GROW THE PIEフォーラム2024 第2回
持続可能な経済・企業経営を「動的な学び」で実現する 〜ラーニング・ソサイエティ〜
ヒューマンバリューでは、ロンドン大学ビジネススクールのアレックス・エドマンズ氏の「GROW THE PIE」の翻訳本の発刊を契機に、パーパスと利益の二項対立を超えて、持続可能な経済や経営を実現するための変革の理論や実践のあり方を探求しています。
その1つとして、対話型フォーラムを定期的に開催し、企業や所属の垣根を越え、さまざまなステークホルダーの方と実践や探求を深めていけたらと考えています。
そこで、2024年11月開催の第2回フォーラムでは、企業や社会の「学習のあり方」に焦点を当てます。
持続可能な経済・企業経営を実現するという正解のない道を歩むには、人々が既存の枠組みを超え、世界の見方を変えて、自分たちの行動を変容していけるような深い「学び」が不可欠です。
それは、単に個々人が必要とされるスキルを高める「静的な学び」ではなく、好奇心に基づいた多様な経験から新たな知恵や洞察が育まれ、仲間やコミュニティでの共有を通して、その知恵が進化し、さらに深い問いや価値観の変容がダイナミックに広がっていくような「動的な学び」と言えるかもしれません。
今回のフォーラムでは、社内にラーニング・カルチャーを構築することで「動的な学び」につなげ、パーパスを推進するリーダーシップを集合的に育んだり、企業の垣根を越えて社会全体で知識や知恵の循環を生み出せるような「ラーニング・ソサイエティ」の醸成にチャレンジしている4名の実践家に登壇いただきます。
4名のストーリーをもとに、 「人・事業・社会の価値を創発する(パイを拡大する)これからの学びのあり方」を探求し、参加いただくお一人おひとりの実践のヒントにつなげていただき、社会に提言していければと思います。
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概 要
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▢ 日時 2024年11月28日(木)13:30〜17:00
※リアル参加の方は、13時から会場にお入りいただけます
※リアル参加の方は、終了後も対話を続けていただけるスペースをご用意しております
▢ 形式 リアル会場参加 or オンライン参加
※リアル会場での参加は、定員になり次第締め切らせていただきます
▢ 会場 ヒューマンバリュー 半蔵門オフィス
(東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」5番出口より徒歩3分)
▢ 参加費 無料
※ 申込締切は、11月27日(水)午前10時となります
▢お申し込みはこちら
◆このような方におすすめ
企業内にラーニング・カルチャーを構築したいと考えている方
パーパスを推進し、社会に価値を生み出すリーダーを育てたい方
リスキル、アップスキルがうまく進まず困っている方
人材開発のあり方を見直したい方
企業や組織の垣根を超えた学習を模索したい方
…etc.
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プログラム(※時間は目安です)
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▢ オープニング(13時〜)
▢ 企業による実践ストーリー
▽企業事例 (1) 個の成長と組織の成長を育み、その組織変革の取組みが組織の枠組みを超えていく
中谷 象平 氏(安全自動車株式会社 取締役副社長)
全社員ヒアリングから集まった声に応えることから始まる安全自動車の組織変革プログラム『より良く組織変革』が2015年から始まりました。
従来の「背中を見て学べ」という昭和型マネジメントから、「部下の話を聴き一人ひとりの才能を引き出す」という新しいマネジメントスタイルへの変革を進める中で、社内の学び合う場づくりが活性化していきます。
10年にわたる組織変革の推進によって、社内の“学びの場”が社内を超えて広がりつつあり、この取り組みの新たな可能性を探求します。
▽企業事例 (2) コミュニティ型人材成長企業への道のり~自ら学び続け、高めあう風土づくり~
堺 寛 氏(NTTテクノクロス株式会社 人事部 人材開発部門 部門長)
NTTテクノクロスでは「お客様と未来を共創し続けるソフトウェアリーディングカンパニー」をビジョンに掲げています。この実現に向け、プロダクトやサービス提供、システム開発、コンサルティング等に携わる社員は、自己研鑽に加えて教え・教わる関係性を育み、コミュニティ型の人材成長を指向しています。「自ら学び続け、高めあう風土」を醸成するため、どのような取り組みを行ってきたのか。学びの輪をチーム・部署・企業・社会へ広げ、持続的社会を実現していくには何が必要かを共に探求します。
▢ 地域の視点から
▽阿賀野川マタギエコツアーはなぜ企業人のマインドセットを揺さぶるのか
五十嵐 実 氏(一般社団法人あがのがわ環境学舎 代表理事/学校法人日本自然環境専門学校 校長/公益財団 鼓童文化財団 理事長)
私たちは新潟県阿賀町を舞台に、多様な企業人が参加するラーニング・ジャーニーを開催しています。現役のマタギに導かれてブナ林や大河を巡り、豊かな食の恵みを体感しつつ、かつて日本を代表する近代産業が栄え、公害の発生に至った光と影の軌跡を辿る2泊3日を通じて、多くの企業人が内面や価値観の変容を体験します。この実践を紹介する中から、企業と社会の矛盾や対立を乗り越えて、両者の価値を広げるヒントやビジョンを見出す重要性を探ります。
▽個人・事業・社会に三方良しの価値を生み出す「双方向性の学び」〜ワーケーションからバウンダリーレス・エクスペリエンスへ〜
保坂 光子 氏(株式会社ヒューマンバリュー)
