陸上の大迫 傑選手がファウンダーに参画 グリーンフィンテック事業を承継し、aora株式会社が設立持続可能な気候変動対策を目指す
世界初*CtoBモデルのマイクロカーボンクレジットサービス「PUC/Pucre」を展開
aora株式会社(本社:東京都渋谷区、京都市中京区、CEO:堀井 紳吾 以下「当社」)は、事業の本格始動にあたり、事業内容とビジョンの発表および、ファウンダーに陸上長距離種目選手の大迫 傑氏の就任をお知らせいたします。
当社は2025年5月13日に設立した、カーボンクレジットをポイントのように運用できる独自トークン「PUC(Play User Credit(Coin))」システムと、そのPUCを活用した、歩いて環境に貢献できるアプリ「Pucre」を展開する企業です。
*ソーシャルファンディングアプリ内にて(弊社調べ)

◼︎aora株式会社について / 「PUC/Pucre」が描く未来:社会貢献と経済の融合
aora株式会社(読み方:アオラ https://ao-ra.com/)は、「社会貢献活動が経済を支える未来」を創造することを企業ビジョンとして掲げ、社会貢献が単なる慈善行為に留まらず、社会全体の経済を活性化させる原動力となる環境を提供することを目指しています。
私たちの核となるプロダクトは、カーボンクレジットを細分化し、マイクロカーボンクレジットとしてカーボンクレジットをポイントのように運用できる独自トークン「PUC(Play User Credit(Coin)の略)」システムです。また、PUCを活用したアプリとして、ソーシャルファンディングアプリ「Pucre(プクレ)」を展開しています。
この「PUC/Pucre」を通じて、私たちは以下の二つの大きな目標を実現します。
1. 環境貢献が経済活動を支える社会をつくる
これまで、社会貢献活動は経済活動とは切り離されたものとして位置付けられ、財務パフォーマンスの課題を持っていました。それに対し当社は、個人や企業が行うあらゆる環境貢献活動が、社会全体の経済を力強く動かす原動力となるような新しい仕組みを構築します。これにより、社会貢献そのものが、経済成長を促進するポジティブなサイクルを生み出す未来を目指します。
2. カーボンクレジットのフェアマーケットを提供する
近年、企業の炭素会計に不可欠なカーボンクレジット市場では、不透明な取引や質の低いクレジットの
流通が深刻な問題となっています。非財務という枠での取り組みには限界があり、企業の負担額がサービス価格に転嫁される事例も生まれています。特に、カーボンクレジットの転売ビジネスが横行し、企業の購入時点で約60%がいわゆる転売ヤーの利益になっているケースも報告されており*1)、これでは創出事業者への適切な資金循環が滞ってしまいます。さらに、市場に流通するクレジットの約47%が、排出削減効果や削減方法の安全性に問題があると指摘されており*2)、クレジットの質に対する懸念も高まっています。
今後、排出権取引制度が本格的に導入されることで、多くの事業者の物価上昇や経済の鈍化が懸念されます。当社はこうした現状を打破し、環境貢献が経済を活性化させるという、今までにない消費経済を通じた世界初*3)となる“CtoBモデル”の「Pucre」エコシステムを開発しました。
「Pucre」では、この課題に対し、転売の差額や売買手数料をゼロにするカーボンクレジットの流通を提供します。これにより、カーボンクレジットが常に適正な価格で流通し、自然環境の保全に取り組む団体へ、より多くの資金が直接的かつ効率的に届けられるようになります。
当社は、人々がこのエコシステムに長く、そして積極的に参加し続けるためには、その活動が楽しく、ポジティブなものでなければならないと強く信じています。社会貢献が義務ではなく、誰もが自ら進んで取り組めるような、そんなポジティブな未来を実現することが、使命だと考えています。
*1 弊社調べ *2 出典元:MSCI *3 ソーシャルファンディングアプリ内にて(弊社調べ)
尚、これまで、アートとテクノロジーを通じて社会課題の解決にブロックチェーンなどあらゆる技術を活用し挑戦する、株式会社PBADAO(代表取締役:芳賀 真/堀井 紳吾、本社:東京都渋谷区)にて「PUC/Pucre」を2024年度末より企画してきました。
様々な事業者との取り組み、顧客のサービス利用状況の中で、持続可能性という気候変動問題が抱える課題の解決を支える一つのエコシステムとして、想定していた仮説の検証が完了し、実装の段階へ移行することとなり、この度新会社aora株式会社の設立ならびに事業譲渡、事業の独立を行い、拡大に注力していくことをご報告させていただきます。
ソーシャルファンディングアプリ「Pucre(プクレ)」

