73歳の東海屈指の宮大工職人がTikitok運用を開始。総再生回数1000万PVを達成

～平均年齢23歳ベンチャー企業とタッグを組み、SNSを活用したファンづくり～

合同会社Rollbahrn

2023年5月9日 08時30分

建築の匠(工場：愛知県大府市/棟梁：切中　健元)は、合同会社Rollbahrn［ロルバーン］（本社：愛知県名古屋市/代表：築山　楓河）と共にTiktok運用を始め、棟梁の職人ならではのこだわりが評判を呼び、4月末日までに当初目標としていた総視聴回数500万PVを超える1000万PVを達成しました。合同会社Rollbahrnは、平均年齢23歳で、Tiktokの企画・撮影・投稿を行っています。20代と70代の異色のコラボによるショート動画が反響を呼んでいます。

70代現役棟梁がTikotokと出会ったきっかけ

　昨年、切中棟梁が集客について頭を悩ませているときに商工会からウェブ集客についてのアドバイスを受けました。そのタイミングでRollbahrn代表の築山と出会い、ウェブ集客についての相談をしたところ、これからの時代はウェブのみの集客だけでは足りず、TiktokをはじめとしたSNSによる認知が基盤になってくると説明を受け、さらに築山のTiktokを通じて事業者の理想を実現する手助けがしたいという熱い想いに触れ、Tiktokに挑戦しようと決意することになりました。

　これまでTiktokどころかSNS自体に触れることが少なかったため不安を抱えていましたが、Rollbahrnのメンバーが企画から撮影・投稿まですべてサポートをし、一つ一つのコンテンツに対し丁寧な説明を行い、次第に楽しみながらTiktokの運用を行っていくようになりました。棟梁の職人としてのこだわりや人間らしい新たな一面が反響を呼び、約4ヶ月でSNSの総フォロワー10000人、総再生回数1000万回を超えました。それだけでなく、Tiktokを通じてお弟子さんの応募もあり、採用活動へとつなげることにも成功しました。

Rollbahrn×建築の匠が送るTiktok

①70代の現役棟梁のこだわりを発信

　コンテンツとしては、主に切中棟梁の職人ならではのこだわりを存分に発信しています。住宅は人間が生きる上で欠かせないものですが、現代では伝統的な製法や意匠や性能よりもコストパフォーマンスが現場では重視されるようになってきています。そのような現状の中で、伝統技術の重要性や一般の方が注意すべきポイントの気づきになるコンテンツを発信しています。実際に様々なコメントはいただいていますが、切中棟梁の仕事に対するプロフェッショナルな姿勢に感動してくれるコメントが数多く来ています。

②Rollbahrn流コンテンツ投稿フロー

　Rollbahrnでは、現場の方の負担を最低限にしながらTiktokを運用しています。建築の匠のアカウントは、月に8本投稿しており、企画・台本作成したものを毎月１〜２回事業者の方の現場に訪問し、撮影を行います。撮影時間は、3時間ほどかかり、その後編集や加工を行い、独自のユーザー動向の分析を用いて投稿を行っています。

　TikotokなどのSNSは継続力が重要なため、楽しみながら一緒にアカウントを運用していくことを最も重視しています。

③Tiktokならではのファン化という認知方法

　Tiktokという媒体は短尺動画であり、かつ独自のアルゴリズムから同一アカウントの視聴を高頻度で行いやすくなっています。そのため、何度もそのコンテンツに触れる機会が自動的に発生し、そのアカウントもしくはコンテンツに愛着を感じやすくなります。

　建築の匠のアカウントでは、棟梁を全面に押し出すことで棟梁の人間的な面を発信し、ユーザーが棟梁自身に愛着を持つ、つまりファンになるような設計を行っています。ファンを作ることでユーザーは棟梁の事業についても興味を持ってくれたり、困りごとの相談相手として活用したりするようになります。今後、企業の認知活動においてこのファン化というものは、欠かせないものになってくると考えます。

Tiktokを活用した今後の展望について

　約４カ月の運用を経て、棟梁へのファンも増えて様々なコメントをいただくようになりました。今後は従来の集客や認知拡大に加え、クラウドファンディングを活用し、伝統技術を生かした小物インテリアや雑貨を制作し、販売していくことを計画しています。棟梁のこだわりが詰まった商品をお届けし、Tiktokを視聴している若年層にも伝統技術のすばらしさに気づいてもらうきっかけにしたいと考えています。さらに、クラウドファンディングの経過や商品の企画から制作過程もTiktokで発信し、棟梁の技術や想いをさらに多くの人に伝え、伝統技術を守っていきます。

建築の匠・棟梁　切中建元　コメント

　当時23歳で独立し創業50年が経ちました。創業当時から、なんの躊躇いもなく建築の匠に家の全ての工事を任してくださったお客様にいつも心から感謝しながら日々の仕事に尽力しております。私らは、高尚な技術は持っていますが、その技術があまり世に知られていません。また、その技術や知識を広めていくことは得意ではなく、ロルバーンさんと協力し今回SNSを通じて発信し始めました。

私自身、まだ体の動きは50代に思えますので、躊躇することなく動き回っております。これまで同様、新築工事はもちろんのこと、古民家再生や社会問題でもある空き家対策にともなう工事もより一層力を入れていきます。このような困難な事情でお悩みの方が居られましたら、どんな事情でもご対応します。建築の匠は、皆様の住宅や建物、庭木などのお悩みの思いの丈をご相談いただき、皆様が安心して暮らせる住宅をご提供していきます。

合同会社Rollbahrnについて

　時代は今、企業もSNSなどの自社メディアを持ち、多くの人の注目や認知を集める発信を行い、ブランディングのみならず採用活動や実際の事業の功績につなげることが必要な時代となりました。

　合同会社Rollbahrnは、社名の由来でもある「滑走路」のように企業のさらなる挑戦を支えられる会社を目指していきます。平均年齢23歳というZ世代ならではの独創性・発想力を活かした企画を行い、ショート動画を用いて企業に「人・モノ・金」に次ぐ新たな経営資源となる「注目=発信力・影響力」を作るサポートをします。

　さらに、20代からでも即戦力として社会・地域に貢献できる会社作りにも注力していきます。

【建築の匠】

所在地：愛知県名古屋市中区新栄二丁目2番19号　新栄グリーンハイツ 702

工場所在地：愛知県大府市半月町3丁目302

代表：切中　健元

HP：https://kirunaka.jp

TIkok：https://www.tiktok.com/@kirunaka.toryo