代官山サーキュラーコミュニティ「CIRTY」2023年10月19日始動
メディアとリアルな場づくりを軸に東急不動産の環境活動をプロデュース
人口や経済活動が集中し、エネルギーが大量に排出されている都市は、地球温暖化の問題と密接に関わりあっています。温室効果ガスの主要な排出源である都市のライフスタイルにサーキュラーエコノミー* を取り入れるのは、サスティナブルな社会づくりにおいて不可欠な基盤であると考えます。
「CIRTY(サーティー)」は、遠い未来ではなく「2030年」という近い未来を見据えて、代官山という都市から、「サーキュラー」や「サスティナブル」についてみんなで考え、日常生活に落とし込んでいくきっかけをつくるための情報発信と場づくりを軸とした活動体です。
それは、1年に1回のイベントのみで意識するような特別で高尚な活動ではなく、「買う」「食べる」「愉しむ」「贈る」といった日々の営みのなかで、選択をほんの少しだけ変えるだけで誰もが今すぐ始められる小さくて身近なもの・ことから、サーキュラーコミュニティを育てていきます。
CIRTYとは、このような活動コンセプトから導き出されたキーワード「CIRCULAR(サーキュラー/循環)」「CITY(都市)」「COMMUNITY(コミュニティ)」「2030」を組み合せた造語です。
*循環型経済。「取る(take)」「つくる(make)」「捨てる(dispose)」のリニア(一方通行型)の生産方式ではなく、これまで廃棄されていた原材料や製品を「資源」と捉えて循環させる新しい経済システム。
■ オンラインとリアルな場の2軸が生み出すサーキュラーコミュニティ
CIRTYは循環する環境の一部として設計された「TENOHA代官山」というリアルな場と、WEBメディアというオンラインの2つを軸に、サーキュラーに関するひと・もの・アイデアを発信し、サーキュラーコミュニティ活動のための場を提供します。
■ CIRTYのコミュニティ活動
代官山でサーキュラーコミュニティを醸成するために、CIRTYでは大きく5つの活動を実施します。
・CAFE / FLOWERS - 循環型のオールデイカフェ&フラワーショップ -
サーキュラー・ローカル・フレッシュの3つのキーワードをコンセプトに、「地産地消・店産店消・循環」といったサーキュラーを体現できるプラントベースのメニューを提供することで、食を通したサーキュラーコミュニティづくりを目指します。
提供するメニューに使われる野菜や果物は、JFEグループの株式会社Jバイオフードリサイクルを通じて食品廃棄物をバイオマス処理した結果生まれた残渣を堆肥化した土を利用して近隣の提携農家が育てた野菜や、様々な理由で流通に乗せられなくなった規格外野菜、店内の植物工場や屋上菜園で育ったハーブなどです。フードメニューでは、このような循環の輪を体現しています。
また代官山ローカルのお店とコラボレーションメニューも展開を予定。地域住民の皆様とのコラボを通じて、小さなローカルの輪も広げていきます。
規格外野菜などで作られたCIRCULAR SALADとCIRCULAR SOUPのセット
ハーブグリーンサラダ
店内の植物工場や屋上菜園で育ったハーブを使ったドリンク
100%プラントベースジェラート
さらには、処分されてしまう予定だったロスフラワーや売れ残ったお花から作られたドライフラワーなど、花の廃棄を極力抑えた循環型のフラワーショップも展開。理化学硝子の製造過程で捨てられてしまう部分をアップサイクルした花瓶など、サスティナブル/サーキュラーなコンセプトに根ざしたグッズも販売します。
そして屋外では、量り売りのスーパーマーケットなどで知られる株式会社斗々屋による循環型キオスク「CIRTY BIOSK by Totoya」が登場。代官山から都市型のゼロ・ウェイストなライフスタイルを提案します。
・GREEN / FARM – 施設内緑化・都市型の屋上菜園 -
代官山という街の中心地から緑化を推進すべく、店舗内外の植栽だけでなく、都市型の屋上菜園も運営します。また、専門のグリーンキーパーとともに、緑を守りながらTENOHA 代官山に訪れる人々とコミュニケーションを取ることで、サーキュラーコミュニティの醸成を促進させます。
・MARCHE / CIRCUS - サーキュラーコミュニティイベント-
簡単に、楽しみながら、知り、気づき、行動する。を促すサーキュラーコミュニティイベントを定期的に開催します。地球に寄り添った食材や商品が並ぶ「CIRTY MARCHE(サーティー・マルシェ)は月に一回。ワークショップやトークイベントも同時に実施するなど、イベント規模を拡張した「CIRTY CIRCUS(サ
