更年期セルフケアアプリHerLife:AI・メディカルサイエンスで35+女性にパーソナライズヘルスケアサービスを提供、経済産業省令和5年度「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」採択事業者
更年期セルフケアアプリ『HerLife』が登場!パーソナライズされたケアティップスを無料公開中
『HerLife』は、更年期に関連する症状や体調の変化について包括的な情報を提供します。このアプリは、京都大学との共同研究によって開発されたもので、AIを活用してパーソナライズされた、更年期に特化したセルフケアティップス(=セルフケアのアドバイス)を生成します。ユーザーは、アプリに日々自身の症状や体調を入力することで、個別の状況に合わせたセルフケアのティップスを提供しています。
これに先立ち、YStoryは大規模な事前調査とベータテストを行い、更年期症状の分析に取り組みました。1.5万人の事前調査から得られたインサイトと400人×2週間以上のβテストをもとに、更年期症状の傾向や個人差等の詳細な分析を行うことで、ユーザーへのより有益な情報やサービスの提供が可能となりました。
株式会社YStoryは、経済産業省令和5年度「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」の採択事業者となり、アプリの機能追加やアルゴリズムの開発を進めています。今後は京都大学との共同研究により、探索的試験も予定しています。
HerLifeアプリの機能紹介
HerLifeアプリは、更年期症状記録機能、パーソナライズされたセルフケアティップス、コミュニティ機能、症状インサイトなど、統合的なービスを提供しています。35+歳女性に向け、更年期を健康で充実して過ごすための強力なツールを目指しています。
アプリ公式サイト:https://www.herlife-app.com
HerLifeの特徴的な機能は以下の通りです:
1. パーソナライズされたセルフケアティップス:AIテクノロジーを活用し、ユーザーの症状や属性に基づく個別のセルフケアティップスを提供します。これにより、より効果的なセルフケアを実践することができます。
2. 更年期特有の症状記録機能:ユーザーは日々の体調の変化や、その時感じた更年期症状を記録することができます。これにより自身の症状のパターンやトレンドを把握し、適切なケア方法を見つける手助けを提供します。
3、コミュニティ機能:HerLifeアプリ内のコミュニティでは、同時期に更年期を過ごす他の女性たちや専門家と交流することができます。経験者からのアドバイスや情報共有は、ユーザーにとって大きなサポートとなるでしょう。
4. 症状インサイト:HerLifeアプリは、ユーザーの症状データを分析し、症状のパターンやトレンドを可視化します。これによりユーザー自身に対して体調変化への気付きや理解を促し、的確なケアプランの立案をサポートします。
症状・行動に関するベータテストの調査結果
HerLifeは、2週間超にわたり400名へのベータテストを実施し、以下の結果を明らかにしました。参加者の選定は35歳から65歳の女性のうち自然分布に基づくサンプリングしました。
・調査結果によると、35歳以上の女性のなかに、皮膚や体のトラブル、睡眠障害、頭痛など、さまざまな症状に悩んでいる人がいることがわかりました。うち一部の女性は、サプリメントやトレーニングなどを試して症状の緩和を図っています。
・皮膚や体のトラブルは、更年期女性の約60%を悩ませており、症状には肩こり、目の乾燥、乾燥肌などが挙げられました。これらの問題は、更年期女性のうち幅広い年齢層に共通して見られます。
・睡眠障害は、更年期に関連するトラブルの中で最も頻繁に発生しており、更年期女性の約60%が睡眠の問題に悩んでいることが明らかになりました。特に45歳から54歳の女性が最も深刻な症状を抱えているようです。
・頭痛は、更年期女性が疲れを感じたときによく起こるトラブルであり、約50%の女性が頭痛を経験していることが分かりました。
・更年期女性の間で最も採用されている解決策は、サプリメントであり、約40%の女性が利用しています。特に45歳から54歳の女性がサプリメントを積極的に取り入れている傾向があります。
・更年期症状の改善策としてよく試されるものに、運動が挙げられます。約30%の女性が更年期症状の対策および改善のために何らかの運動を実践しているということでした。35歳から44歳の女性はヨガを好む傾向があり、他の年齢層ではウォーキングなどがより好まれているようです。
詳細レポートはこちらから閲覧可能:https://www.ystoryfemtech.com/insights/report-1
HerLifeの開発ストーリー
更年期とは閉経前の5年と閉経後の5年を合わせた10年間のライフステージを指します。女性の誰もが通るライフステージでありながら、この期間に経験する心身のトラブルに対する治療方法や対応策についての適切な知識が当事者たちに行き届いていない現状があります。日本の女性の平均的な閉経年齢は50~51歳です。この期間には女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が不規則に変動しながら減少し、やがてなくなります。それを引き金として起こるさまざまな心身の不快な症状を「更年期症状」とよび、それが生活に支障を来すレベルになった状態が「更年期障害」です。エストロゲンが欠乏すると次第に泌尿生殖器のトラブルや脂質異常症、骨粗鬆症などが起こりやすくなります。
更年期症状には以下の特徴があります:
① 様々な症状が個人差を持って現れること
② 個人の中でも時期によって症状が変化すること
③ 症状はホルモンの状態だけではなく、生活習慣・ストレス・性格などの影響も受けること
④ 標準的治療である女性ホルモン補充療法(Hormone replacement therapy; HRT)だけで全ての症状が改善するわけではないこと
そこで、HerLifeはこれらの更年期症状の特徴を考慮し、国際的な学術論文と専門家による臨床的知見を機械学習して症状と対策のナレッジマップアルゴリズムを京都大学と共同で開発しました。このアルゴリズムを活用して、日々の症状に応じたパーソナライズされたセルフケアのティップスを提供しています。
【株式会社YStoryについて】
YStoryはAIテクノロジーとメディカルサイエンスを活用し、更年期症状に悩む女性へのサポートを提供しています。今回京都大学との共同研究でHerLifeアプリを開発しました。更年期のセルフケアを広めるために企業様や法人様とのパートナー提携も積極的に進めております。ご興味のある方はお問い合わせください。
代表者:Janet Yu、Sherry Shi
コーポレートサイト: https://www.ystoryfemtech.com/
HerLifeアプリ公式サイト:https://www.herlife-app.com
お問い合わせ(Eメール):contact@ystoryfemtech.com
すべての画像