おからの有効活用に向けた新たな取り組みをスタート
乾燥おからとポリプロピレンを混ぜ合わせたレジンを開発 プラ削減に貢献
このたび、四国化工機株式会社(本社:徳島県板野郡北島町、代表取締役社長:植田滋、以下「四国化工機」)は、おからの有効活用に向けた新たな取り組みとして、乾燥おからとポリプロピレン(PP)を混ぜ合わせたレジン(プラスチック製品の元になる樹脂原料で、以下「おからレジン」)を開発し、通常のプラスチック製うちわに比べて石油資源由来プラスチックの使用量を15%削減した環境にやさしいうちわ(以下「おからうちわ」)を作りました。
(1)四国化工機の包装資材事業と食品事業について
四国化工機は、機械事業、包装資材事業、食品事業の三事業を展開しています。包装資材事業では、容器や蓋、フィルムなどの食品用包装資材の企画、製造、販売を行っており、製造はグループ会社の四国パック株式会社(本社:静岡県富士市、代表取締役社長:植田滋、以下「四国パック」)および東洋科学株式会社(本社:茨城県古河市、代表取締役社長:植田滋、以下「東洋科学」)ならびに協力会社が担っています。食品事業では、豆腐をはじめとする大豆加工食品の製造と販売を行っており、製造は徳島県の阿南食品工場および静岡県の御殿場食品工場で行っています。
(2)おからの有効活用について
豆腐を製造する際には多くの生おからが出ます。四国化工機では生おからを熱風乾燥させ、おからパウダーをはじめとする乾燥おからとして販売していますが、一部の生おからは肥料や飼料として販売するとともに産業廃棄物として処理しています。
(3)おからレジンについて
包装資材事業と食品事業が連携し、おからという資源の有効活用をさらに進めるために、乾燥おからとPPを配合したおからレジンを開発しました。おからレジンは、プラスチック製品などの製造に使うもので、製品の石油資源由来プラスチック使用量削減にも貢献します。
(4)おからうちわについて
徳島県では阿波おどりの時期にうちわを使用する機会が増えること、配布しやすく広告や宣伝にも適していることから、おからレジンを使った製品の第一弾としておからうちわを作りました。通常に比べて石油資源由来プラスチックの使用量を15%削減した環境にやさしいうちわであり、うちわとカレンダーのメーカーである株式会社ヤマダ(本社:香川県丸亀市、代表取締役社長:山田和正、以下「ヤマダ」)と共同開発しました。香川県丸亀市は江戸時代より前から続くうちわの産地であり、この丸亀市に所在するヤマダは、うちわの年間出荷量日本一を誇る企業です。伝統を守りつつ、新しいモノづくりに挑戦するヤマダは、環境に配慮したうちわの製造を積極的に行っていること、そしてお隣の香川県に所在しているということもあって、「両社で一緒に新しいうちわ作りに取り組もう!」ということになりました。
(5)今後の展開
おからうちわに続く第二弾・第三弾の製品を作るとともに、プラスチック容器を製造している東洋科学でおからレジンを用いた製品を製造できるように検討を進めてまいります。これらの取り組みにより、産業廃棄物として処理するおからの削減にもつなげ、限りある資源の利用を促進してまいります。
\ おからうちわの活用!/
徳島ガンバロウズの皆様が阿波おどりや8月29日(木)に行われる新体制発表会でおからうちわを配布される予定です。
8月24日(土)に四国化工機の協賛によって東京の神宮球場で行われる東京ヤクルトスワローズVS横浜DeNAベイスターズ戦(さとの雪ナイター)で、観戦者先着5,000名へおからうちわを配布します。
会社概要
会社名 :四国化工機株式会社
所在地 :【本社工場】 徳島県板野郡北島町太郎八須字西の川10番地の1
【営業本部】 東京 大阪
【事業所】鳴門 淡路
【食品工場】阿南 御殿場
設立 :1961年5月2日
業務内容:機械事業
充填包装機および関連機器の設計/製造/販売、プラントエンジニアリング
包装資材事業
カップ、ボトル、フィルム、アルミ箔等の食品用包装資材の企画/製造/販売
食品事業
豆腐をはじめとする大豆加工食品の製造/販売
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