50代の「逃げ遅れ」20代の2.7倍。メンタル退職者の半数が、半年以上「限界状態」で勤務していたと判明。医師運営『TEATE』が実態調査
現役医師運営の退職・給付金サポート『TEATE』が12月20日サービス開始。年末年始も休まず相談受付
現役医師が運営する退職・給付金サポートサービス「TEATE(テアテ)」(本社:東京都中央区、代表医師:宗 大貴)は、メンタル不調による退職・休職経験者400名を対象に「仕事のストレスと休職・退職の決断に関する実態調査」を実施しました。
その結果、退職・休職に至るまでの期間において、50代の「1年以上我慢して働き続けた」割合が39.2%と、20代(14.3%)の約2.7倍にのぼることが判明。さらに50代経験者の2人に1人(50.0%)が「半年以上」限界状態で働き続けていたことが明らかになりました。
TEATEはこの調査結果を受け、年末年始も休まず相談を受け付けます。
■ 調査の背景
例年、1月の仕事始め(御用始め)の前後は、1年で最も「退職」に関する検索数が増加する時期です。年末年始の休暇中に「来年もこの働き方を続けるのか」と自問する人が増える一方、真面目なベテラン層ほど「繁忙期に休むのは逃げだ」「周りに迷惑をかけられない」と自分を追い込み、身体が悲鳴を上げていても働き続けてしまう傾向があります。
現場の医師として多くの患者を診てきた代表の宗は、この「医療の谷間(病気になるまで休めない現状)」を解決するため、本サービスを本格始動させました。
■ 調査結果ハイライト
【1】50代の「逃げ遅れ」実態 ― 20代の約2.7倍
身体や心に異変(不眠、動悸、過度な疲労感など)を感じ始めてから退職・休職を決断するまでの期間を年代別に調査したところ、年齢が上がるほど決断が遅れる傾向が顕著に見られました。
▼年代別「我慢期間」

特に50代では、2人に1人(50.0%)が半年以上も限界状態で働き続けていたことが判明。「石の上にも三年」という美徳が、メンタルヘルスにおいては命取りになりかねない実態が浮き彫りになりました。

【2】年代で逆転する「休めない理由」
休まなかった最大の理由を年代別に分析したところ、興味深い傾向が見られました。
▼休まなかった理由(年代別比較)

20代は「経済的不安」が最大の理由である一方、50代では「自分が抜けたら職場に迷惑がかかる」という責任感が最大の理由に。
組織の重圧を一身に背負い、誰にも弱音を吐けずに耐えているベテラン層の苦悩が浮き彫りになりました。50代における「責任感」の割合(33.8%)は、20代(8.6%)の約4倍にのぼります。

【3】無視してはいけない「3大SOSサイン」
限界を迎える前に身体から出ていた症状を調査したところ、以下の3つが上位を占めました。
▼身体からのSOSサイン(複数回答)
・1位:睡眠障害(眠れない、夜中に起きる、朝起きられない)… 56.0%
・2位:出勤前の身体反応(吐き気、腹痛、足が動かない)… 42.8%
・3位:感情の暴走(理由もなく涙が出る、急に怒りっぽくなる)… 36.3%
・4位:動悸・息切れ(心臓・呼吸の違和感)… 32.5%
「睡眠障害」は過半数(56%)が経験しており、最も多いSOSサインでした。これらの症状は「気のせい」「疲れているだけ」と見過ごされがちですが、身体からの明確な警告サインです。
特に「感情の暴走」は女性に多い傾向が見られ、女性回答者の42.3%が経験(男性は33.1%)。職場で急に涙が出る、些細なことで怒りが爆発するといった症状は、周囲からは「感情的」と誤解されやすく、本人も気づきにくいSOSサインです。

