政務活動費を効率的に管理する「セムカンSaaS」の入力作業を簡単にする スマホ・タブレットアプリ「セムカンカメラ」をリリース

株式会社エイブルコンピュータ(本社:石川県金沢市、代表取締役:新田一也)は、地方議会議員及び事務局職員向けに、政務活動費管理セムカンSaaSの入力を簡単にする領収書撮影専用のAIカメラアプリ 「セムカンカメラ」 iOS版及びandroid版を、2024年6月にリリースいたしました。 

セムカンカメラは、自動切り抜き機能、AI文字読み取り機能、セムカンアカウントとの連携機能を備え、シンプルなインターフェースでどなたでも簡単に操作できる無料アプリです。各アプリストアからダウンロードしてご利用ください。 


全国250以上の議会事務局にアンケート調査を行った結果、政務活動費の事務作業において最も手間がかかる作業第1位は「領収書の黒塗り作業」、第2位は「PDF化作業」となりました*。事務作業が煩雑になる原因は、領収書原本及びその画像データと、領収書に記載されている金額・日付・支払先等の取引データが別々に管理されており、複数様式に手作業で入力・転記・集計しなければならないことによると考えられます。 

*2023年10-11月 政務活動費交付議会のうち金額上位300団体の事務局に電話調査を実施 n=253 

エイブルコンピュータが議員及び事務局職員向けにリリースした、強力なAI自動読み取り機能を備えた「セムカンカメラ」を使えば、領収書記載事項が編集可能なテキストデータとして利用できるようになり、さらにシームレスにセムカンSaaSとつながることで、政務活動費管理に関する事務作業をより簡便に、より的確に行えるようになります。

■セムカンカメラの主な機能

セムカンカメラは、領収書撮影に最適化されたシンプルなインターフェースで、どなたでも簡単に操作できます。

✔ 領収書撮影専用カメラ

セムカンカメラは高機能な撮影機能により、領収書を鮮明にキャプチャします。撮影時に最適な明るさとフォーカスを自動調整し、領収書の情報を正確に捉えます。

✔ 自動切り抜き機能

撮影した領収書画像を自動で切り抜きし、不要な部分を除去します。これにより、後処理の作業が楽になります。また、自動切り抜き機能が本来の場所からずれた場合でも、指で簡単に修正できます。

✔ AI読み取り機能

最新のAI技術を利用して、印字された領収書の金額、日付、支払先などの記載箇所をそれぞれ指でタッチすることで自動的に読み取ります。また、読み取りがうまく機能しなかった場合でも、その場で簡単に修正できます。

✔ セムカンアカウントとの連携機能

セムカンアカウントにログインして使うことで、読み取った情報は即座に同期されます。これにより、セムカンSaaS内での日付等のデータ入力が不要になり、作業時間を大幅に短縮します。

セムカンカメラスクリーンショット

セムカンアカウントでログインする画面
一旦保存を選択して後からまとめて送信することも可能
領収書画像をスキャンすると、対象領域が青線四角で囲まれます
日付等のボタンを選択して、該当箇所をタッチするとテキストが入ります。
送信前に文字の編集も可能
黒っぽい背景で撮影するときれいに切り抜きされます

■デバイスの対応

iOS16.0以降、及びandroid(近年発売された機種)

■利用のメリット

✔ 時間の節約

手作業でのデータ入力や整理が不要になるため、業務効率が大幅に向上します。

✔ 領収書画像の後処理の簡便化

セムカンSaaSに領収書画像をアップロードする手間や、アップロード後の切り取りや台形補正等の作業がなくなります。

✔ 領収書管理の効率化

領収書をためて提出締め切り前にまとめて処理する作業の進め方から、領収書が発生する毎に撮影してセムカンSaaSで都度書類作成しておく進め方に変えることで、効率的な領収書管理が実現できます。

■対象ユーザー

セムカンカメラは、全国の地方議会議員および事務局職員の方々に最適化されたAIカメラアプリです。政務活動費の管理をより効率的かつ正確に行いたい方に特におすすめです。セムカンSaaSとセムカンカメラを連携して使うことで、煩雑な領収書管理が驚くほど簡単になり、業務全体の効率が向上します。

■利用の手順

①ダウンロード

App Storeからセムカンカメラをダウンロードしてください。iPhone/iPad及びandroidの両方に対応しています。

②アカウント連携

セムカンアカウントにログインし、アプリを連携させます。これにより、アプリ内で読み取った情報が自動的にセムカンSaaSに同期されます。

③領収書の撮影

アプリを起動し、領収書を撮影します。自動切り抜き機能で適切な画像になり、AI読み取り機能により必要な領収書記載情報が即座に抽出されます。

④データの確認と保存

読み取った情報を確認し、必要に応じて修正を加えた後、データを送信します。送信後はご自身のセムカンアカウントにデータが安全に保存されます。

⑤セムカンSaaSでのデータ取り込み

カメラアプリで上記手順②から④まで操作した後は、セムカンSaaSにログインして「セムカンカメラから読み取る」ボタンから情報を取り込みます。書類作成に必要な残りの項目はセムカンSaaSで入力します。

