フィリピンでスモールビジネス開発を行うパダヨンジャパン株式会社が、J-KISS型新株予約権発行及び銀行融資を通じて資金調達を実施
日本のスタートアップが「角打ち酒屋」でフィリピンの社会課題解決に挑む
フィリピンスモールビジネス開発を行うパダヨンジャパン株式会社(石川県金沢市、代表取締役:後藤一平)は、三谷産業株式会社(石川県金沢市、代表取締役社長:三谷忠照、証券コード:8285)をはじめエンジェル投資家(上場企業経営者ら)を引受先とするJ-KISS型新株予約権発行及び金融機関からの融資により、シードラウンドの資金調達を実施しました。
<パダヨンジャパンについて>
当社は、「ビジネスでフィリピンの課題を解決し、未来にインパクトを」というミッションのもと、スモールビジネス開発でフィリピンの社会課題解決に取り組むスタートアップとして、フィリピン・マニラ郊外で、立ち飲みできる4坪酒販店「SAKAYA(サカヤ)」のチェーン展開を行っています。
中年女性の職が圧倒的に不足しているフィリピンにおいて、スモールビジネスでも安定して稼げる仕組みを提供し、ビジネスを通じた女性のエンパワーメントを図ります。
また、フィリピンのスモールビジネスに、POSや在庫管理システム等のチェーンオペレーションを導入し、専門化・組織化・IT化を図っていくことで、安全で高品質な商品を消費者にお届けしていきます。
※当社のSAKAYA事業は、石川県の「成長戦略ファンド(スタートアップ支援枠)」や、石川県産業創出支援機構(ISICO)の「いしかわアクセラレータープログラム」に採択されています。
<本資金調達の目的>
今回、資金調達した資金は、「SAKAYA」のチェーン展開におけるユニット開発の仮説検証に使用します。「5店舗+1DS(簡易倉庫)」を1ユニットとしてチェーン展開していく仕組みの採算性や再現性を検証します。
<本資金調達における投資家一覧>
三谷産業株式会社、喜多甚一(株式会社ビーイングホールディングス 代表取締役社長)、髙﨑憲二(北陸製菓株式会社 代表取締役会長)、山崎卓也(Field-R法律事務所 弁護士)、ほか2名 ※個人投資家は五十音順
<投資家からのコメント>
三谷産業株式会社 (証券コード 8285)
代表取締役社長 三谷忠照氏
お酒や軽食がとれる酒販店は、日本では「角打ち」として存在する文化のひとつでもありますが、フィリピンの方々の目には新鮮な業態として映っているようです。パダヨンジャパン株式会社の「SAKAYA」は、酒類の消費が非常に大きいフィリピンの消費者にとって新しい価値を提案するものです。また同社が目指すものはそれに留まらず、情報システムに裏打ちされた効率的なチェーンオペレーションを用いた、現地の小規模起業家に対する自律的なビジネスの支援であり、事業活動を通じた社会貢献です。当社はこのたびシードラウンドの活動に対する出資を行うとともに、同社のビジネスの後方支援を実施してまいります。
<J-KISS型新株予約権について>
J-KISS型新株予約権とは、日本のベンチャーキャピタルCoral Capital社が、オープンソースとして無償公開している、コンバーティブル・エクイティ(有償の新株予約権)を使ったスタートアップのための投資契約書(ひな形)です。
スタートアップ企業と投資家双方のコストを削減するため、米国ではコンバーティブル・エクイティによる資金調達が一般的となっており、日本のスタートアップでも普及し始めています。公開テンプレートをそのまま使うので透明性が高く、交渉する項目が2つしかないため、契約コストをかけることなく、投資が迅速に実行されます。
<会社概要>
会社名 : パダヨンジャパン株式会社
代表取締役 : 後藤一平
設立 : 2023年8月4日
所在地 : 〒921-8031 石川県金沢市野町3丁目11-1 金沢未来のまち創造館 2F
WEBサイト : https://padayon.org/
関連団体:一般社団法人PADAYON、石川フィリピン友好協会
※PADAYONグループ(パダヨンジャパン株式会社、一般社団法人PADAYON)は、営利法人と非営利法人のハイブリッドで途上国の課題解決に取り組んでいます。
<本件に関するお問い合わせ先>
パダヨンジャパン株式会社 担当:後藤
E-mail : hello@padayon.org
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