法人向けマルチ生成AIプラットフォーム「QT-GenAI」を共同開発 ~ 福岡市様・大分銀行様と実証実験開始 ~

生成AIの普及が遅れる国内企業。利便性・安全面での懸念も強い状況。

アンドドット株式会社

企業向けに生成AIソリューション事業を展開するアンドドット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:茨木雄太)と、九州電力グループで電気通信事業等を運営する株式会社QTnet(本店:福岡県福岡市、代表取締役社長:小倉良夫)は、法人向けマルチ生成AIプラットフォーム「QT-GenAI」を共同開発しました。本日9/14(木)からサービス申込みの受付を開始いたします。本製品は、Microsoft社・Google社双方の生成AIを使用できる・企業様単位で利用状況を一元化でき、アクセス制限機能でセキュリティレベルを維持する・AIへの指示文(プロンプト)入力不要な「モード機能」・ガイドライン作成に加え、定着活用支援など、法人顧客様が活用しやすい内容となっております。世界的に進む生成AIの普及を国内でも加速させ、企業様の事業成長に貢献できるよう、連携を強化してまいります。

左:QTnet小倉社長 右:アンドドット茨木代表

また、福岡市様および大分銀行様(本店:大分市、頭取:後藤富一郎)で、本サービスを活用した実証実験を行い、行政および行内業務の生産性向上に取り組みます。

【デジタル化遅れの影響は生成AIも同様。セキュリティ面の不安も】
IMDによる2022年の世界デジタル競争力ランキングで、日本は過去最低の63か国中29位。国内のデジタル化が海外に比べて遅れていることを裏付ける結果となりました。さらに、2022年秋頃にリリースされた「ChatGPT」に端を発した生成AIの普及も遅れている状況です。帝国データバンクが2023年6月に全国の企業1380社に対して行った調査によると、「生成AIを業務に活用している」と回答したのは、全体の9.1%でした。さらに、利用に関する社内ルールを設けている企業は1.2%。国内企業への促進が進んでいるとは言い難い状況です。

当社が生成AIソリューション導入前に顧客ヒアリングを行った際にも、「活用できるイメージが湧かない」等の現場社員の不安の声がある他、IT担当者様からは、「セキュリティ・情報リスクが心配だ」というインフラ面での慎重な意見も複数ありました。

【利便性・安全性など、国内企業の活用ボトルネックを解消したサービスを実現】
当社がこの度QTnet社と共同開発した「QT-GenAI」は、生成AIはじめDX促進に慎重な企業様を想定し、利便性・安全性など具体的な懸念点を解決することに構想段階からこだわってまいりました。

利便性では、「Microsoft社のAzure OpenAI」「Google社の日本語版PaLM2」の両プラットフォームを利用できるなど、利用企業様ごとの環境選択が可能です。加えて、AIへの指示文(プロンプト)入力不要な「モード機能」、社内での有効的な活用方法の共有機能など新しい機能も一部ユーザで利用可能です。誰でも直感的に利用できるUIで馴染みやすく活用しやすいです。そして、導入企業様の社員に対して当社が直接ハンズオン研修を行うため、導入で終わることなく業務への定着までサポートいたします。導入企業様ごとに研修も設計するため、事業の効率・生産性の向上にも繋がりやすい研修になっています。
安全性ではまず、利用企業様単位での環境構築、アクセス制限、閉域接続など利用企業様に応じたセキュリティ対策を講じることができます。そして、企業内で利用した内容は、「QT-GenAI」側の学習データとして読み込ませないように設定しているため外部への流出は起こりません。社内運用でも、個人情報・機密情報を入力した場合にアラーム警告出るようにできるなど、運用時のヒューマンエラーを防ぐ機能が標準搭載されています。


<QT-GenAIのイメージ・概要>

今回のリリースに先駆けて、QTnet社の社員100名以上で実際に利用し業務モニタリングや社員ヒアリングを行ったところ、利用しやすさ・業務の生産性UP・従業員の積極活用などの高い投資対効果を示す結果を確認することができました。

製品名

QT-GenAI

サービス内容

・生成AIを安全に利用できるSaaS型Webアプリケーションサービスの提供

・Microsoft社・Google社双方の生成AIの選択

・業務に応じたオリジナルテンプレートやプロンプト入力不要な「モード機能」の提供

・社内での有効的な活用方法の共有機能

・生成AI活用の導入支援、研修およびガイドライン作成アドバイザー



【先端技術こそ、利用企業側の「制限」に配慮した開発を】
当社の生成AIソリューションは、企業様ごとに設計した生成AIの開発・納品はもちろん、実際に活用いただくための現場社員への研修・AIコンサルティングも一貫して行います。そして、QTnet社は電気通信事業を運営しながら、『お客さま原点』の考えのもと、さまざまな情報通信サービスを提供するために、AIをはじめ顧客のためになる先進的な技術の導入・普及にいち早く取り組んできた歴史があります。顧客ファーストの思想のもと、技術で事業成長に貢献する考え方が合致し、タッグを組みながら「QT-GenAI」の開発を実現いたしました。

代表の茨木より。『生成AIに対して事業の生産性を上げる可能性を感じながら、様々な規制で導入に踏み切れない企業様はたくさんいらっしゃいます。QTnet社で実証利用した「QT-GenAI」環境は、それらの規制の中でも活用できることを念頭に置いて開発しました。「QT-GenAI」が全国の企業様の事業成長に寄与できるよう、私達も、開発・研修の両面でサポートしてまいります。』



【アンドドット株式会社 概要】
会社名 : アンドドット株式会社(代表:茨木 雄太)
本社  : 東京都渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル 2F O1
事業内容: 生成AIを活用したソリューション事業および、それらに付帯する事業
URL  : https://and-dot.co.jp/


【株式会社QTnet 会社概要】
会社名 : 株式会社QTnet (代表取締役社長:小倉良夫)
本社  :〒810-0001 福岡市中央区天神一丁目12番20号
事業内容: 電気通信事業および、それらに付帯する事業
URL  : https://www.qtnet.co.jp/



【福岡市 実証実験について】
本取組みは、福岡市実証実験フルサポート事業(*1)に採択されました。QT-GenAIの利用による、行政業務の効率化を検証します。なお、研修を含めたQT-GenAIの利活用を通じて職員のAIリテラシー向上をはかります。

  • 実施期間:2023 年10月1日~ 2024年3月31日

  • 検証内容:
    ・報告書や議事録作成業務など
    ・庁内ドキュメントをQT-GenAIに取り込み、追加チューニングすることにより、独自カスタマイズを実施


(*1):福岡市実証実験フルサポート事業について
福岡市実証実験フルサポート事業とは、福岡市と福岡地域戦略推進協議会が AI・IoT などの先端技術を活用した社会課題の解決や生活の質の向上などにつながる実証実験プロジェクトを全国から募集し、福岡市での実証実験を全

面的にサポートするものです。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/soki/kikaku/mirai/fullsup/fullsupport.html



【株式会社大分銀行について】
QT-GenAIの利用による、行内業務の効率化を検証します。なお、研修を含めたQT-GenAIの利活用を通じて行員のAIリテラシー向上をはかります。

  • 実施期間:2023 年10月1日~ 2024年3月31日

  • 検証内容:

    ・文書作成や要約など各種業務

    ・行内データをAIに取り込み、追加チューニングすることにより、独自カスタマイズを実施

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会社概要

アンドドット株式会社

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URL
https://and-dot.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
渋谷区 道玄坂1-16-6 二葉ビル 2F O1
電話番号
-
代表者名
茨木雄太
上場
未上場
資本金
200万円
設立
2023年06月