「Pucre」(https://pucre.life/)は歩くことで、自然環境に自動的にファンディングされるポイント(PUC)を受け取ることができる仕組みのソーシャルファイナンスアプリです。
複雑なタスクではなく、「歩く」という日常的に実施されるアクションで環境に貢献することができ、ポイントまでゲットできる仕組みです。ポイントは「Pucre」アプリ内の「Pucre Market(ぷくま)」で利用することができ、サステナブルな消費経済を推進します。「PUC」はカーボンクレジットが裏付けとなっており、事業者は「Pucre Market」を通じて顧客接点を生み出しながら、ポイントを受け取り、カーボンクレジットを調達することができます。
尚、「Pucre」の基盤技術は、ブロックチェーンなどWeb3技術と、ユーザー主権の認証などの仕組みが組み込まれており、あらゆる事業者のサービスへの組み込みが可能となっています。例えば、航空会社のカーボンオフセットアプリと連携することで、「Pucre」内で取得したカーボンクレジットを裏付けとしたポイントを活用して利用者の経済的負担なく、カーボンオフセットを実施することができます。そのほか決済アプリケーションへの組み込みなど幅広く提供することが可能です。
*本サービスの基盤技術及びモデルはaora株式会社が特許を申請済み
世界初*となるCtoBモデルの「PUC」エコシステム


「PUC」エコシステムでは、カーボンクレジットを細分化し、インセンティブとして活用可能なシステムを構築しています。これにより、企業が従来負担していたインセンティブコストを環境投資コストへと変換し、インセンティブコストと環境投資の二重でかかっていたコストを、一つのインセンティブコストに圧縮することが可能になります。
導入企業に対しては、カーボンクレジットを裏付け価値としたポイントエコシステム「PUC」システムをPaaS(Platform as a Service)として提供します。これにより、企業は自社のアプリケーションにこの革新的なエコシステムを容易に導入することができ、適正価格でカーボンクレジットを調達しつつ、ユーザーへの新しい価値提供を実現できます。
当社は、より多くの資金が創出事業者に循環し、企業が適正価格でクレジットを調達できる未来を目指します。人々がこのエコシステムに長く、そして積極的に参加し続けるためには、その活動が楽しく、ポジティブなものでなければならないと強く信じています。社会貢献が義務ではなく、誰もが自ら進んで取り組めるような、そんなポジティブな未来を実現することが、当社の使命です。
「PUC/Pucre」事業 これまでの実績
株式会社PBADAOおよびaora株式会社では、カーボンクレジットの前身として、世界に先駆けて京都議定書に取り組んだ「京都府庁」とマイクロカーボンクレジットを活用したPucreアプリのイベント「京都環境フェスティバル」への導入、渋谷のまちづくりに取り組む「東急株式会社」および東急不動産ホールディングスグループ「東急不動産SCマネジメント株式会社」と連携し、渋谷区内におけるグリーンエコシステムとしてPucreを活用した取り組み。そして東京都の補助事業に採択され、「清水建設」、「渋谷区」との実証を実施するなど、日常生活やまちづくりの観点でのエコシステムの検証をしてまいりました。
「PUC/Pucre」事業 今後の展開
2025年7月以降、全国のゼロカーボンシティの実現に向け、環境価値が循環するエコシステムをまちづくりに活用するプロジェクトをリリース予定です。また、大手メーカー企業が取り組むスマートシティなどとの「PUC/Pucre」を活用したプロジェクトも予定しています。これからのまちづくりの基盤に必要とされるサステナブルな金融システムとして順次展開を進めてまいります。
【aora株式会社 代表取締役 堀井 紳吾 コメント】

