FMラジオのマスター設備をリモート監視 TVh、AIR-G'など4社が実証実験
テレビ北海道(TVh、札幌市)とFM北海道(AIR-G'、同市)、北海道総合通信網(HOTnet、同市)、テレビ北海道技術センター(同市)の4社は、TVhのマスター室を監視拠点とし、AIR-G'のマスター室に設置されている各放送システムをリモート監視する実証実験を行います。実験は10月25日から10日間、リモート監視のほか制御試験、非常時の対応方法などを検証します。拠点間の通信はHOTnetが提供する次世代放送ネットワーク基盤を使用することで高度なセキュリティと柔軟かつ安定的な回線を確保します。
検証結果は11月15日~17日に幕張メッセ(千葉市)で開かれる国際放送機器展「Inter BEE」の会場(デジキャス合同会社の展示ブース)で公開する予定です。
実証実験では、TVhが開発し、マスター業務をリモート運用できる「バーチャルマスターオペレーター」(写真)を活用します。このシステムは、既設のマスター設備を改修せず、低コストかつ迅速に導入できます。監視制御サーバーを監視拠点(もしくはクラウド上)に設置することで、複数拠点の同時監視もできるため、監視業務を大幅に効率化できるのが特徴です。
今回の実験では、リモート監視やリモート操作を通じ、AIR-G’のマスター室とTVhのマスター室を統合監視することで、どれだけ業務を省力化できるかの検証も行います。
※「バーチャルマスターオペレーター」は2023年日本民間放送連盟賞の技術部門で最優秀を受賞しています。 (https://www.tv-hokkaido.co.jp/special/virtual-master/)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像