環境設計・ZEB検討を支援する「BIM sustaina® for Energy (Professional)」 が新築・改修プロジェクトに導入しやすくリニューアル
物件面積や短期利用に応じた物件単位での利用形態と、Archicadへの対応で、より多様な設計プロジェクトへ対応可能に

建築業界のカーボンニュートラル実現を目指し、Web省エネ設計支援サービスを展開する株式会社one building(本社:153-0064 東京都目黒区下目黒1丁目8−1、代表取締役:金田真聡、桑島隼也)は、2025年4月10日(木)よりWeb省エネ設計支援サービス「BIM sustaina® for Energy Professional」をリニューアルしました。
このリニューアルにより、従来の年間アカウント契約ではコスト負担が大きかった設計プロジェクトの初期フェーズだけの短期利用や試験導入なども可能となります。さらにGraphisoft® Archicad®にも対応し、より多様なプロジェクトに対応できるようになります。
■背景・目的
市場動向と業界課題
近年、建築分野ではカーボンニュートラルの実現が社会的要請となっており、特にZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)など高い省エネルギー性能を目指す設計プロジェクトへの関心が高まっています。しかし、これまでの設計業務では、建築・設備仕様を検討した後に省エネ計算を行うフローが一般的でした。この手順では、検討中の現況値と目標性能との差分が把握できないため、設計内容の手戻りが発生したり、目標性能に到達できないリスクが高まるという課題がありました。
こうした背景から、設計初期段階から目標性能を見据えた性能確認を行う必要性が急速に高まっています。省エネ設計を確実に進めるためには、従来の設計プロセスや使用ツールを見直し、業務フロー自体を変革することが求められています。一方で、実際のプロジェクトで新たな設計手順やツールを導入するには、自社の設計体制への適合性を検証するトライアルや、段階的な導入といった慎重なアプローチが求められます。しかし、従来の年間アカウント契約では、こうした短期間利用などの柔軟な導入が難しく、トライアルやプロジェクト単位での利用を希望する声が高まっていました。
リニューアルによる課題解決
今回のリニューアルでは、プロジェクトの延べ床面積に応じて、1ヶ月単位でサービスを導入できる料金体系へと変更しました。これにより、短期プロジェクトやトライアル導入など、利用期間や物件規模に応じた柔軟な運用が可能になります。また、従来有償であったアカウント作成を無償化することで、社内メンバーに加え、省エネ適判計算会社や協力設計事務所など社外チームとの共同利用を促進していきます。プロジェクト単位で設計情報を共有しながら、目標性能に向けたスムーズな検討が行える環境を高いコストパフォーマンスで実現します。
さらに、従来のAutodesk® Revit®(2023/2024)に加え、Graphisoft® Archicad®(バージョン27)への対応も実現。これにより、より多様な設計環境で、新しい設計ワークフローの体験と検証が可能となり、設計初期からの性能検討を広く普及させることを目指します。
■リニューアル詳細
2025年4月10日(木)に導入されたリニューアルの詳細は以下の通りです。
(1)必要な設計プロジェクトに、必要なタイミングで柔軟に導入
従来の年間アカウント契約を廃止し、プロジェクトごとの導入が可能になります。また、1ヶ月単位で利用できるため、改修物件での概況性能を把握したい場合や、新築物件の初期段階でZEB目標達成可能性を確認したい場合など、様々なプロジェクトや設計フェーズで利用いただけます。
(2)社内外のステークホルダーと、設計ノウハウや意思決定プロセスを共有
物件の延べ床面積に応じた固定料金で、アカウント数に制限がなく、追加料金なしで複数メンバーが同時利用できます。社内の意匠設計者・設備設計者や意思決定者など、関係者全員で最新の設計情報を共有しながら検討を進めることが可能になります。
(3)初めてのZEBプロジェクトでも安心。ZEB設計サポートができる省エネ適判計算会社との共同利用が可能。
ZEBのノウハウがなく不安な方は、省エネ適判計算会社など社外のユーザーとの共同利用も可能です。ZEBコンサルティングやアドバイスが可能な省エネ計算会社とのBIM sustaina for Energyの共同利用により、建築情報のみでのBEI速報や、構造体負荷・負荷集計表など、データに基づいた性能・仕様検討アドバイスを効率的に受けることも可能になります。
(4)Graphisoft® Archicad®対応アドオンツールの提供
Autodesk® Revit®(2023/2024)に加え、新たにGraphisoft® Archicad®(バージョン 27)にも対応しています。Archicadで作成したBIMデータを活用して省エネ性能の確認ができるため、幅広い設計環境で導入しやすくなります。設備情報が揃っていない設計初期段階でもBEIの速報を算出することができ、意匠設計者によるZEB実現に向けた環境設計の検討を強力に支援します。
■価格
設計プロジェクトの延べ床面積に応じた、月額・自動更新型のご契約です。詳細は販売代理店にお問い合わせください。

