食べられるものではなく、食べたいものを!食物アレルギーを持つ家族の8割に困った経験あり。
ブッフェスタイルの食事をアレルギーっ子へ。卵・乳・小麦・ナッツ不使用のブッフェイベントを開催しました
「アレルギーフレンドリーブッフェ」開催報告
当イベントは、Allecolle読者様の中から先着で約70名の食物アレルギーにお悩みの方がご参加しました。応募開始から3分で満席。30分後には200名を超えるキャンセル待ちという状況になりました。食物アレルギーをもつ当事者にとって、ブッフェが非常に魅力的でかつ非日常であることが考えられました。
参加者層の多くは食物アレルギーをもつ小学生とその保護者となった。
また、本イベント最大の特徴である、卵・乳・小麦・ナッツ不使用の料理、スイーツは、国内のアレルギー業界でも著名な藤春幸治 氏(ケアリングフードレストラン「EPICURE」オーナーシェフシェフ)、岡田春生 氏(「hal okada vegan sweets lab」エグゼクティブ・パティシエパティシエ)が担当。39品目(料理25品+スイーツ14品)を超えるメニュー数で、参加者に感動を与えました。
ブッフェを経験したアレルギー家族の8割が困った経験があることが判明
本イベント終了直後、メールアンケートにて食物アレルギー当事者家族が、ブッフェ経験を通じ困ったことがあるかどうかを調査。その結果、約8割の食物アレルギー当事者家族が、「(食物アレルギーならではの)困った経験」があることが分かりました。その内容を一部抜粋し紹介します(さらに詳細を伺いたい方はお問い合わせください)。
●原材料の表記がない。
●7大アレルゲンの表示があっても、それ以外のアレルゲンの確認をしなければならない事。
●アレルギー表示がない、聞いても対応していませんと言われる。トングの使い回し。
●原材料が分からないので安全を取って食べない、という選択肢になる。結果食べられるものがかなり限られる。
※ブッフェ経験はほとんどがホテルであった
※参加者のうちブッフェ経験がないと回答したのは全体の2割となった。
食べられるものを選ぶのではなく、食べたいものを選ぶ貴重な経験
本イベントへの満足度
参加者の10割が、本イベントに対しての満足度において、「大変満足した」「満足した」と回答でした。その理由を一部紹介します。
●何も気にせずに、好きなものを選べて摂取できたことが良かったです。安全性。
●メニューが豊富だった(いつもレストランなどは食べられるものが1つか2つしかなくて選べる余地がないため)
●全て食べられるという安心感、初めて食べるものがたくさんあった
●娘たちの嬉しい顔を見ることができてそれだけで大満足です
●子供がとても幸せそうに、自分で選び、食べていた。
「何を食べても大丈夫」「自分で食べたいものを食べられる」という経験は、食物アレルギー児には貴重で、多くの子どもが目を輝かせ、【食べられるもの】ではなく、【食べたいもの】を選ぶ経験をすることができました。
今後のイベント開催について
第2回「アレルギーフレンドリーブッフェ」は2024年5月18日(土)に東京都内にて開催を予定しております。より多くの食物アレルギーをもつ子どもたちに、食べたいものを選べる経験をしてほしいという想いは変わらず、さらにグレードアップして開催する予定です。
イベント当日の様子
Allecolleとは?
アレルギーに関する情報をアレコレ発信!情報共有メディア 近くにいるようでなかなかいない。 気軽に聞きたくてもなかなか聞けない。 情報収集したいけどどこを見たら良いのかわからない。 そんな方々により身近に感じてもらえるような情報共有メディアを目指します!
発足:2023年2月
ライター構成:アレルギー当事者および、当事者家族がライター・編集を担当しています
公式サイト:https://allecolle.net/
運営:株式会社エーフレンドリー
細川 真奈(MC)アレルギーナビゲーター®︎
株式会社エーフレンドリー代表取締役
幼い頃から重度の食物アレルギーを抱えており、現在も、卵・乳製品・ナッツ類を除去した食生活を送っている。自身の重度マルチアレルギーの体験・経験を元に全国で座談会やイベントを主催。アレルギーに優しい社会を作ることを目標に掲げ、大手企業の広報・コンサルティング事業や商品開発、講演会、アレルギー特化型情報メディア「Allecolle」編集長を務める。また、Instagramのフォロワー数は国内アレルギー業界No.1。
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