「2024UCIトラックネーションズカップ 第2戦」3月15日(金)から3月17日(日)で香港にて開催 中野選手「得意のロングスパートを武器に自ら仕掛けていきたい」とメダル獲得を狙う

パリ五輪出場枠獲得のカギを握る「トラックネーションズカップ 第1戦」で好発進 2つの金メダル獲得!男子スプリントで太田海也選手/女子ケイリンで佐藤水菜選手が優勝

公益財団法人JKA

 オリンピックイヤーとなる今年、パリオリンピックの出場枠獲得をかけた「2024UCIトラックネーションズカップ 第1戦」が2月4日に終了し、男子スプリントで太田海也選手、女子ケイリンで佐藤水菜選手が金メダルを獲得しました。また、男子ケイリンでは中野慎詞選手が銀メダル、太田海也選手が銅メダル、女子スプリントでは佐藤水菜選手が銀メダルを獲得。男子チームスプリントでは太田海也選手、小原佑太選手、長迫吉拓選手が銀メダルを獲得するなど、パリオリンピックの出場枠獲得に向け、日本選手団として好調なスタートを迎えました。
 また、各国のオリンピック出場枠を決定する「UCIトラックオリンピックランキング」において、「アジア選手権」 を経て各種目で日本のランキングが上昇し、男子のケイリン、スプリント、チームスプリント、女子のケイリンがトップ3に入りました。さらなる日本のオリンピック出場枠獲得を目指し、3月15日より開催される「2024UCIトラックネーションズカップ 第2戦」での活躍が期待される注目の4選手からの意気込みが届きました。
  • 「2024UCIトラックネーションズカップ 第1戦」

     男子スプリントで太田海也選手/女子ケイリンで佐藤水菜選手が金メダル獲得!

■日本選手団好発進!金・銀・銅全てのメダルを獲得しました!

太田 海也(おおた かいや)

▼成績

 男子スプリント    金メダル

 男子ケイリン     銅メダル

 男子チームスプリント 銀メダル


佐藤 水菜(さとう みな)

▼成績

 女子ケイリン     金メダル

 女子スプリント    銀メダル


中野 慎詞(なかの しんじ)

▼成績

 男子ケイリン     銀メダル


小原 佑太(おばら ゆうた)

▼成績

 男子チームスプリント 銀メダル


長迫 吉拓(ながさこ よしたく)

▼成績

 男子チームスプリント 銀メダル


■「2024UCIトラックネーションズカップ 第1戦」レース後の選手コメント

佐藤 水菜(さとう みな)選手

仕掛けるべき場所で仕掛けることができ、強い選手を相手に優勝できてよかったです。周りの選手もレベルアップしていると感じたので、もっと練習して頑張りたいと思います。


中野 慎詞(なかの しんじ)選手

優勝を狙って走ったんですけど、アワン選手(マレーシア)に敗れたことが僕の中ではすごく悔しいのでリベンジしたいです。レース前は緊張しましたが、去年の不安要素が大きい緊張と比べると、今回はワクワクするような緊張だったので、その点では成長を感じましたし、すごく楽しんでレースができました。


太田 海也(おおた かいや)選手

反省点としては、敵がセオリーではない動き方をしたときに対応できなかったことですが、その中でも金メダルを獲れるくらいの実力をつけていかなければいけないなと思いました。自分自身も成長はしているんですが、それでもまだアワン選手(マレーシア)には届かなかったので悔しいです。まだまだ課題はあるのだと前向きに捉えて、今後の自分に活かしていきたいと思います。


  • 「2024UCIトラックネーションズカップ 第2戦」を控えた現在の日本のランキング

 「アジア選手権」 が2月26日に終了し、現在の日本のオリンピックランキングは、男子ケイリン2位、女子ケイリン2位、男子スプリント2位、女子スプリント5位、男子チームスプリント3位という結果となりました。 3月15日より開催される「2024UCIトラックネーションズカップ 第2戦」では、オリンピックで日本が最大の出場枠を獲得するために、各種目で好成績を収めるとともに、特に女子スプリントでの金メダル獲得が望まれます。


■種目別UCIトラックオリンピックランキング

※2024年2月27日時点


  • オリンピック出場枠獲得に向けた次戦!