月額利用料金(参考) |
延べ床面積 |
月額料金(税抜) |
小規模プラン |
1〜1,000㎡ |
10,000円 |
中規模プラン |
1,001〜5,000㎡ |
20,000円 |
中大規模プラン |
5,001〜20,000㎡ |
30,000円 |
大規模プラン |
20,001〜50,000㎡ |
40,000円 |
超大規模プラン |
50,001㎡以上 |
50,000円 |
■キャンペーン・特典
2025年4月10日(木)から5月9日(金)までの期間中に、これまでBIM sustaina for Energyのアカウント契約を締結されていない法人様が、BIM sustaina for Energyで新規アカウント作成のうえ設計プロジェクトの利用申し込みを完了された場合、1か月間の無料で設計プロジェクトをご利用いただけます。なお、プロジェクトの開始時期は問いません。

本キャンペーンに関する詳細は、BIM sustaina for EnergyのWebサイトよりお問い合わせください。
BIM sustaina for Energy Webサイト
https://bimsustainaforenergy.jp/
■セミナー
BIM sustaina for Energy販売総代理店のTOPPANコスモ株式会社にて、本リニューアルやBIM sustaina for Energy (Professional) の機能についてご紹介するウェビナーを開催いたします。
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日時:2025年4月22日(火) 13:00~13:45
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形式:オンライン(Zoomを使用)
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参加費:無料
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対象:Archicadをご利用の方、ZEB案件にお困りの方、省エネ計算の外部委託にお困りの方
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お申し込み方法 :以下のURLよりお申し込みください。定員になり次第、締め切らせていただきます。
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セミナーお申し込みページ https://fofa.jp/tpcosmo/a.p/134/
■BIM sustaina for Energy (Professional) について
設計初期からの性能確認に伴う業務負荷を、BIMとWeb技術の活用により大幅に削減します。ZEBを目指す意匠設計者と設備設計者のスムーズな連携を支援する、ZEB・省エネ設計に特化したツールです。

【特徴1】 何度でもBEIを確認しながら、熱負荷計算や空調機器選定ができる
専用ソフトやアプリをまたがず、Excelベースのアウトプットで設備機器なしでの室ごとの負荷集計からBEI算出がWebで完結。仕様検討したExcelをアップロードすれば、何度でもBEIの再計算が可能です。検討案はすべてバージョン管理され、案ごとの比較検討もスムーズです。

【特徴2】 アナログ集計ゼロ。設計変更による負荷集計の更新もスムーズ
BIMから取り出した建築情報を使い、構造体負荷や室ごとの負荷集計表(Excel)を数クリックで作成できます。建築設備設計基準(R3)と、基準一次エネルギー消費量の根拠値と設定スケジュール(建築研究所)を参照した自動計算が可能です。

【特徴3】合意形成を支援。ライフサイクル光熱費・CO2レポートの作成
省エネ計算結果に基づき、設計案ごとのライフサイクル光熱費やCO2排出削減量など、収益性や資産価値に関わるレポートをワンクリックで生成します。関係者に対し、複数の指標を用いた目標性能の説明が可能となり、設計案の合意形成を後押しします。
*本プレスリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本プレスリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
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