先代から継承した「真田六文銭(さなだろくもんせん)」と新銘柄「山三(やまさん)」を発表！〜3月31日より長野県内の特約店にて順次販売開始〜

今年2月に再始動した創業150年以上の歴史を持つ老舗酒蔵「山三酒造」

山三酒造（やまさんしゅぞう）株式会社（本社：長野県上田市御獄堂687-1代表取締役：荻原慎司）は、先代より継承した信州上田の真田家の家紋として有名な「真田六文銭（さなだろくもんせん）」と酒蔵名を冠した新たなブランド「山三（やまさん）」の2ブランド3商品を3月31日より順次販売開始いたします。
  

 1867 年（慶応3年）創業の山三酒造は、作り手の高齢化と設備の老朽化により、2015年より事実上の休蔵状態になっていましたが、地元・長野県佐久市出身である現代表の荻原が「山三酒造」という酒蔵名をそのまま残し、事業を継承いたしました。新たに迎えた杜氏と共に、先代より継承したブランド「真田六文銭 初陣（ういじん）無濾過生原酒 ひとごこち」、酒蔵名を冠した新たなブランド「山三　-山霞（やまかすみ）-　＜うすにごり 無濾過生原酒 山恵錦＞」と「山三 -初雪（はつゆき）- ＜うすにごり 無濾過生原酒 ひとごこち＞」を中心に展開していきます。
 
 山三酒造の日本酒は、全量が小仕込みの丁寧な酒造りで、醸造アルコールを添加しない純米と、丁寧に磨き上げた酒造好適米を利用した吟醸造りに特化し、一切加水しない無濾過生原酒での提供、さらに原料である米や使用する水の品質にもこだわります。米は、地元である酒米所として有名な長野県東御市八重原産の酒造好適米を使用。また、水は軟水の特徴が活きた獨鈷山（とっこさん）系の伏流水を使用して、山三酒造が目指す軟らかな口当たりでふくらみのある酒を生み出します。
 
 酒造工程の大切さを順に表した「一麹、二酛、三造り」という格言を実現するために、再始動にあたっては醸造方法と設備を見直しました。最も重要な「一麹」の麹造りでは、より高品質にするために麹室を一新。機械式から全量を箱麹製法に切り替え、自然通風による製麹法へ移行しています。「二酛、三造り」についても、微細な変化にまで目が届くように、これまでの大型タンクでの大量生産からサーマルタンクでの仕込みに完全移行しました。さらに、大型の冷蔵設備の導入により、衛生面の向上と温度管理された低温環境下で製造することで、日本酒のフレッシュさを維持していきます。杜氏の栗原は、山三酒造にて理想とする新たな日本酒を創るべく、原料の選定、水質確認まで自ら行ない、品質重視の手間を一切惜しまない酒造りに取り組みます。
 
 山三酒造は、先代がこれまで創り上げてきた想いを引き継ぎ、地域の風土に根差した世界に誇れる新たな日本酒体験の創造に挑戦していきます。新しい山三酒造が造り出すお酒を是非お愉しみください。
 
 ◆商品概要
 銘柄：「真田六文銭（さなだろくもんせん）初陣（ういじん）＜無濾過生原酒 ひとごこち＞」
 
 特徴：
 信州上田、真田家の家紋として有名な、真田六文銭を酒名に冠し、純米醸造で飲み易いすっきりした味の地酒として愛されてきた。その精神を受け継ぎながら、素材から造りまですべてを見直し、新たな山三酒造が醸す伝承と研鑚の純米酒。地元東御市八重原の柳沢健太郎氏のつくる「ひとごこち」を100% 使用し、7号酵母で醸した。穏やかで品の良い香りとクリアな味わい、キレが良いすっきりした無濾過生原酒の食中酒。

画像クレジット：「大坂篭城真田幸村勇戦之図」上田市立博物館蔵

 原料米：ひとごこち （長野県東御市八重原産）
 仕込水：獨鈷山系伏流水
 酵母：７号酵母
 精米歩合：60%
 アルコール度数：16度
 内容量：720ml
 希望小売価格：1,870円（税込）
 
 
 
 
 銘柄：「山三（やまさん）- 初雪（はつゆき）-  ＜うすにごり 無濾過生原酒 ひとごこち＞」
 
 特徴：
 初雪をイメージした、うすにごりの無濾過生原酒。山三酒造に近い長野県東御市八重原の柳沢健太郎氏が作る 酒米「ひとごこち」を 100% 使用し、県産のアルプス酵母で醸した。「ひとごこち」が持つ洗練された米の味わいと果実感のある香り、酸味、甘みや苦味などの複雑な味が調和し、さらりとほどける余韻で飲み飽きしない定番の純米酒。さらりとした初雪が風に舞い、人肌に触れしんと消えていく。
  

 原料米：ひとごこち （長野県東御市八重原産）
 仕込水：獨鈷山系伏流水
 酵母：アルプス酵母
 精米歩合：60%
 アルコール度数：15度
 内容量：720ml
 希望小売価格：1,870円（税込）
 
 
 
 
 
 銘柄：「山三（やまさん）- 山霞（やまかすみ） - ＜うすにごり 無濾過生原酒 山恵錦＞」
 
 特徴：
 信州上田を包む山々にかかる山霞をイメージした、うすにごりの無濾過生原酒。
 山三酒造に近い長野県東御市八重原の柳沢健太郎氏が作る酒米「山恵錦」を100%使用し、県産のアルプス酵母で醸した。「山恵錦」が持つ豊かな米の味わいと果実感のあるジューシーさとやさしい酸味が、わずかな炭酸ガスと共にバランス良くふくらみ、やさしくはかない余韻の後味。山霞の後には生命力に溢れた澄んだ空気と蒼天が広がる。

 原料米：山恵錦 （長野県東御市八重原産）
 仕込水：獨鈷山系伏流水
 酵母：アルプス酵母
 精米歩合：50%
 アルコール度数：15度
 内容量：720ml
 希望小売価格：2,530円（税込）
 
 
 
 
 
 ◆取り扱い店舗一覧（3/22時点）
 ・長野県上田市「地酒屋宮島」、「酒 栄屋」、「酒の原商店」
 ・長野県南佐久郡小海町「酒舗清水屋 小海本店」
 ・長野県佐久市「酒舗清水屋 佐久平店」
 ・長野県千曲市「酒乃生坂屋」
 ※商品の販売状況は各特約店に直接お問い合わせください
 ※現在は特約店でのお取り扱いのみとなり、山三酒造本社・酒蔵でお買い求めいただくことはできません
 
 
 ◆「山三酒造」とは 

1867年（慶応3年）創業。信州上田の地で150年以上に渡って営まれてきた酒蔵です。2015年から自家醸造を中断していましたが、2023年に酒造りを再始動しました。信州上田の風土と一体になり、地域に根差し、世界に誇れる日本酒体験の創造を目指していきます。

 
 
 
 
 ◆会社概要
 会社名：山三酒造株式会社
 所在地：長野県上田市御獄堂687-1
 設立：1867年（慶応3年）
 代表取締役：荻原 慎司
 
 ホームページ：https://yamasan-sake.jp/
 Instagram：https://www.instagram.com/yamasan_sake/
 Twitter　  ：https://twitter.com/yamasan_sake