木造の構造計算ソフト「WOOD-ST Ver.2」を発売
簡単入力でラーメン架構やスキップフロアを含む木造建物を一貫構造計算
■WOOD-STの入力画面と3Dモデル
■WOOD-STの概要
「WOOD-ST」は、建築基準法施行令第46条第2項第1号によりルート2までの木造建物の構造計算を行う一貫構造計算ソフトです。 製材または集成材を用いた大断面のラーメン架構や、壁とブレースが混在する建物を、形状通りモデル化し、計算を行います。また、階の途中に中間階を設けることでスキップフロアの入力が可能なほか、登り梁や、平面的に傾斜したはり、壁の配置が可能なので、比較的不整形な形状も扱うことができます。
建築物に木材を利用することは、健康的で快適な空間を提供するとともに、二酸化炭素の排出の抑制、炭素蓄積による地球温暖化防止、資源循環型社会の形成に大きく貢献します。また、鉄骨造と比較した建築コストや工期の短縮などのメリットでも非住宅木造建築物が注目されています。WOOD-STは中規模木造の店舗や作業所、工場などの構造設計に活用されています。
■新バージョン WOOD-ST Ver.2の特徴
最大軸数を150から200に拡張、登り梁の入力、柱頭柱脚接合部の引抜力を考慮したモデル化、基礎の検討、構造計算書出力の機能強化など、お客様からご要望の多かった機能を数多く実装し、より使いやすくブラッシュアップしました。
■WOOD-ST Ver.2 主な新機能
最大軸数の拡張 | 平面のグリッドは、X、Y各方向に最大200軸まで作成できます。 (旧バージョンでは150軸) |
登り梁の入力 | 節点を立面方向に移動して、登り梁が入力できるようになりました。旧バージョン製品では扱えなかった山形や片流れラーメン架構などが入力できます。移動量の指定のほか、位置補正コマンドや範囲入力コマンドを利用して、簡単に勾配区間内の節点座標の補正が行えます。 |
柱頭柱脚接合部の引抜力を考慮したモデル化 | 柱と接合部の間に中間節点を設けることで、柱頭柱脚接合部の引き抜きを考慮した解析が行えるようになりました。 面材耐力壁による軸力やブレース耐力壁による軸力・せん断力が、柱頭柱脚接合部の検定に考慮できます。 |
基礎の検討 | 次の検討が行えるようになりました。 ・接地圧の検討 ・底盤の検討 ・土台のめり込みの検討 ・土台の曲げとアンカーボルトの引張の検討 |
構造計算書出力の機能強化 | 構造計算書の図を分割して出力できるようになりました。大規模な建物でも、文字が重なることなく出力できます。また、計算結果すべてを細かくレイヤー分け、頁ごとにグループ分け(DRA-CAD形式のみ)したCADファイルとして出力できるようになりました。出力図の二次利用ができます。(mps、dwg、dxf、jww等のファイル形式に対応) |
結果図ウィンドウ | 応力図・変位図・検定比図が、ウィンドウで確認できるようになりました。構面ごとの表示のほか、全体図も表示できるので、応力分布や変位状態、余力がない検定比の部材を一目で確認できます。 架構が不安定となっている場合、変位図を確認することで原因を調査しやすくなります。 |
■価格と新発売キャンペーン
新発売を記念して10%オフのキャンペーンを実施します。
キャンペーン期間:2023年5月15日~2023年9月30日
購入種別 | 定価 | キャンペーン価格 |
WOOD-ST Ver.2 新規購入 | 605,000円 (税別550,000円) | 544,500円 (税別495,000円) |
バージョンアップ購入 WOOD-ST Ver.1.5より | 77,000円 (税別70,000円) | 69,300円 (税別63,000円) |
■WOOD-ST製品紹介と新機能紹介のWebページ
https://www.kozo.co.jp/program/kozo/wood/index.html
https://www.kozo.co.jp/program/kozo/wood/new.html
■本件に関するお問合せ先
株式会社構造システム 営業本部
E-mail:sales@kozo.co.jp TEL:03(6821) 1311
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像