    「2024UCIトラックネーションズカップ 第2戦」3月15日(金)~3月17日(日)開催

 「2024UCIトラックネーションズカップ 第1戦」が2月4日に、「アジア選手権」 が2月26日に終了し、パリオリンピックの出場枠確定までに残された大会は2大会となりました。次なる戦いである「2024UCIトラックネーションズカップ 第2戦」は、オリンピックでのメダル獲得を目指す上で負けられない戦いとなります。この重要な大会を前に、メダル獲得が期待される選手が大会に向けての意気込みを語りました。


■2024UCIトラックネーションズカップ 第2戦

開催地 :香港

開催日程:3月15日(金)~3月17日(日)

実施種目:短距離  ケイリン、スプリント、チームスプリント

     中長距離 エリミネーション、オムニアム、マディソン、チームパシュート


■出場選手

出場選手のうち注目4選手より本大会に向けた意気込みをいただきました。


太田 海也(おおた かいや)

▼出場予定種目

ケイリン、スプリント、チームスプリント


▼大会への意気込みコメント

香港でもメダルを獲りたいです。チームスプリントで、メダルが獲得できればとても大きな自信につながると思います。個人種目でも自分の課題にしっかり取り組みレースを組み立てたいと思っています。


▼インタビュー

Q, ネーションズカップ第2戦でも金メダル獲得が期待されますが、プレッシャーは感じられていますか?

プレッシャーはありません。自分に対して期待しています。第1戦で出せたパフォーマンスを出せるのか、それともそれを超えられるのか、本当に短い期間なので細かい感覚で調整してレースに挑みます。どこまで完成させられるかを日々考えて生活する事が結果につながるとも考えています。


Q, ネーションズカップ第1戦後、自分をリフレッシュさせるために行った行動を教えて下さい。

やはり海外での食事・睡眠だったので、家で日々の生活を送る事が何よりもリフレッシュになっていると思います。本を読んだり映画を見たりと少し自転車から離れる時間もありました。


Q, ネーションズカップ第1戦から第2戦までは約1ヶ月半程の期間が空きます。次回の大会で良いパフォーマンスを発揮するために、普段の生活の中で心掛けている行動やルーティーンを教えて下さい。

まずは睡眠と食事を徹底的に質の良いものに変えることです。食事に関してはバランスを考え、食材までこだわります。睡眠は日々しっかりと計測しており、平均は9時間睡眠くらいだと思いますが、10時間を目標にして寝ています。


Q, レース直前に行う、ご自身の気合いの入れ方を教えて下さい。

レース前には足の裏をほぐし、丹田を意識して身体を動かすようにしています。その結果、緊張で身体がこわばるようなことも減ってきたと思います。直前には手を合わせて体のエネルギーを感じています。



太田 りゆ(おおた りゆ)

▼出場予定種目

ケイリン、スプリント


▼大会への意気込みコメント

先のことを考えすぎず目の前にあるレースに対して、自分の全力を出し切ること、やれることをしっかりやり切ることだけを考えて、悔いが残らないように頑張ります。応援よろしくお願いします。


▼インタビュー

Q, パリ五輪の出場枠をかけた戦いとして、次回は3月中旬、香港でのネーションズカップを控えます。大会までの期間、生活面やトレーニング面でどのような事に意識をして過ごされますでしょうか?

ネーションズカップ第1戦では、理想としていた結果が出せなかったことよりも、自分の最大限の力を発揮できなかったことに後悔が大きく、メンタルに影響し落ち込みました。生活面もコーチと相談して、考えすぎない方法を探し、Nintendo Switchを買ってポケモンや桃太郎電鉄を友達と楽しんでみたり、読みたい本を買って読んでみたり、休みの日には気分転換のために家に閉じこもらず、桜や菜の花を見に行ったりしました。トレーニング面では、ギアを見直すなど新しいことへの挑戦をしていますが、次のレースに向けて疲労を溜めないように、一つ一つ精度を上げてコンディションを整えています。


Q, 大会前に、体やメンタル面などのコンディションを整えるために行っているルーティーンはありますか?

ドローインと言われる呼吸法で自分を整える作業をします。これは毎日朝起きた時にも行い、腰痛改善の手助けにもなります。ネイルやまつげエクステ、美容院など、レース前に自分のビジュアルをメンテナンスするのも大事なルーティーンのひとつです。



中野 慎詞(なかの しんじ)

▼出場予定種目

ケイリン、スプリント、チームスプリント


▼大会への意気込みコメント

香港でも金メダルを目指して戦っていきたいと思います。アデレードよりも強いメンバーになると予想されますが、ここで金メダルを獲ることが自信となり、次に繋がってくると思いますので、しっかりと1位を狙っていきたいです。


▼インタビュー

Q, ネーションズカップ第1戦を終え、世界と戦うことに対しての手応えについてどのように感じましたか?

手応えとしては、ケイリンに関しては世界に劣らない脚力があると感じていますし、メダル争いもできるようになってきていると思います。


Q, ネーションズカップ第1戦では銀メダル獲得という好成績でしたが、3月に控える香港でのネーションズカップで、より良い成績を収めるために、改善したいと思っている点はありますか?

