2026年“午(うま)年”に向けて。青森に伝わる冬祭り「えんぶり」の精神を宿す青森県産馬革キーコインケース「ENBURI KEY COIN CASE」発売
手のひらに、祭りの魂を。馬とともに歩む一年へ。レザーブランド「GOBU」が届ける、廃棄されてきた馬革の新たな循環のかたち。

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■新作「ENBURI KEY COIN CASE」 — 2026年“午年”を祝う特別なタイミングで
青森発のレザーブランド「GOBU」は、2026年の “午(うま)年” を迎えるタイミングに合わせ、青森県南部地方の郷土芸能「えんぶり」をモチーフとした新作「ENBURI KEY COIN CASE」を2025年12月に発売しました。
「馬と豊穣への祈り」を象徴するえんぶりの精神を、馬革の温かい質感とコンパクトな道具に昇華しました。2026年、干支が“馬”に巡るこの年に、青森の馬文化を日常で携える象徴的なアイテムとして提案します。
■青森の祭り「えんぶり」を、日常に持ち歩く
えんぶりは、青森県八戸市を中心に毎年 2月17〜20日に行われる800年以上続く豊年祈願の祭りです。馬の頭を象った烏帽子(えぼし)をかぶった舞い手が、頭を振り春を呼ぶ踊りを披露します。
馬と人とが共に暮らしてきた歴史が長い青森県南部地方で脈々と受け継がれる文化であり、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。八戸市以外にも、隣接する町で行われる郷土芸能です。
「ENBURI KEY COIN CASE」は、この象徴的な“馬の烏帽子”をシルエットに落とし込み、古来の祈りを現代のプロダクトとして再構築したものです。


● えんぶりの象徴的なフォルムをそっと携えるデザイン

太夫がかぶる馬の頭を模した烏帽子から着想を得たフォルム。伝統として800年続いてきたシルエットは力強く、またどこか神秘的にも感じられます。
● 青森県産の馬革 — 軽さとしなやかさ、命の痕跡

GOBUがつくるレザーはかつて廃棄されていた馬の皮。それらを馬肉店から譲り受け、環境に優しいナチュラルな鞣し方で仕上げています。
馬革は牛革に比べて軽くしなやかに手に馴染み、使い込むほどにツヤと深みを増す、唯一無二の質感を持ちます。
● 使い方を選べるマルチパーパスケース


真鍮のリングが付属し、ホック式で簡単に着脱できます。鍵・スマートキー・小銭・紙幣(4つ折り)を使い方に応じて収納できる“手のひらサイズの多目的ケース”です。
● 5色展開 — 日常に溶け込むシックなカラーリング

WHITE/BROWN/GRAY/BLACK/BLACK(White Stitch)
ホワイトは”無染色”の生まれたての素肌のようなレザー。他の4色は日常で使いやすいシックなカラーリングです。
● 青森マツダとのコラボレーションモデルとして誕生

このキーコインケースは、元々は青森マツダ自動車株式会社が販売する新車の成約特典として限定30個のスペシャルノベルティとして誕生しました(2025年12月現在は配布を終了)。マツダのコーポレートスローガンである「人馬一体」になぞらえて、馬と人が一体となるえんぶりをモチーフとしました。
当初はノベルティとしての配布のみで終了の予定でしたが、ご好評を受けて仕様をブラッシュアップしてこのたび一般販売を開始することとなりました。
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■ ブランド「五分|GOBU」について — 馬と人が共に生きてきた土地へのリスペクトから始まるものづくり

「GOBU」は、青森県五戸町(ごのへまち)から生まれた馬革ブランドです。青森では1950年頃までは乗馬を中心に馬産が行われてきましたが、車の普及により、乗馬の需要が減ってしまったことで今では<馬肉>が名産品となっています。
青森の中でも五戸町は「馬の町」と呼ばれており、人と馬が互いに支え合いながら暮らしてきた歴史が長い土地です。
五戸町が位置する青森県南部地方は、1000年前に十和田湖が噴火したことにより火山灰が降り積もり、農作に不向きとなった土地に9つの馬の牧場が作られたと言われています。一戸(いちのへ)から九戸(くのへ)まである9つの町の地名はかつて馬の牧場を表していました。


GOBU代表の岩井巽は五戸町で育ち、2016年にイタリアの企業「ブルネロクチネリ」社に短期留学。その後、東北の伝統工芸の職人と商品開発などを行う会社でディレクターを務め、いつか故郷・五戸町でブルネロクチネリ社のような高品質な素材と手仕事を活かしたブランドを作りたいと考えてきました。
廃棄されてきた馬皮を、国内の丁寧な鞣し工程を経て馬革へと蘇らせる。そこから生まれるレザーやプロダクトは、ただの「素材」ではなく、「命の循環」の証として、それを現代のライフスタイルに溶け込ませることを目指し、2年の素材研究期間を経て2025年に「GOBU」をローンチしました。
GOBUの名には「五分五分(ごぶごぶ)」という意味が当てられており、馬と人が共に生きてきた土地への深い敬意が込められています。古くからの馬と人との関係を、現代にもう一度「当たり前の日常」として取り戻す── そんな思想を、ひとつひとつのプロダクトに託しています。


GOBUのものづくりは、ファッションや雑貨を超えた「文化」「命の循環」「地域の記憶」を未来へ繋ぐ試みです。
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■2026年午年という、特別な縁起の一年へ

干支で“午”が巡るのは12年に一度。
日本では古くから馬が「運を呼ぶ」「勢いを与える」と信じられてきました。
えんぶりの太夫が春を呼ぶように、このキーコインケースも、持つ人の一年を軽やかに運ぶ縁起物になればという思いで制作しました。
かつて岡本太郎も青森を訪れ、えんぶりを鑑賞し「人間が動物に変身する。そこに逆に人間の神聖があらわれる」と表しています。
2025年12月8日には八戸市が大きな被害を受けた青森県東方沖の地震がありましたが、2026年2月17日〜20日の4日間は「八戸えんぶり」が行われます。
機会があればぜひ青森にお越しいただけたら幸いです。
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■ 製品仕様
公式ページ
https://gobu-japan.com/collections
* 製品名:ENBURI KEY COIN CASE
* 価格:15,400円(税込)
* 素材:青森県産 馬革(ナチュラルなめし)
* カラー:WHITE/BROWN/GRAY/BLACK/BLACK(White Stitch)
* サイズ:幅 7.5cm × 高さ 12.8cm
* 重量:約 32g
* 付属:真鍮キーリング 3つ(ホックで取り外し可)
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