4年ぶりに捜索犬のエキスパートがアメリカより来日!

10年連続して増え続けている認知症高齢行方不明者や未だ行方知れずの人を探したい

NPO法人日本サーチドッグアソシエーション(本部:神奈川県、横浜市 代表:篠崎栄治)は、2023年11月11日(日)~11月19日(火)の予定で、三重県四日市市にある国際環境技術移転センターにて「2023HRD(遺体臭気)&Traling(臭跡追及)捜索犬セミナー」を開催いたします。講師にはアメリカから捜索犬のエキスパート、キャシー チオド ホルバート氏とヘザー ジョー カッティング氏を迎え、来日してのセミナー開催は4年ぶりです。全国の民間の救助犬・捜索犬団体に所属するハンドラーと捜索犬が実技訓練に最大10ぺア、座学と実技見学約10人が集まります。このセミナー開催にあたりクラウトファンディングによって多くのご支援をいただき開催します。

「2023HRD(遺体臭気)&Trailing(臭跡追及)捜索犬セミナー」開催
HRD(遺体臭気)捜索犬・Trailing(臭跡追及)捜索犬認定審査会同時開催
2023年11月11日(日)~11月19日(火)






大切な人のもしもの時に!行方不明者を探す捜索犬を育てたい!
災害救助犬・地域の捜索犬を育成するNPO法人日本サーチドッグアソシエーション(NSA)です。
NSAの本部は神奈川県横浜市にありますが、会員は全国から募集してします。現在は、東京・神奈川・埼玉・千葉・山梨・新潟・徳島・広島で活動する会員と捜索犬たちがいます。会員数は59人、所属する捜索犬・訓練犬は28頭です。発足4年目の団体ですが、主たるメンバーは2007年の新潟県中越地震以降、東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨災害、北海道胆振東部地震などの自然災害での救助犬出動や、それぞれの地域での行方不明者捜索に出動経験があり、警察犬嘱託を受けている犬たちもいます。



私たちの活動は、自然災害発生時の捜索活動はもちろんですが、今日において全国的に需要が高まっているのは、地域の認知症高齢者から子どもたちの行方不明捜索にあたるTraling捜索犬です。全国で年間およそ8万人の行方不明捜索届けがある中で、1万人以上は見つからないといいます。また数日経ってからの発見により亡くなっていることも。認知症高齢者の行方不明者数は、2022年1万8709人で10年連続増加傾向にあります。

※出典:nippon.com2022年の認知症行方不明者捜索届1万8709、10年連続で増加


また、毎年のように起こる豪雨災害では降り続く雨が止み、長時間の経過後の土砂の中の捜索にはHRD捜索犬の需要があります。
災害救助犬は全国にたくさんいますが、地域の捜索犬や遺体臭気捜索犬はまだまだ日本には数少なく、訓練方法も認定試験も確立されていません。私たちは、2012年から2019年まで毎年アメリカから講師を招き、地域捜索犬の捜索技法であるトレーリングという技術と、日本ではなかなか訓練が難しい遺体臭気捜索犬も化学的に作られた擬似臭を使って学んできました。



セミナーを受講した捜索犬たちの中からは、さまざまな捜索現場に出動する機会になり、いくつかの県警察犬嘱託試験にトレーリングや遺体臭気の試験カテゴリーが採用されていることが、セミナー開催を続けてきた大きな成果とも言えます。
私たちは優れた嗅覚能力をもつ犬たちと地域の救える命に貢献したい。大切な人を探す家族のみなさんの役に立ちたいと活動します。また欧米では警察などの公的機関と民間の捜索犬団体が協力し、行方不明者捜索に携わります。日本もそうありたいと願います。今回のセミナーでは全国から集まる他団体メンバーの参加もあり、全国にこの捜索犬を広めていくことも目的としています。
【Traling dogトレーリングドッグ】
  地域の認知症高齢者や子どもたち、ハイキングや軽登山などで行方不明になった特定の人の臭跡を追う捜索犬。人が残していった臭いを追うため、鼻が地面だけではなく浮遊する臭いも取ることにより、多くの手がかりを得ることができる。



