来のスタッフの人材確保の1つとして取り組み始めました。職場環境改善のため、いくつかの企業に見学や訪問をさせてもらいました。その際、印象に残ったのがエントランスを入った瞬間の“香り”でした。おもてなしの1つという印象とともに、その企業そのものや会社の雰囲気も感じ取ることができました。香りには、リラックスしたり、集中力を高めたり多くの効果があると言われます。お客さまにはおもてなしのひとつとして、スタッフには働きやすい環境づくりのひとつとして提供したいと思いました。

建設業では、現場事務所を仮設事務所とも言い、工事期間中スタッフが常駐します。“仮”という文字がありますが、 私は“期間限定”の職場、支店や営業所のように捉えています。それこそ建設業の職場の最前線です。本社だけではなく、現場事務所の改善にまずは取り組みたいと思い、本プロジェクトを現場事務所から開始しました。

懸樋工務店　香りのある職場空間プロジェクトリーダー　伊藤温美コメント

アロマを現場事務所に導入するという話を聞いたとき、率直に感じたのは「スタッフはどう思うだろう？」ということでした。『現場事務所×アロマ』の組み合わせが想像できなかったからです。ただ、今回現場事務所に導入した香りは“天然のエッセンシャルオイル”を使用しているため、とても自然な香りですぐに馴染みました。そして、導入時にはアロマデュフューザーの設置位置は空気の流れなどを踏まえながら何度も変更し、トレブルさんの意見を聞きながら、まんべんなく事務所全体に香るように工夫をしました。私は、この現場で働く人たちが外の作業から戻ったとき、安らぐ空間になってほしいと思っています。夏も冬も厳しい環境の中、頑張っているスタッフが安らげる空間へ。そのために香りに加えて、空間に多くの緑を取り入れ、視覚的にも楽しめる空間にすることを心掛けました。

【香り体験】

鳥取市内のゴルフ練習場「グリーンゴルフ２１」にて本プロジェクトの第一弾プロトタイプ、境港市の現場にて導入したオリジナルアロマ「awaken」を、エントランス、ラウンジ、ロッカールーム3部屋、計5か所にて芳香します。本プロジェクト第一弾として完全オリジナルで作成した香りの体験が可能ですので、この機会にぜひご体験ください。また「グリーンゴルフ２１」受付にて2024年1月から「awaken」の香りのアロマ商品（ロールオンアロマ）を販売予定となっております。

＜グリーンゴルフ２１＞

所在地：〒680-1173 鳥取県鳥取市西今在家３１２−１

営業時間：5:00～23:00

電話： [phone]

URL：https://www.green-golf21.com/

【参画企業について】

 ■懸樋工務店について

美しい鳥取に溶け込む建物づくりを目指し、建物のみならず、鳥取を彩るライフスタイルの提案を行うことを事業としています。建物の設計施工、土木工事の施工をメインの事業とし、ゴルフ練習場「グリーンゴルフ21」、パーソナルトレーニングジム　「PT Body Lab.」の運営などのスポーツ事業も行っています。社会貢献活動やSDGsにも積極的に取り組み、スポーツイベントの開催なども行っています。

社名：株式会社懸樋工務店

所在地： 〒680-1417　鳥取県鳥取市桂見573番地

代表者： 代表取締役　懸樋義樹

設立年月日：  1954年3月創業

URL：  https://www.kakehi-const.co.jp/

事業内容：建物の設計施工、土木工事の施工。スポーツ施設の運営。

■トレブルについて

トレブルは、ブランディング事業（CI・ロゴ制作等デザインに関するアートディレクション、ライティング）と香り事業（アロマ商品販売・企業向け香りブランディング・空間デザイン）を行う香りとブランディングの会社です。空間デザインとして香りに関する事業を中小企業に特化して行っています。100％天然香料のエッセンシャルオイルを使用したオフィス・店舗・イベント等の演出、企業向けのシグネチャーセント制作、オリジナルアロマ商品の販売、ワークショップ・セミナー講師等、中小企業と香りをキーワードに幅広く展開しています。

社名：株式会社トレブル

所在地：〒102-0074 東京都千代田区九段南一丁目5番6号りそな九段ビル5F KSフロア

代表者：代表取締役：原 三由紀

設立年月日：2020年9月設立

URL：https://treble.co.jp/

事業内容：ブランディング事業、香り事業