ーティー・サーカス)」はシーズナルで開催します。
・ GALLERY / WORKSHOP –サーキュラーを「知る・学ぶ」場 -
サーキュラーを「知る・学ぶ」ための循環型ワークショップ「CIRTY SKOLE(サーティー・スコーレ)」や、サスティナブルな取り組み行っている企業・アーティストの商品発表や展示会など、カフェの空間が多様な用途で利用可能なポップアップスペースにもなります。
2Fにはライブラリースペースも常設。サーキュラーやサスティナブルに関連する書籍や、サーキュラーコミュニティメンバーの推薦図書を設置します。このような「見る・聞く・体験する」からサーキュラーについて知り、学び、考えるきっかけをつくります。
・WEB / SNS – CIRTYの公式WEBメディア-
CIRTY編集チームが運営する、CIRTYの公式WEBメディアです。サーキュラーに関するさまざまなトピックスやイベント情報など、定期的に配信していきます。また、サーキュラー活動に取り組んでいる方々や、カフェで提供する野菜・プロダクトの生産者など、一緒にサーキュラーコミュニティをつくり上げていく仲間たち、マルシェやサーカスに出店いただく皆様のストーリーも発信していきます。
CIRT WEBサイト:https://cirty.jp/
■ CIRTYプロジェクトチーム(順不同)
CIRTYを一緒につくり上げてくださっているプロジェクトメンバーをご紹介します。
・株式会社DAISHIZEN
世界の人々が今よりも少しだけ緑や地球を大切にする気持ちを持つきっかけをつくるために空間や店、商品体験、サービスを創造。主事業である「SOLSO」では植栽計画や空間デザイン、店舗プロデュースなど、グリーンに関する事業を幅広く展開する。
・株式会社SUEP.
末光弘和と末光陽子が共同主宰し、東京と福岡を拠点に国内外で活動する建築家ユニット SUEP. (スープ)。地球環境をテーマに掲げ、風や熱などのシミュレーション 技術を用いて、資源やエネルギー循環に至る自然と建築が共生する新しい時代の環境建築デザインを手がけている。
http://www.suep.jp/SUEP./SUEP.html
・株式会社エーゼログループ 西粟倉森の学校
岡山県の北東端に位置する西粟倉村は、『百年の森林構想』を掲げ、地域全体で森林環境の構築に取り組んでいる。西粟倉森の学校は『人と地域資源の組み合わせで価値を生み出すモノづくり』をコンセプトに森林価値を提供する事業を展開している。
・株式会社KADOWSAN
アート・グリーン・ファニチャーといった創造的な場をつくる現代の三種の神器を全て購入不要のサブスクリプションで提供。内装などの不動産のコストを減らし、「可動産」によって身軽に空間をキュレーションしている。
https://kadowsan.co.jp/
・GOOD GREEN THINGS
世田谷市場直送のフレッシュな野菜やプラントベース100%のフレッシュジェラートなど、「VEGAN FARM FOOD」をコンセプトに、ローカルフードを使ったサスティナブルフード&スイーツを提供している。
・ALL GOOD FLOWERS
「お花をよりデイリーにカジュアルに」をテーマに、花との新しい関わり方を日々提案するお花のセレクトショップ。
・株式会社斗々屋
オーガニック食材やワイン輸入業から始まり、2019年から小売事業を立ち上げ、2021年には東京の店舗に続き日本初ゼロ・ウェイストなスーパーマーケットを京都にオープン。モデルショップとしてゴミを出さないビジネスを実践するとともに、全国に量り売りを広めるため、個人や企業向けにオンライン講座、現場研修、コンサル事業も展開している。
・プランティオ株式会社
世界初の野菜栽培ガイドシステム”grow”を開発。growを搭載した都市型農園や、ご家庭のプランターなど、グローバルで急拡大する“アーバンファーミング”をDXし、エンターテインメントと掛け合わせた“アグリテインメント”を手掛ける。
・NewMake
循環型ファッションの実現化を目指すファッションコミュニティ。衣料品ロスの課題を解決する実践の場として開設された原宿の「NewMake Labo」では国内外のブランドとコラボレーションを行いながら、廃棄予定品を中心とした衣類や雑貨類を活用した新たな価値作りを行っている。
・ReBuilding Center JAPAN
