メタップスグループから動画編集アプリを主軸とするスマートフォンアプリ事業並びにソーシャルメディアマーケティング事業の一部買収のお知らせ
エスティーワイ株式会社(代表取締役:佐野達也)は、動画コンテンツ市場への進出ならびにデジタルマーケティングサービスにおけるソーシャルメディア領域の強化に向け、株式会社メタップスホールディングス(代表取締役社長:山﨑祐一郎)、株式会社メタップスワン(代表取締役社長:高木誠司)から動画編集アプリを主軸とするスマートフォンアプリ事業とソーシャルメディアマーケティング事業の一部を買収いたしました。
今回買収する事業が展開する代表的なサービスは、動画編集アプリ「FilmStory」(フィルムストーリー)、「SweetMovies」(スイートムービーズ)、ヘルスケアアプリ「PopWeight」(ポップウェイト)等とソーシャルメディアマーケティング事業の一部となります。買取金額は非公開。
弊社はこれまで、デジタル領域に特化した事業開発・マーケティング支援を主力事業としてまいりました。今後は、クライアント企業の事業拡大を支援するのみならず、多様な業種におけるデジタルサービスの自社開発・運営に取り組みます。このことは、弊社の収益力強化に加え、支援先企業へのサービス品質の向上に寄与するものと考えております。
取り組みの柱の一つである動画編集アプリ「FilmStory」は、海外製の動画編集アプリが並ぶ中、純国産で約10年の歴史を持つ優良アプリであり、簡便な操作性と特定のSNSに紐づかずに利用できることを強みとしています。根強いファンの中には初心者や高齢者も多く、安心して動画編集を生活に取り入れ、長くご愛用いただいています。こうした強みが弊社の目指すデジタルサービスの創出に合致することから、今後の事業成長の柱の一つとして育成するべく、買収に至りました。
■「FilmStory」について
機能:写真や動画に音楽とテキストをつけることでシンプルな操作でショート動画の作成が可能
編集方法:スマートフォンでの操作性を重視し、編集画面を縦スクロールで動かせる方式を採用
特長 : 特定のSNSに紐づかずに利用できるSNSバインドフリー
実績 : 2014年に先駆的なスライドショーアプリとしてリリースされて以来、累計970万DL
評価 : AppStoreでのレビュー評点 4.1
■ 市場環境と弊社事業の成長について
世界的なスマートフォンの普及により、スマートフォンでの利用を前提とするソーシャルメディアの利用者数・プラットフォーム数は、ともに伸び続けています。
スマートフォンを使って日常的に短い文章や写真、動画を編集してソーシャルメディアにアップロードするという消費者行動は一般的なものになり、中には一定数のファンを獲得し広告収入等を得るクリエイターも登場しています。
こうした基盤を得た今後の数年は、カメラ技術の向上や通信環境の高速大容量化、AIの普及によるコンテンツ編集のインスタント化とAR/VRによる表現手法の拡張のさらなる進展と関連市場の拡大が見込まれています。
ソーシャルメディアとソーシャルメディア上で共有・消費されるショートコンテンツの中でも、動画を主軸とするソーシャルメディアの台頭と動画の視聴時間の長時間化(スマートフォンからの動画視聴は5年間で約4倍に成長 ※1)は著しく、2022年の動画広告市場は対前年比132.7%となる4621億円(※2)と大幅な伸びを見せています。
弊社では今回の買収を契機に、「個人向けの動画コンテンツ編集」と「エンタープライズ向けのソーシャルメディアマーケティング(2023年に2020年比1.8倍の1兆899億円※3)」という二大ニーズ(※3)に着目し、成長市場でサービスを展開してまいります。
これまでに培ってきたサービスイノベーションやデジタルマーケティングのノウハウを動画編集アプリ「FilmStory」を中心としたスマートフォンアプリ事業に投下し、ユーザビリティと収益性の改善に取り組みます。
また、自社でソーシャルメディアを保有・育成し、マーケティング支援に活用してまいります。
※1 ニールセン「全世代でスマートフォンがネット利用のメインデバイスに〜Digital Trends 2019上半期〜」
https://www.netratings.co.jp/news_release/2019/11/Newsrelease20191121.html
※2 サイバーエージェント「2022年国内動画広告の市場調査を実施」
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=28533
※3 出典:サイバー・バズ/デジタルインファクト調べ
https://www.cyberbuzz.co.jp/2022/11/post-1791.html
■メタップスグループからのコメント
株式会社メタップスホールディングス 代表取締役社長
山﨑 祐一郎/Yuichiro Yamazaki
【コメント】
メタップスは、2011年にアプリマーケティング事業を立ち上げた当初から、アプリ開発者目線でのマーケティングニーズを探るために、ソーシャルゲームをはじめとする複数のアプリ運営を行ってきました。
その後、事業の多角化が進む中で、アプリ事業はメタップスグループにおける役割を終えたため、この度、エスティーワイ株式会社へ譲渡いたしました。
佐野社長主導のもと、それぞれのアプリの更なる進化と成長に期待しています。
株式会社メタップスワン 取締役
(当時 株式会社メタップス 経営企画 シニアマネージャー)
杉崎 健史/Takeshi Sugisaki
【コメント】
2017 年にメタップスグループ入りした頃からのお付き合いで、気心知れている佐野さんにFilmStory他アプリの再成長のバトンをお渡しできる事を非常に光栄に思います。これを機にエスティーワイ株式会社の益々の成長をお祈りしております。
■当社代表からのコメント
佐野 達也/Tatsuya Sano
【コメント】
2017年にM&Aでメタップスグループ入りし、2021年末までの約4年間、グループ企業の役員として協働してきました。そのメタップスグループから今度は私が事業買収をするという大変貴重な機会をいただき、改めて同社および代表取締役社長である山﨑祐一郎氏、高木誠司氏、杉崎健司氏との親交とご縁を強く感じております。このご縁を、当該事業を成長させる意欲に変え、市場成長の追い風を収益に生かし切るべく精進してまいります。
約20年に渡って携わってまいりましたインターネット産業は、日進月歩で驚異的な進化を遂げながらも、まだまだ成長の途上にあると考えております。人口減少の局面にある日本経済にとって貴重な成長産業を、同業他社のみなさまと共により一層活性化し、生活者のみなさまに多くの便益を提供していきたいと思っています。マーケティング会社である弊社が素晴らしいプロダクトを得るに至った今回の買収は、この事業目的に至るひとつの契機と捉えております。
■ 佐野 達也のプロフィール
大学卒業後、バリュークリックジャパン株式会社(現:SMN株式会社)を経て、インターネット広告代理店を創業し、米国SEO会社日本法人に事業譲渡。その後、グリー株式会社にてリフォームEC事業の立ち上げ等を経て、2017年に2度目の起業となるエンジン株式会社を創業。同年M&Aによりメタップスグループ入りし、株式会社メタップスインタラクティブ代表取締役に就任。2019年1月に株式会社メタップスワンの取締役に就任。(2021年12月末で退任)
2021年2月から食材宅配事業「Oisix」等を展開するオイシックス・ラ・大地株式会社のSpecial Advisor(現任)、2022年5月からリノベーションプラットフォーム「リノベ不動産」を展開する株式会社WAKUWAKUのグロースパートナー(現任)を兼務している。
■ エスティーワイ株式会社 会社概要
会社名:エスティーワイ株式会社
代表者:代表取締役 佐野 達也
所在地:東京都渋谷区桜丘町17-12
サイト:https://stycorp.jp/
【お問い合わせ】
エスティーワイ株式会社
MAIL:support@stycorp.jp
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