「能力評価」が生きづらさを生み出す。ガン闘病中の組織開発専門家・勅使川原真衣氏が、他者と生きる知恵を示す『「能力」の生きづらさをほぐす』を出版

コミュ力、リーダーシップ、生きる力……能力開発の泥沼を抜け出そう!

株式会社どく社

株式会社どく社は、2022年12月25日(日)に、日本を代表する企業の人材採用・評価・育成をはじめとした組織開発を専門に活躍する勅使川原真衣氏が、実体験をもとに他者と生きる知恵を示す初の著書『「能力」の生きづらさをほぐす』を刊行します。

勅使川原氏は、BCG、ヘイ グループなど外資コンサルティングファーム出身。ガン闘病をきっかけに、自身が専門とする人材の能力評価や能力開発を謳う商品が「個人を生かすどころか、追い詰めている」と確信。

本書では、社会矛盾を可視化する教育社会学の視点を交えて、その実態をときほぐし、他者と生きる知恵を模索します。執筆には、人類学者の磯野真穂氏が伴走。子どもたちとの対話形式で、不気味に広がる「能力社会」の危うさに警鐘を鳴らします。

撮影:竹田俊吾撮影:竹田俊吾

【本書の内容】
ガン闘病中の著者は、企業をはじめ、学校や病院、スポーツチーム、ときには家族に寄り添いながら、人と人とのより良い関係性づくりに尽力する組織開発の専門家。能力主義社会の広がりが、人間関係の息苦しさを生んでいると指摘します。本書の設定は、15年後。急降下した上司の評価で病める息子を救うため、あの世からやってきた著者(母)が、子どもたちと対話しながら“他者と生きる知恵”を示します。


版元ドットコムhttps://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784910534022
Amazon.co.jphttps://www.amazon.co.jp/dp/4910534024


試し読みは、こちらから▶︎ https://hanmoto.tameshiyo.me/9784910534022

●定価:本体2,200円(税込) ●体裁:四六判・並製・264頁 ●発行:どく社●定価:本体2,200円(税込) ●体裁:四六判・並製・264頁 ●発行:どく社

ーーときは、2037年。
急降下した上司の評価で病める息子を救うため、
死んだはずの母さんがやってきた!?
発売前から議論勃発の予感!?

 

【もくじ】
はじめに
プロローグ 
母さん、僕は仕事のできない、能力のないやつですか?
第1話 能力の乱高下
第2話 能力の化けの皮剝がし―教育社会学ことはじめ
第3話 不穏な「求める能力」―尖るのを止めた大学
第4話 能力の泥沼―誰も知らない本当の私
第5話 求ム、能力屋さん―人材開発業界の価値
第6話 爆売れ・リーダーシップ―「能力」が売れるカラクリ①
第7話 止まらぬ進化と深化―「能力」が売れるカラクリ②
第8話 問題はあなたのメンタル―能力開発の行き着く先
第9話 葛藤をなくさない―母から子へ
エピローグ 母さん、ふつうでない私は幸せになれますか?
伴走者からの言葉 磯野真穂
おわりに


試し読みは、こちらから▶︎ https://hanmoto.tameshiyo.me/9784910534022

​【著者紹介】
勅使川原真衣
(てしがわら・まい)

撮影:竹田俊吾撮影:竹田俊吾

1982年横浜生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。BCG、ヘイ グループなど外資コンサルティングファーム勤務を経て独立。2017年に組織開発を専門とする、おのみず株式会社を設立し、企業はもちろん、病院、学校などの組織開発を支援する。二児の母。2020年から乳ガン闘病中。


【著者からのメッセージ】
「生きる力」「コミュ力」「リーダーシップ」「美意識」……これらが低いから、うまくいかないのだろうか? これらを鍛えれば、生きづらさは消え去るのだろうか? 「幸せ」になれる? 「成功」する?

……私はこの手の論に違和感を禁じ得ません。能力主義へ問題提起する教育社会学を修士で学びながらも、むしろどっぷり「能力社会」に浸かる業界で仕事したからこそ、さらには予期せずガン闘病をしているからこそ、見出し、確信した違和感の構造があるからです。このたび、その分析内容を、たとえ自分が死んでしまっても、子どもたちに伝わるように、大人になった彼らとの対話形式というかたちで1冊の本にまとめました。    

【本書の特徴】
❶BCG、ヘイ グループなど外資コンサルティングファームを経て独立。
有名企業の組織開発を多数手がける著者が実体験をもとに書き下ろして初出版!


❷ガン闘病中の著者の執筆に、人類学者の磯野真穂氏が1年にわたって伴走。
子どもたちとの対話形式に結実させ、能力の本質をわかりやすく伝えます!


❸移ろいがちな他人の評価が不気味なまでに影響力を持つ「能力」。その実態と、息苦しさをつくる社会背景を、教育社会学とビジネスの現場の視点を交えてときほぐし、泥沼から脱け出す生き方を模索する1冊。

 

不気味な能力あるある①

現職では「優秀」、
前職では「使えないやつ」現象

 

個人の「能力」が他人の評価で乱高下するなんておかしな話。能力は実は幻。個人が持つものではない。能力評価は周囲との関係性しだいで七変化するのだ。



不気味な能力あるある②

企業が求める「◯◯力」に
学校のカリキュラムまで左右される

 

企業が求めるリーダーシップ、協調性、創造力など、「求める能力」のトレンドはくるくる変わるのに、学校もそれに合わせてしまっている。個人に万能さを求めていることに気づかないケースも……。


 



不気味な能力あるある③

能力を発揮できないのは、個人の問題!?
メンタルを病み、病院送りも……。
ほんとにこれって、自己責任なのか?


大切なのは、組織で個々がそれぞれの機能を果たすこと。周囲との関係性がうまくいかなければ、どんな優秀な人でも潰れてしまう。それなのに、個人の能力開発が求められつづけ、うまくいかないのは個人のせいとされてしまう社会。危うくない?



 【販売サイト】
版元ドットコム:https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784910534022
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4910534024

 

【書籍情報】
書名:『能力』の生きづらさをほぐす
著者:勅使川原真衣
ISBN:978-4-910534-02-2 ページ数:264 本体価格:2200円(税込) 判型:四六判・並製

 


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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
大阪府大阪市中央区北浜東 1-29 5F
電話番号
06-7777-4828
代表者名
末澤寧史
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年02月