仕事と休暇を組み合わせた「ワーケーション」は、学びの機会を一方向から提供する静的な学びと捉えられることが多いかもしれません。しかし、ワーケーションを関わる人や組織や地域が双方向に関わり合う、脱境界の体験「バウンダリーレス・エクスペリエンス」として捉え直しすことで、動的な学びのプロセスが可能になり、参加者個人だけにとどまらず、関わる人それぞれの未来の可能性を広がり、全体にとって価値を生む機会にできるのです。そうした観点から具体的な取り組みやそこからの学びを共有しながら、皆さんと「双方向性の学び」の意味や価値を探求したいと思います。
▢ パネル・ダイアログ
※登壇者全員でパネル・ダイアログを行います。
▢ クロージング(17時)
フォーラム終了後、しばらく会場を開放しております。簡単なお菓子とソフトドリンクをご用意しておりますので、登壇者の方や、他の参加者の皆さまとご自由にお話しください。
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オンライン配信参加の方へ
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▶ オンライン配信は、Zoomを利用して行います。Zoomアプリをインストールしインターネットに接続したPC、スマホ、タブレットなどをご用意ください。
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スピーカー紹介
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中谷 象平(安全自動車株式会社 取締役副社長)
1993年大学卒業後、安全自動車入社。営業、経理を担当し、1999年取締役、2001年管理本部長に就任。当時社内には無かった採用プロセスを構築。その他、各種研修プログラムの企画運営、人事制度改革を担当。2年に一度、全国の拠点を巡り全社員へインタビューを行う「キャリアヒアリング」を実施するなど、社員との対話を重視した組織づくりに取り組んでいる。2018年より現職。
堺 寛(NTTテクノクロス株式会社 人事部 人材開発部門 部門長)
1992年 NTTソフトウェア(現 NTTテクノクロス)に入社。各種システム開発に従事後、全社Q&Aコミュニティ立ち上げを提言し、リーダーとして実践。その後、事業部門とコーポレート部門を行き来し、Web会議システム開発、人材開発・人事、プロダクト開発・営業・マーケティング、事業戦略推進マネジャー等を経て、2021年7月より現職。
五十嵐 実(一般社団法人あがのがわ環境学舎 代表理事/学校法人日本自然環境専門学校 校長/公益財団 鼓童文化財団 理事長)
新潟市内にて、税理士として五十嵐経理事務所の経営に従事しつつ、簿記・電算の専門学校を2003年に日本自然環境専門学校へ変更し、環境分野の人材育成を担う。2011年にあがのがわ環境学舎を設立し、公害が発生した阿賀野川流域の地域再生を推進。2017年からは鼓童文化財団の理事長を務め、現在は阿賀や佐渡でエコツアーを展開。
保坂 光子(株式会社ヒューマンバリュー)
「多様な存在が共に生きる中で生み出す変化や成長、それらを相互作用から育む場やプロセス」のリサーチや実践を行う。人材開発や制度運用による企業文化醸成、変化や成長を支えるプロセス・ガーデニングの実践探求、個人・企業・社会に三方良しの価値を生む地域価値創造やワーケーション推進など、社会に価値が広がる取り組みを志向中。
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モデレーター紹介
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川口 大輔(訳者, 株式会社ヒューマンバリュー 取締役主任研究員)
早稲田大学院理工学研究科を修了。外資系企業を経て、株式会社ヒューマンバリュー入社。「学習する組織」をベースにした組織変革のコンサルティングに従事するとともに、HRや組織開発の国内外の動向に関して幅広い調査・研究を行っている。特に近年は、企業・行政体にて、人的・事業・社会価値の創造に向けた組織変革やカルチャーの創造、マネジメントの革新に従事する。
訳書に『ワールド・カフェ~カフェ的会話が未来を創る~』『組織開発の基本~組織を変革するための基本的理論と実践法の体系的ガイド~』『脳科学が明らかにする大人の学習~ニューロサイエンス・オブ・アダルトラーニング~』(ヒューマンバリュー出版)がある。
菊地 美希 (株式会社ヒューマンバリュー 研究員)
新潟大学教育人間科学部を卒業。人材派遣・紹介会社に入社、組織コンサルティング会社を経て、知識やスキルの奥にある、人や組織が本当に創り出したい状態に向けて、本質的に踏み出していくプロセスを探究したいと考えるようになり、ヒューマンバリューに入社。現在は、リーダーシップ・マネジメント開発や対話を通じた組織文化醸成、キャリア開発支援のプロジェクトに従事する。また、パフォーマンス・マネジメントをテーマに、多様な企業の人事・人材開発担当者が垣根を越えて探究する研究会の企画・運営・リサーチをリードしている。
萩森聖香 (株式会社ヒューマンバリュー 研究員)
首都大学東京(現:東京都立大学)にて社会教育学を専攻。大人が学びを楽しめるサポートをしたいという想いから、社会人教育事業を行う企業に入社。講座開発やスクール運営などの経験から、大人が自ら学び、ありたい姿に向けて変化していく過程の美しさに魅了される中、学びを共にする関係性の大切さに気づく。ヒューマンバリューに入社後は、場・プロセス・コンテンツという3つの観点から「より良い学びの場づくり」を探究。自らも共に学び、育つ姿勢を大切に、人と組織、そして社会全体の変化をサポートしている。
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お問い合わせ先
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GROW THE PIEフォーラム 運営チーム
メールアドレス:info@humanvalue.co.jp
(運営事務局:川口・菊地・萩森)
※お申込み後、キャンセルをご希望の場合も上記メールアドレスまでご連絡ください。
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