aora株式会社は、「社会貢献が経済活動を支える未来」を創造するという壮大なビジョンを掲げ、この度発表できることを大変嬉しく思います。
現在のカーボンクレジット市場は、寄付や補助金など不均衡な負担によって成り立っており、持続可能性に課題を抱えています。
また、転売や品質の問題など多くの課題を抱え、本来の目的である環境保全への貢献を阻害しています。私たちは、持続可能な気候変動問題の解決に向け、自立した資金循環を生み出すためのエコシステムを構築しました。当社のエコシステムは、世界初となる“CtoBモデル”の「PUC」エコシステムを通じて、これらの課題を解決し、環境貢献が経済活動を活性化させる新たな循環を生み出します。
「aora株式会社」ファウンダーに 大迫 傑 が就任
この度aora株式会社のファウンダーとして、陸上長距離種目選手である大迫 傑氏が就任いたしました。
大迫氏は、ランニングを通じた地域活性化や次世代育成など幅広い活動に取り組む一方、競技者として地球温暖化を肌で感じる中で、自身の子どもたちを含む次の世代がこれから直面していくであろう環境課題に強い関心と問題意識を抱くようになりました。
そうした背景から、「Pucre」の事業理念に深く共感し、その理念に共鳴して2025よりファウンダーとして参画されました。大迫氏の「Pucre」への参画は、社会貢献と環境保全への強いコミットメントを象徴するものです。今後は、Pucreの事業のPR、マーケティング、アライアンスなどを担っていく予定です。

【大迫 傑氏 コメント】
自分自身、自然と戦うアスリートとして世界中で活動する中で、地球温暖化の影響を肌で感じ、深く危機感を抱くようになりました。私の子どもたち、そして次の世代が直面するであろう環境課題を目の当たりにし、何かしなければという強い思いが募りました。
そんな中、「Pucre」が提唱する「社会貢献活動が経済を支える未来をつくる」という独自のビジョンと、カーボンクレジット市場の変革を通じて環境貢献を推進するCtoBモデルに心から共感し、この度ファウンダーとして参画を決意いたしました。
社会貢献が義務ではなく、誰もが楽しみながらポジティブに取り組める未来を、「Pucre」と共に創造し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
大迫 傑(SUGURU OSAKO)プロフィール
1991年5月23日 東京都町田市出身 陸上長距離種目選手
佐久長聖高校(長野)では全国高校駅伝優勝、早稲田大学では大学駅伝三冠を達成、卒業後は日清食品グループ、ナイキ・オレゴン・プロジェクト(アジアン人初)を経てプロランナーとして活動。
オリンピック3回連続出場(2016年リオデジャネイロ大会5000m、10000m・2020年東京大会マラソン・2024年パリ大会マラソン)3000m、5000mなどの日本記録保持者。2018年シカゴマラソン、2020年東京マラソンにて日本記録(当時)を2度更新。東京五輪男子マラソン6位入賞。
◼︎ aora株式会社について

会社名:aora株式会社
設立 : 2025年4月創業/5月13日設立
所在地:東京都渋谷区代官山町13-5、京都府京都市中京区鍋屋町209-2
代表取締役:CEO 堀井 紳吾
事業内容:
社会課題への貢献価値を裏付けるトークン「PUC」
社会課題を解決するためのEcosystem基盤の企画開発
ソーシャルファンディングアプリ「Pucre」
企業サイト:https://ao-ra.com/
ご興味をお持ちの自治体・企業 ご担当者様専用お問い合わせ先:
contact@ao-ra.com
◼︎Pucreについて

・公式サイト:https://pucre.life/
・ダウンロードサイト:
AppleStore
https://pucre.onelink.me/G9nW/pressrelease
PlayStore
https://pucre.onelink.me/G9nW/pressreleaseandroid
・Instagram:https://www.instagram.com/pucre_earthcare/
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