【HRD Human Remains Detection(遺体臭気)サーチドッグ】
 発災から長時間経過し生体臭気反応する捜索犬の活動後、行方知れずの人の手がかりをあきらめずに探します。訓練には化学的に作られた精度の高い疑似臭や頭髪・爪など混ぜた混合臭を使います。




「2023HRD(遺体臭気)&Traling(臭跡追及)捜索犬セミナー」について
【開催概要】
イベント名:「2023HRD(遺体臭気)&Traling(臭跡追及)捜索犬セミナー
開催日時:2023年11月11日(日)~ 11月19日(火) 9:00~16:00
開催場所:公益社団法人国際環境技術移転センター 三重県四日市市桜町3684-11
定員:ハンドラー&捜索犬実技ペア10組、座学&実技見学20名
主催:NPO法人日本サーチドッグアソシエーション

【プログラム】
11月11日(日)~13日(火)HRD(遺体臭気)捜索犬セミナー    9:00〜16:00
11月14日(水)HRD(遺体臭気)捜索犬 認定審査会        9:00〜16:00
11月16日(金)~18日(土)Trailing(臭跡追及)捜索犬セミナー  9:00〜16:00
11月19日(日)Trailing(臭跡追及)捜索犬 認定審査会      9:00〜16:00 
※大規模自然災害発生時や講師の来日ができなどの事由がある際は、延期となります。



来日セミナー講師



キャシー チオド ホルバート Kathy Chiod Holbert
Chiod Kennels 代表
Mountaineer Area Rescue Group所属(https://www.wvmarg.org)
LETS インストラクター、認定審査員(https://www.letsk9training.com/)
略歴
1987年から探知犬の訓練をはじめ、法執行機関や捜索救助隊で訓練を行い、これまで麻薬、爆発物、追跡、HRD、パトロールなど、様々な犬の訓練を行う。
また、イラクとアフガニスタンでは遺体探知犬ハンドラーとして1年間勤務。
日本には、2016~2019年の4回にわたりTrailingセミナーの講師を務める。




へザー ジョー カッティング Heather Jo Cutting
略歴
1997年から捜索犬の訓練を始め、パートナーとして4頭の犬を訓練し、そのほとんどが地域捜索と遺体捜索の認定を受け、大規模な水難捜索と雪崩捜索の訓練を受けている。この26年間、荒野や都市部での行方不明者の捜索、遺体や人骨の捜索、川や小川、湖での数多くの水難捜索、そして災害現場で何百件も捜索出動の経験をもつ。講師としては、日本・ニュージーランド・アラスカなどで務め、日本には2016~2019年の4回にわたりTrailingセミナーの講師を務める。

NPO法人日本サーチドッグアソシエーション(NSA)について
NPO法人 日本サードッグアソシエーション(Nippon Searchdog Association)は、自然災害時や地域の行方不明者捜索に役立つ災害救助犬・捜索犬を訓練育成し派遣する、地域社会貢献活動として事業を行うことを目的として2020年6月1日に設立されました。

【団体概要】
法人名:NPO法人  日本サーチドッグアソシエーション
本社所在地:神奈川県横浜市南区永田東3丁目17-29-101
代表理事:篠崎 栄治
設立:2020年6月1日
主な事業内容: 行方不明者捜索活動や各種団体等が行う捜索救助訓練への参加
サーチドッグの飼育・訓練・指導・能力評価・認定審査に関する事業
  サーチドッグの活用のためのセミナー開催や体制整備及び社会的認知の向上に関する事業

HP:http://k9nsa.com

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会社概要

URL
https://k9nsa.com
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
神奈川県横浜市南区永田東3-17-29 サンユーマンション101
電話番号
045-309-9119
代表者名
篠﨑栄治
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年06月