アテ林業・能登ヒバを活かした能登の創造的復興に向けて、「サポーター」の募集を開始! 「創造的復興フォーラム」も開催!
プラットフォームを創設して、①「ポータルサイト」開設、②「能登ヒバ サポーター」募集、③「能登ヒバ コーディネーター」任命、④各種展示会等でのPR、⑤「創造的復興フォーラム」開催等を一体的に行います。
(公社)石川県木材産業振興協会 及び 能登森林組合では、石川県の県木であり、日本森林学会が選定する「林業遺産」でもある「アテ林業/能登ヒバ」を活かして、「アテ林業・能登ヒバを活かした能登の創造的復興ビジョン」(別紙)に基づき多様な取組を促すため、新たに「アテ林業・能登ヒバを活かした能登の創造的復興プラットフォーム」を設置し、以下の5つの取組を開始します。
未曾有の災害を経た能登半島の森林・林業・木材産業の現状(いま)とキーパーソンの方々の想いを広く共有し、能登地域の林業・製材業・木材産業関係者とサプライヤーや企業・団体等を繋ぎ、新たな技術・商流・マーケティング手法の開発や共同での広報・イベント等を促進して、世界農業遺産「能登の里山里海」の再生にも繋がる「アテ林業/能登ヒバ」を活かした創造的復興を促進します。
■「アテ林業・能登ヒバを活かした能登の創造的復興プラットフォーム」の創設と5つの取組
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能登半島地震 及び 奥能登豪雨災害という未曽有の災害を経て、今、能登の林業・製材業・木材業の関係者は、懸命に災害の復旧・再建等に向けた取り組みを進めています。
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しかし、甚大な山林・林道・製材所等の被害を前に、息の長い取組が求められています。
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そこで、中長期的な視点で、アテ林業・能登ヒバの伝統や特性を尊重しながら、アテ林業の持続化や能登ヒバの高付加化価値化、能登の関係人口の創出等を通した能登の創造的復興に取り組む「能登ヒバ サポーター」を募集するとともに、能登の林業・製材業・木材産業関係者との新たな協働・共創を促すための「プラットフォーム」を創設します。
【1】アテ林業・能登ヒバ ポータルサイト「ATE-NET」開設
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未曾有の災害を経た能登半島の森林・林業・木材産業の現状(いま)や、奥能登地域の復興を願うキーパーソンの想い、アテ林業・能登ヒバの歴史・文化的な特徴などを発信します。
【2】「能登ヒバ サポーター」募集開始(別添1)
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山腹崩壊や林道・製材所等の損壊の実情を鑑みて、中長期的な視点で「アテ林業」の持続化や「能登ヒバ」の高付加価値化に向けたバリューチェーンを共創したり、能登地域の情報発信や関係人口の創出等をして頂けるサプライヤーや企業・団体等を募集します。
【3】「能登ヒバ コーディネーター」任命
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能登の林業・製材業・木材産業の関係者と「能登ヒバサポーター」をマッチングし、新たな技術・商流・マーケティング手法の開発や共同での広報・イベント等開催を促進するため、長年、能登半島の玄関口・七尾市で製材業・木材業を営むとともに、能登半島地震の際は避難所のコーディネーターとして活躍した関軒 明宏氏を、「能登ヒバコーディネーター」に任命しました。
【4】「第53回国際ホテル・レストランショー」や「のと里山空港」でPR
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(公社)国際観光施設協会とも連携して、「第53回国際ホテル・レストランショー」(2月4~7日(火~金)、東京ビックサイト)内の「能登復興支援」コーナーに、「能登ヒバ」のPRブースを設定し、本プロジェクトや特色ある能登ヒバ製品(10社)のPR等を行います。
