ケンブリッジ・モバイル・テレマティクス(CMT)、AIを搭載した交通安全プラットフォームの利用者が、日本国内で累計100万人を突破

- 日本全国のドライバーが、走行データをもとにした交通安全ソリューションを利用 -

Cambridge Mobile Telematics Inc.

世界最大のテレマティクス企業であり、モバイル・アプリケーション・ベースのテレマティクス・ソリューションを提供するケンブリッジ・モバイル・テレマティクス 株式会社(本社:米国・マサチューセッツ州、以下CMT)は、同社が提供するAIを搭載したモバイル・テレマティクス・プラットフォーム「DriveWell Fusion®」の日本国内における利用者数が累計100万人を突破したことを発表しました。

米国・マサチューセッツ工科大学(MIT)の科学者2名によって開発された「DriveWell Fusion®」は、AIを搭載したプラットフォームであり、スマートフォン、Bluetooth対応のIoTデバイス、コネクテッドカー、映像解析などのデータを統合・活用することが特長です。本プラットフォームは、保険会社や自動車メーカー、モビリティ事業者、地方自治体などとの提携を通じて提供されており、安全運転を行ったドライバーには、保険料の割引やリワードなどのインセンティブが付与されます。ドライバーは、スマートフォンやドライブレコーダー、車両などから収集されたデータに基づき、急加減速、速度超過、スマートフォン操作による「ながら運転」、急ハンドルといった危険な運転挙動に関するAI分析結果やフィードバックを個別に受け取り、安全運転を促されます。またこのプラットフォームは、事故のリアルタイム検知や事故再現による保険金処理の迅速化にも貢献し、保険会社の対応スピードと顧客満足度の向上を実現しています。

走行データに基づくドライバー向けのフィードバックは、事故の削減に効果があることが、世界各国の市場で実証されています。ドライブレコーダーが主流である日本においても同様の傾向が見られ、運転に関するフィードバックを受けられること、そしてより安全な運転を目指せることが、この技術を導入するドライバーが日本で増えている主な理由となっています。

CMTは2016年に日本市場へ参入し、拡大する需要に対応するかたちで、2024年8月に東京オフィスを開設しました。日本最大手の保険会社であるあいおいニッセイ同和損保との提携では、テレマティクスを活用するドライバーの事故頻度が16%減少し、顧客満足度も10ポイント向上したという結果が報告されています。こうした成果は、他国での事例とも一致しており、テレマティクスの有効性を裏付けるものとなっています。

CMT共同創業者兼CEOであるウィリアム・V・パワーズは、次のようにコメントしています。「CMTは2016年の日本進出以来、核となるテクノロジーとユーザー体験の両面に投資を重ね、着実に当社プラットフォームのサービスを拡大してきました。日本での当社プラットフォームの累計利用者が100万人を達成したことにより、当社はより多くのドライバーの皆様に安全性と運転に対する安心感を提供しています。加えて、日本の交通安全施策や現場での取り組みに活用可能な、深く実用的な分析データをご提供することも可能となりました。当社のソリューションは、あらゆる経験レベルのドライバーに対し、安全性の向上と費用削減の両面で価値を提供しています。特に高齢ドライバーにおいては、プラットフォームを通じたフィードバックにより、自信と意識を高めながら、安全運転への取り組みが進んでいます。」

日本の交通事故による死亡率は1990年代以降、低下傾向にあります。しかし、近年は頭打ちとなっており、2023年にはわずかに増加しています。高齢ドライバーの増加や「ながら運転」といった課題が、交通安全の大きな妨げになる恐れがあります。死亡または重傷を伴う携帯電話関連の事故は、2024年に136件に達し、警察庁が2007年に統計を取り始めて以来、過去最高を記録しています。また警察庁によると、75歳以上の高齢ドライバーによる死亡事故は、近年増加傾向にあり、2024年の「車両単独事故」の割合は75歳未満の約2.5倍となっています[1]。

高齢化や地方の人口減少、スマホの「ながら運転」など、私たちの移動や運転にはさまざまな課題が生まれています。そうしたなかで、走行データをもとに運転のクセや注意が必要な場面を見える化し、運転をサポートする仕組みは、保険会社だけでなく、行政や地域社会でも注目を集めています。CMTのサービスは、日本国内ですでに100万人以上のドライバーに利用されており、たとえば地域ごとの「ながら運転」の傾向を比較したり、交通事業者や企業の車両管理に役立てたりと、幅広く活用されています。

今後もCMTは、日本のより安全な道路づくりや交通インフラの改善に貢献できるよう、さらに深い知見を提供していきます。

 

[1] 警察庁交通局「令和6年における交通事故の発生状況について」

https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bunseki/nenkan/070227R06nenkan.pdf 

ケンブリッジ・モバイル・テレマティクスについて

ケンブリッジ・モバイル・テレマティクス(CMT)は、世界最大のテレマティクス・サービス・プロバイダーです。そのミッションは、世界の道路とドライバーをより安全にすることです。同社のAI搭載プラットフォーム「DriveWell Fusion®」は、運転リスクを精度高く特定し、低減につなげて事故などの減少に貢献し、モビリティ社会をより安全なものにします。現在までに、CMTのテクノロジーは世界中で93,000件以上の事故を防止し、50,000人以上の人々を重傷から守ってきました。CMTは保険会社、自動車メーカー、商用モビリティ会社、公共部門と提携し、リスクの測定、衝突の検知、救命支援の提供、保険金請求の合理化などを行っています。CMTは、米国・マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置き、ハンガリーのブダペスト、インドのチェンナイ、米国・シアトル、東京、クロアチアのザグレブにオフィスを構える、グローバル企業です。詳細はウェブサイト(https://www.cmtelematics.com/ja/ )をご覧ください。

本社

会社名:Cambridge Mobile Telematics Inc.

所在地:314 Main St Suite 1200, Cambridge, MA 02142(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)

代表者:ウィリアム・V・パワーズ(CEO)

事業内容:テレマティクス・サービス・プロバイダー

設立:2010年

日本法人

会社名:ケンブリッジ・モバイル・テレマティクス株式会社

日本オフィス:東京都渋谷区恵比寿1-19-19 恵比寿ビジネスタワー10階

ウェブサイト:https://www.cmtelematics.com/ja/ 

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会社概要

Cambridge Mobile Telematics Inc.

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業種
情報通信
本社所在地
314 Main St Suite 1200, Cambridge, MA ,USA,02142
電話番号
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代表者名
William Powers
上場
未上場
資本金
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設立
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