< 撮影ガイドライン >

下記ガイドラインを守って、領収書の写真をきれいに撮影すると、領収書の情報が正確に認識されやすくなります。

①光の反射を防ぐ

直射日光や強い光源を避けて撮影します。反射光があると領収書の文字が見えにくくなり読み取り機能に影響を及ぼします。

例:室内の柔らかい照明や直射日光ではない自然光が理想的です。

②シンプルな背景を使用する

領収書の色と対照的な無地の背景を選びます。白い領収書なら黒や青などの背景が理想的です。

例:シンプルなデスクマットの上で撮影するのが理想的です。

③不要なものを排除

フレーム内には撮影対象の領収書だけが映るようにします。その他の物や手などは写らないように注意します。特に他の書類や直線的なものが入ると、領収書の辺や角が正しく認識されない場合が多くなります。

例:周りにある書類やペンなどが写り込まないよう片付けます。

④領収書をフレームに収める

領収書の端がはっきりと写り、文字が読みやすいようにします。曲がったり、影がかかったりしないように気を付けます。

例:領収書を平らな場所に置き、カメラを真上から垂直に向け、領収書の四隅がきちんと見えるように調整して撮影します。

⑤適切な距離で撮影する

領収書からあまり近すぎず、遠すぎない距離で撮影します。文字がぼやけない距離を保ちます。ピントが合っていない場合は、撮り直してみてください。

例:スマホカメラで領収書全体が、余裕を持って画面に収まる距離を目安にします。

■サポートとフィードバック

セムカンカメラの使用に関する質問やサポートが必要な場合は、アプリ内のサポート機能を利用するか、公式ウェブサイトからお問い合わせください。また、お使いになった感想等フィードバックをお待ちしております。皆様のご意見をもとに、より良いアプリを目指して改善を続けてまいります。


(参考情報)

■セムカンSaaSについて

セムカンは議員・議長・事務局員のリアルな声から生まれた日本初の政務活動費管理サービスです。きっかけは、ある地方議会議員からの「政務活動費管理には大きな問題がある」という声でした。日々の領収書の管理から、年度末の書類作成、取りまとめ、情報公開の準備に至るまでアナログ処理を行うことによる膨大な労力と紙資源が必要になり、議員側、事務局側双方にとって大きな無駄が生じています。セムカンSaaSは、それら印刷・コピー・スキャン・黒塗り作業・紙の物理的移動などを全て画面上で行える、議員・事務局それぞれの業務を深く理解した専用設計のクラウドサービスです。収支報告書等の自動作成や情報公開機能など、政務活動費管理を一貫してシステム化することによりトータルな業務効率化を行い、開かれた議会の実現に寄与します。

■政務活動費管理システム化支援プログラムについて

令和6年度及び令和7年度において、無償でセムカンSaaSをお試しいただける、政務活動費管理システム化支援プログラムのご活用をご検討ください。

<実証実験>

セムカンSaaSによる効果を定量的・定性的に測り、システム化によって得られるメリットと現状の様式や作業手順の変更のインパクトとを比較することで、実証的に評価いただくことができます。なお、全議員の参加が推奨ですが必須ではありません。

実証実験の進め方:

  1. 議会及び議会事務局へのヒアリング

  2. セムカンSaaS機能及び様式や作業手順の説明

  3. マニュアル提供及び議員向け説明会の実施

  4. システム利用開始(実証実験中に随時機能が追加されます)

  5. ヘルプデスクによるサポート

  6. 議員及び事務局へのアンケート、並びに数名の方にインタビュー

  7. 実施報告書納品

<議員体験会>

実証実験参加の是非を検討いただく際には議員側の理解が欠かせません。本体験会は、iPad等のご自身の端末を使って実際にセムカンSaaSをご体験いただき、便利さや操作性を実感していただくためのプログラムです。所要時間はサービス概要と操作説明で40分、質疑応答で20分、計60分です。

<各種ドキュメント類の提供>

以下のドキュメント類を提供いたします。

  • 実証実験計画書

  • 操作マニュアル

  • 操作説明動画

  • セムカンSaaS 様式集

  • 予算要求総括表 参考資料 など

■実証実験のお申込み/お問い合わせの方法

フォームに必要事項をご記載の上、送信してください。なお、令和6年度分実証実験の応募締切は令和6年9月30日です。令和7年度分実証実験については別途お問い合わせください。

<記載事項>

  • 自治体名

  • 連絡先(ご担当者名、所属、メールアドレス、電話番号)

<お申し込み/お問い合わせフォーム>

https://semkan.jp/contact/

ご不明な点等ございましたら、下記宛先までお問い合わせください。

■お問合せ先

株式会社エイブルコンピュータ

担当者名:山吹、瀬川

住所:〒920-0855 石川県金沢市武蔵町2番12号 フルーツむらはたビル4階

URL:http://ablecomputer.co.jp/



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会社概要

URL
https://ablecomputer.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
石川県金沢市武蔵町2番12号 フルーツむらはたビル4階
電話番号
076-214-8759
代表者名
新田 一也
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
1996年08月