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また、(公社)国際観光施設協会が設置する「センタープラザ」において、ショートセミナー「林業遺産/能登のアテ林業・能登ヒバを活かした創造的復興」も開催します。(日時:2月5日(水) 15:15~15:35、登壇者:関軒 明宏氏((公社)石川県木材産業振興協会 能登ヒバコーディネーター)
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また、「のと里山空港」ラウンジにおいても、2月18日(火)~3月23日(日)にPR展示を行います。
【5】 「アテ林業・能登ヒバを活かした能登の創造的復興フォーラム」開催(別添2)
[日時]2025年2月25日(水) 14~17時
[会場]石川県金沢市・オンライン(ハイブリット)
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能登のアテ林業の歴史から、能登の森林・林業・木材産業の現状(いま)、能登ヒバの新用途開拓・高付加価値化等の取組を多彩なメンバーが紹介し、能登の創造的復興を議論します。
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なお、「能登ヒバサポーター」登録者・検討中の方を対象にして、現地視察・意見交換会を、2月27日(木)に開催します。
◆message
プラットフォームの創設に際して、主催者やコーディネーターのメッセージをご紹介します。
亀井 順一郎(能登森林組合 代表理事組合長)
能登半島地震及び奥能登豪雨災害で、山腹崩壊・土砂流出等は100箇所以上、林道等は2,000箇所以上、木材加工流通施設は30箇所以上という未曽有の被害を受けました。
さらに、奥能登地域ではライフラインの復旧が遅れる中で林業・製材業・木材産業に携われる人が減り、森林組合等は災害復旧等への対応が要請される中で、「能登ヒバ」の生産基盤は大きく損なわれており、生産量の回復には息の長い取組が求められています。
甚大な山林・林道・製材所等の被害を前に、懸命に復旧・再検討に取り組む能登の林業・製材業・木材業の関係者が希望となるように、多くのサプライヤーや企業・団体等の皆さまに能登の現在(いま)をご理解頂くとともに、「能登ヒバ サポーター」としての参画をお願いいたします。
古谷 隆明((公社)石川県木材産業振興協会 担当理事)
1966年に石川県の「県木」として指定されるなど、広く県民に親しまれてきた「能登のアテ林業/能登ヒバ」は、独自の技術の継承等が評価されて、日本森林学会の「林業遺産」に登録されるなど、能登半島はもちろん、石川県、さらには日本が誇るべき独自の地域資源です。
これまでも「能登ヒバ」は、伝統的な輪島塗の木地から神社仏閣の建築物、住宅・家具等に重用されてきましたが、近年は、清涼感あふれる香りや木目の美しさ、抗菌性や防虫性を活かすとともに、調理器具やカラトリー、寝具や楽器、エッセンシャルオイル等、様々な生活シーンを彩る製品が開発さ れており、人気が高まっています。
是非、多くの企業・団体等の「能登ヒバ サポーター」として参画頂き、各社が有する技術力や顧客とのネットワーク等を活かして、「能登ヒバ」を用いた建築・家具から雑貨・日用品まで、多様な生活シーンで活用できる多様な製品づくりをご一緒しませんか。
関軒 明宏((公社)石川県木材産業振興協会 能登ヒバコーディネーター)
「アテ林業/能登ヒバ」は、能登ならではの独自性ある歴史・文化から生業・生活、自然・景観を育む礎となっており、世界農業遺産にも選定された「能登の里山里海」を構成する地域資源です。
「能登ヒバ」を使用した製品が拡がることは、国内外の消費者・生活者と能登の地で復旧・復興を目指す能登の人々や地場産業を紡ぎ、未来に向けた希望や活力を生み出してくれます。
多くの皆さまに「能登ヒバサポーター」に参画頂いて、能登の林業・製材業・木材業関係者とお繋ぎさせて頂きながら、「アテ林業/能登ヒバ」の歴史・文化や材質特性を活かしたモノづくり・コトづくりを進め、「能登の里山里海」の持続可能な未来を一緒に創り上げていきたいと思います。
《関連資料》
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【別添1】「アテ林業・能登ヒバを活かした能登の創造的復興サポーター」登録要領
【別添2】「アテ林業・能登ヒバを活かした能登の創造的復興フォーラム」チラシ
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