レースに関しては決勝で誘導が退避してから2番という良い位置にいましたが、スプリンターレーンから外れてしまい、リチャードソン選手(オーストラリア)に内を行かれて出遅れてしまったので、そのような小さな所も改善していきたいです。もう一つはポジションです。ゴール前で金メダルを狙えるという気持ちから力んでしまい、脇も開いたせいでうまく力が伝わらず最後の一伸びに欠けてしまいました。ブノワコーチからも指摘されましたし、これはゴール前に限らず重要な事なのでそこを意識しつつ冷静に走りたいです。


Q, 次回のネーションズカップのレースで、注目して欲しいポイントを教えて下さい。

僕のストロングポイントはロングスパートです。アデレードではそこを活かす展開ではなかったので短いスパートになりました。展開に合わせて自分から仕掛けていく走りに注目していただきたいです。


Q, レース直前、自分を鼓舞するために必ず行っている行動は何かありますでしょうか?

整理整頓!それと、スタート位置についてからの3回の深呼吸。この3回というのがポイントです。4回も2回もいろんな回数試しましたが3回が1番集中できました。



佐藤 水菜(さとう みな)

▼出場予定種目

ケイリン、スプリント


▼大会への意気込みコメント

スプリントの予選は10.4を出すのが目標です。本戦はメダル争いをできるように決勝まで勝ち上がる事。ケイリンはメダルを獲れるように一歩ずつ確実にステップアップしたいです。


▼インタビュー

Q, ネーションズカップ第1戦では、ケイリンで金メダル、スプリントでも銀メダルを獲得するなど佐藤選手の強さが際立ちましたが、ご自身の強さの秘訣はどこにあると考えていますか?

日々のトレーニングと食事の努力の成果だと思います。トレーニングをしてしっかりと準備をすることに時間を使っています。


Q, ネーションズカップを終え、ご自身で「課題」だと感じた点はありますか?次戦で意識したいポイントを教えて下さい。

嫌なものを目にした時に嫌だなときちんと認識する、そして、それをきちんと消化することが大事だなと思いました。次戦はその反省を活かして、どんな環境でも自分にだけ集中できる環境作りをしたいと考えます。


Q, 次戦に向けて、体やメンタル面などのコンディションを整えるために取り入れている事を教えて下さい。

メンタルサポートをしてくれる先生がいるので、その先生とお話しすることで、日常の大きなストレス源となっているものから無駄にストレスを受けないようにしています。


  • 日本からみんなで応援!パブリックビューイングも実施予定

 「2024UCIトラックネーションズカップ 第2戦」では、3月17日(日)にみしまプラザホテルにてパブリックビューイングを無料で開催いたします。ゲストのアスリートによる解説を聞きながら試合をお楽しみいただけますので、オリンピックの出場枠獲得を目指し、日本からみんなで応援しましょう。


■2024UCIトラックネーションズカップ 第2戦

 観戦種目:男子スプリント(決勝)、男子マディソン(決勝)、女子ケイリン(決勝)など

 日時:3月17日(日) 18:00〜20:30(予定)

 会場:みしまプラザホテル 2階 マーキス

 ※参加費無料、軽食・ドリンク付き、抽選会あり

 特設サイトURLhttps://keirin-web.com/nationscup2024/

 (定員 200 人・応募多数の場合は抽選)


  • TEAM JAPANオフィシャルサポーターシップ「公式支援団体特別プログラム」について

 2024年2月より、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)とJKAはTEAM JAPANオフィシャルサポーターシップ契約を締結いたしました。 

 「公式支援団体特別プログラム」 とは、JOCがJKAをはじめとする非営利団体を対象として設定したTEAM JAPANをサポートするプログラムです。契約カテゴリーであるKEIRIN普及事業及びスポーツ振興活動のプロモーションに、東京2020オリンピック後に発表されたTEAM JAPANブランド(コンポジットロゴ含む)やJOCが保有する呼称やスローガン「がんばれ!ニッポン!」等を使用することが可能となりました。


  • 公益財団法人JKAについて

 競輪とオートレースは、それぞれ自転車競技法と小型自動車競走法の規定により、地方自治体が開催する公営競技です。その収益は、競技を開催する地方自治体の財政の健全化に役立てられるだけではなく、自転車・小型自動車その他の機械の改良及び輸出の振興、機械工業の合理化並びに体育事業その他の公益の増進を目的とする事業の振興に寄与する形で社会に還元されます。
 本財団は、こうした法令に則り、「競輪関係業務」、「競技実施業務」及び「小型自動車競走関係業務」を行っています。
 主な業務内容は、競輪とオートレースの選手・審判員や、自転車・小型自動車の登録、競輪とオートレースの実施方法の制定、選手の出場あっせん、養成・訓練を行うほか、自転車・小型自動車等機械工業の振興、体育事業その他の公益の増進を目的とする事業に対する補助等を行っています。

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代表者名
木戸 寛
上場
未上場
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設立
2007年08月