神戸きものリメイクが「帯」を再利用してスリッパを作るプロジェクトを開始　(期間 2024年7月17日～9月15日)

帯×スリッパで日本から世界へ　―伝統と未来を世界へ―　このプロジェクトは「帯」を再利用し、美しいデザインと快適な履き心地を備えたスリッパで　日本の伝統美を未来に繋ぐクラウドファンディングです。

着物リメイク工房　香賀登

2024年7月31日 07時00分

●プロジェクトの概要

この度、伝統文化と未来を結びつける新しい試みとして、神戸きものリメイクが帯で作るスリッパの新ブランド「おびり」をスタートしました。「おびり」は、日本の家庭で眠っている不要になった帯をスリッパの甲部分に再利用し、美しいデザインと快適な履き心地を兼ね備えたスリッパです。このプロジェクトは、美しく環境に優しいスリッパを通じて、日本の伝統美を世界に広めることを目指しています。

はじめまして！

私は神戸きものリメイクの香賀登と申します。前職のアパレルのワールドで営業と生産管理の経験し、退職後　着物リメイクに取り組み　現在は着物や帯のリメイク教室やオンラインショップで着物や帯のリメイク商品を販売しています。

その中で教室の多くの生徒さんやお客様から、「大切な着物や帯を残したい！」「高価なものだから処分したくない！」という相談を受け、私自身も美しい日本の伝統工芸の帯に触れるうちに、「日本の美しい帯を残したい」「もっと多くの人にこの素晴らしい帯を知ってもらいたい」と強く感じ、帯を残すための試行錯誤が始まりました。

●プロジェクトの背景
日本の家庭には約４億本の帯が眠っているとされています。その殆どが受け継がれず、廃棄されてしまうことが少なくありません。このプロジェクトは、そんな帯に新たな命を吹き込み、日常生活で再び輝かせるために始まりました。帯にはそれぞれの家庭の歴史や思い出があります。それを廃棄するのではなく、新しい形で活用することで、その思い出を未来に繋げることができます。

それは　母の高齢の友人が家を処分することから始まりました。息子さんとの同居で一軒家から六畳一間に。身の回りの物全部を処分しなければならない切羽詰まった状況に直面しました。思い出がいっぱい詰まった着物も処分することになり　形を変えてでも、何かに残せないか、と相談を受け　考えついたのがスリッパでした。

スリッパなら　普段にも使え、来客用に、旅行先でも、くつろぐ場でも、おもてなしにも使えます。

着物を着る機会や　帯の出番はないけれど　スリッパなら　普段に使える。

このすばらしい日本の伝統工芸の「帯」を現代の生活に取り入れ、新たな価値を創造するために美しいデザインと快適な履き心地を兼ね備えた帯で作るスリッパを開発しました。

帯スリッパは徳島のスリッパメーカー佐藤化学様と一緒に試行錯誤の上　完成しました。

スリッパには　全体重がかかります。

甲部分には帯を使い、

夏でも快適になるよう蒸れないようにしたい、

膝や腰への負担を軽くなるようにしたい、

足裏にフィットするようにしたい、

中敷きが汚れたら拭けるようにしたい、

足音が響かないようにしたい、

滑らないようにしたい、

床が汚れないようにしたい、

長く使えるようにしたい。

たくさんのこだわりを詰め込み

試作を何回も繰り返し、

帯スリッパが完成しました。

この日本の伝統美と現代の快適さを融合させた

ユニークなスリッパは特許庁の実用新案としても

認められました。(実用-3231101)

長年の勘と技術をもったその道のベテラン職人の熟練の技で帯のスリッパが完成します。

１本の帯から　約５足スリッパが作れます。

甲部分を帯から裁断し、佐藤化学さんに

バトンタッチします。

合わせる材料の裁断や縫製・糊付け・縫い合わせに分かれて全行程において　熟練の目と技が求められます。

なかでも縫製は　縫い代が2mm～4mmと

縫い代が極端に少なく難しい作業。

ズレたら製品にならないので　ほつれも計算しつつ　ギリギリのラインで曲線を縫いあげて

スリッパが完成します。

●エコフレンドリーな取り組み

このスリッパは、不要になった帯をリサイクルすることで、廃棄物を減らし、環境保護に貢献しています。帯を再利用することで、新たな資源を消費せずに、美しいデザインと機能性を兼ね備えた製品を提供することができます。

このプロジェクトは、環境に優しい製品を作るだけでなく、私たちの文化や伝統を守るための一歩でもあります。帯スリッパを通じて、環境保護と伝統文化の保存に貢献したいと私達は考えています。

●お客様の声

実際に帯スリッパを使用したお客様からは、多くの喜びの声が寄せられています。

「立ちっぱなしで履いていても　蒸れないし、クッションがしっかりしているので　

足かラクなスリッパです。ラグジュアリーな帯の柄は　履いているだけで気分が上がり、

仕事の時に履きたくなるスリッパです。」(N様)

「海外から特別なお客様がいらっしゃるので　帯のスリッパを注文しました。

他には見たことのないスリッパで　お客様にも喜ばれ、お玄関からおもてなしが出来、

私もうれしかったです。スリッパを並べるだけでお玄関が華やかになり帯の柄が

とても素敵なスリッパです」(T様)

「ハワイにいる日本のお友達のクリスマスプレゼントにご夫妻のサイズを揃えて

帯のスリッパを贈りました。日本の盆栽を連想する枝ぶりののよい松の柄で

おめでたい柄の帯スリッパを大変喜んで頂きました」(O様)

●クラウドファンティングの目標とリターン
今回のクラウドファンティングでは　10.000円～100.000円までの様々なリターンをご用意しております。リターンの内容は帯で作られたスリッパやお手持ちの帯で作るオリジナルスリッパ、オリジナルスリッパ作りを体験するワークショップや、神戸での帯バッグとスリッパ作り体験も含まれます。
これらのリターンを通じて、日本の伝統工芸の帯を使ったスリッパを世界に広め、日本から世界へ、
伝統と未来を発信していきます。

●資金の使い道
目標金額は100万円　集まった資金は国内での販促活動費用、海外向けのECサイトの構築、
フランスでのジャパンエキスポの出店費用に充てられます。

●そして未来へ
神戸きものリメイクからのメッセージ
帯で作るスリッパは帯を使っていた人の想いと、これから使う人の思いを繋ぐアイテムです。

日本の素晴らしい伝統工芸の帯で作るスリッパを国内外に広め、環境保護と伝統文化の保全に貢献したいと思っております。皆さまのご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

●クラウドファンティング　プロジェクトスケージュール
・開始日： 2024年7月17日
・終了日： 2024年9月15日
・プラットフォーム: キャンプファイヤー

●クラウドファンティング　帯×スリッパで日本から世界へ
プロジェクトURL:https://camp-fire.jp/projects/view/770618?list=prefecture_hyogo_projects_popular

公式URL　https://kobe-kimonoremake.jp/