長野県諏訪市で、地域資源のリユースショップを運営。ReBuild New Culture という理念のもと、よりよい社会をつくるための活動を行なっている。
http://rebuildingcenter.jp/
・一般社団法人SWiTCH
未来の主人公となる若者たちが目指す、サステナブルな社会の実現を、大人世代と共創するプラットフォーム。世代・業界・国境を越え、地球1つで暮らしていく未来を実現するための情報発信・教育・デザインをおこなう。
・佐々木拓/金井あき(KANAISASAKI)
現在、コクヨYOHAK DESIGN STUDIOに所属しながら、KANAISASAKIとしても様々なデザインに取り組む。主な仕事にTHE CAMPUSのアートディレクション、THINK OF THINGSのアートディレクションとオリジナル商品のディレクション、コクヨtokyo2020ムービーのアートディレクションなど。受賞歴にJAGDA新人賞、東京ADC賞、GOOD DESIGN AWARD金賞、RED DOT DESIGN AWARD、KOKUYO DESIGN AWARDなど。
■ CIRTYプロジェクトチームからのコメント
東急不動産株式会社 山田 潤太郎氏:都市事業ユニット渋谷開発
本部プロジェクト推進部 事業企画グループリーダー
このプロジェクトは、2021年10月に一枚の手書きのメモから始まりました。遠くない未来にサスティナブルな暮らしの在り方を実装できるように、今ここで、楽しみながら学び、良いアイデアをどんどん取り込んで、「WE ARE GREEN」の旗のもと共感する仲間を増やそう!という思いで取り組んできました。代官山でその第一歩を踏み出すことができましたが、この活動がしっかり続けることができるように皆さんとともに頑張りたいと思います。
RGB株式会社 代表取締役 八島智史(中央):企画プロデュース、施設マネジメント
今回の取り組みは、表層的で形式なものではなく、本気で「都市型のサーキュラーディベロップメント」に挑戦したプロジェクトになります。2030年、そしてその先に向けた持続可能な開発がどういうものであるべきか?どのように日常生活に落とし込んでいけばよいのか?われわれがその”答え”を提示していくというよりは、地域の方々・お客様・そしてCIRTYを盛り上げてくれるメンバーと、一緒に議論し・考え・気づき・行動に移していく。そういったサイクルを生み出していくことが役割だと考えています。商業施設という業態を超えて、新しいライフスタンスを見つけていきたい!という方々が、気軽に集まれる場にしていけたらと思っております。
■ アクセス情報
東京都渋谷区代官山町20-12
Forestgate Daikanyama内 TENOHA棟
東急東横線・代官山駅より徒歩1分
■ 営業時間
・CAFE 7:00-19:00
・FLOWERS 11:00-19:00
・BIOSK 7:00-19:00
■ 施設概要
施設名称 Forestgate Daikanyama(フォレストゲート代官山)
開 業 日 2023年10月19日
【TENOHA 棟(TENOHA 代官山)】
事 業 主 東急不動産株式会社
住 所 東京都渋谷区代官山町20-12
敷地面積 約 422 ㎡
延床面積 約 198 ㎡
構造規模 木造 2 階
用 途 店舗、集会所
企 画 RGB Inc.
設 計 株式会社SUEP.
施 工 者 株式会社青木工務店
グリーンデザイン・植栽施工 SOLSO
■ RGBとは
RGB Inc.は「地球的視点に立ち、〈ネイチャー〉という選択肢で人の心を動かす」をスローガンに活動するネイチャー・コレクティブです。持続可能性を重視した場づくりやブランディング・事業構築の支援、メディア構築などの情報戦略を手がけます。グリーンのランドスケープ設計・施工、セレクトショップ運営を手がけるDAISHIZENの関連会社。
事業内容:サーキュラーディベロップメント、ブランド・アイデンティティ構築、〈ネイチャー〉を基軸としたコンサルティング、PR&メディア構築
Board member:
八島 智史(Business Produce, CEO, Co-Founder)
齊藤 太一(Innovation, Co-Founder)
林 貴則(Narrative, Co-Founder)
本社:東京都世田谷区下馬6-32-5
ホームページ:https://www.redgreenblue.jp/
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