【4】約8割が深刻な悪影響 ― 我慢の代償
無理をして働き続けた結果どうなったかを調査したところ、「なんとか持ち直し、問題なく働き続けられた」と回答した人はわずか21.0%でした。
裏を返せば、約8割の人が何らかの深刻な悪影響を被っていたことになります。
▼無理して働き続けた結果(複数回答)
・症状が悪化し、社会復帰までに予想以上に長い時間がかかった … 46.8%
・家族や友人に心配をかけ、プライベートな関係も悪化した … 29.0%
・ある日突然動けなくなり、急な退職で余計に迷惑をかけた … 28.5%
・なんとか持ち直し、問題なく働き続けられた … 21.0%
「迷惑をかけたくない」という責任感が、結果的により大きな迷惑につながる ― この皮肉な結果が、早期ケアの重要性を物語っています。

【5】受診を阻む「4割の壁」
メンタル不調を感じて病院(心療内科等)に行こうとした際のハードルを調査したところ、以下の結果となりました。
▼受診のハードル(複数回答)
・自分の辛さを医師にうまく説明できるか不安だった … 39.0%
・「甘えだ」と診断されないか怖かった … 29.3%
・初診の予約がなかなか取れなかった … 26.5%
・通院していることを会社にバレたくなかった … 16.8%
「辛さを説明できない」「甘えと言われるのが怖い」という心理的障壁が合計で約7割。多くの人が「自分の症状は病院に行くほどではない」と自己判断してしまっている現状が浮き彫りになりました。
■ TEATEとは
一般的な退職代行業者とは異なり、「現役医師が実名で運営・監修する」日本でも極めて稀なサービスです。
【特徴1】メディカル・トリアージ ― 「休むべき」という客観的事実の提示
単に退職を代行するのではなく、「医学的に見て、今のあなたは休むべき状態である」という客観的な事実(ファクト)を提示します。
今回の調査で最も多かった受診のハードル「自分の辛さを医師にうまく説明できるか不安」(39%)に対し、医師への受診補助シートを作成。「自分が悪い」と責めてしまう方の心の重荷を下ろし、スムーズな受診と療養へ繋げます。
【特徴2】経済的不安への処方箋 ― 給付金フルサポート
今回の調査でも退職をためらう理由の1位は「経済的不安」(29.5%)でした。TEATEは傷病手当金や失業手当の申請をフルサポートし、制度を正しく活用して「安心して休める環境」を構築します。
■ 代表医師メッセージ
「責任感が、あなたを壊す前に」
私は耳鼻科医として、耳の症状やめまいの患者さんを数多く診てきました。
ストレスの心当たりを伺うと、ほとんどの方が「仕事が忙しくて…」とおっしゃいます。耳鳴り、喉の詰まり、声が出ない。これらは過重に負荷がかかった身体からのSOSです。
でも皆さん、「仕事は休めないので」と薬だけ受け取って職場に戻っていく。そして数ヶ月後、もっと悪化して戻ってくる。その繰り返しを何度も見てきました。
今回の調査で、50代の2人に1人が半年以上も限界状態で働き続けていたこと、そしてその理由のトップが「責任感」だったことを知り、今までに診てきた患者さんたちの顔が浮かびました。
「病気になってからでは遅い。その手前で止めたい」。でも、医師としては病気になってからしか診ることができない。それがこのサービスを始めた理由です。
「来年もこの働き方を続けるのか?」と迷っているなら、どうか我慢せず頼ってください。
株式会社医伝士 代表取締役 / 医師 宗 大貴
■ 年末年始の相談受付について
TEATEは12月20日のサービス開始以降、年末年始(12月27日〜1月4日)も休まず相談を受け付けます。「年明けから会社に行きたくない」「この休み中に決断したい」という方は、お気軽にご連絡ください。
■ 調査概要

■ サービス概要
・名称:医師運営 退職・給付金サポート「TEATE」
・URL:https://teate-support.jp
・運営会社:株式会社医伝士(本社:東京都中央区)
■ 本件に関するお問い合わせ・取材依頼
株式会社医伝士 広報担当
Email:info@idenshi.net
Phone:03-6555-2104
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