浅草の老舗旗屋から生まれたブランド「wanonuno」、祭り×HAPPIをテーマに新作動画を公開。
去る2025年6月、台東区で執り行われた矢先稲荷神社例大祭を舞台に、wanonunoが手がけた法被を身にまとった祭り関係者たちが登場するPR動画を制作。ストーリー仕立ての全3部作として、現在配信中。

株式会社DANA(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:大西陽子)が展開する、浅草合羽橋で75年続いた旗屋の伝統を受け継いだブランド「wanonuno」は、「祭り×HAPPI」をテーマにした新作PR動画をローンチいたしました。
今年6月に台東区で開催された矢先稲荷神社例大祭を舞台に、wanonunoが手掛けた法被を身にまとった祭り関係者が登場する動画を、ストーリー仕立ての全3部作として公開。法被や手拭いなど日本の伝統的な日用布品を、現代のライフスタイルに寄り添う形で提案し、日用布品の新たな可能性を提示いたします。
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wanonuno youtube<序> 令和七年度矢先稲荷神社例大祭 × wanonuno HAPPI
wanonuno youtube<破> 令和七年度矢先稲荷神社例大祭 × wanonuno HAPPI
wanonuno youtube <急> 令和七年度矢先稲荷神社例大祭 × wanonuno HAPPI
撮影、編集:山川 明男
ブランド「wanonuno」とは
ダナ株式会社は、代表の祖父と父が台東区・合羽橋にて75年間営み、2023年に幕を閉じた染物店「大西旗店」の精神を現代に蘇らせたいという思いから生まれました。長年にわたり雑誌編集者として培ってきた編集スキルと審美眼を活かし、いにしえの人が使っていた日用布製品を、現代の日常で“使える × 映える”ものへと再編集する。この考えを出発点に、wanonunoというブランドが誕生しました。
法被、手拭い、風呂敷、布草履、暖簾の受注生産と、wanonunoオリジナルアイテム販売を展開。このふたつを軸に、ものづくりを営んでおります。職人の手しごとを活かした一点一点の仕立てと、
暮らしに寄り添う日用布製品の現代での日常に合う形で提案中です。
新作PR動画について
wanonunoでは、75年続いた旗屋の本拠地である台東区松が谷に鎮座する矢先稲荷神社の例大祭の法被(=伴天)を作らせていただいています。単に衣装をつくるのではなく、法被(=HAPPI)が祭りの中で担う役割や意味を知りたい。町と祭りが育んできた価値とは——にフォーカスをし、令和七年度 矢先稲荷神社例大祭 × HAPPI × wanonunoを制作しました。
wanonunoが提案する法被の可能性
法被。はっぴ。HAPPI。数多のお祭りが開催される台東区合羽橋で生まれ育ったwanonuno主。思春期とコロナ期を除き、5月を皮切りに始まる界隈の祭りで法被に腕を通す度に背筋が伸びるピリリとした緊張感がたまらなく好きです。仲間たちと揃いの法被で連帯感をグッと上げ、宮出し宮入り(神輿が神社から出る時と入る時)で神輿を担ぐときのアドレナリンが放出されるあの感じは、なんとも言えない高揚感と幸福感に満ちているわけで。そして、その後の開放的でポジティブな乾杯の嵐。全部ひっくるめた法被にまつわる感情の緩急ジェットコースターが存在します。そんな情緒がある法被を、もっと身近にもっと着やすい仕様にできないか、という思いのもと、職人さんたちに相談しながら作ったのがこちらのHAPPI COATです。
通常、綿で作られる法被を、ソフトな膨らみと張り・腰のあるドレープ性などの高感度な質感が特徴であるセオアルファ®の反物をwanonunoオリジナルとして採用し、変型版を作成。透き目が縦方向でストライプのような表情を生地に持ち合わせる縦絽は、古来夏の着物や法被として愛用されているうちの一つでもありました。風通しがよくシワになりづらい縦絽の法被をあえてロング丈にあつらえ、使い勝手がいいように左右にポケットを、フロントには帯いらずで閉じられるようフックを装備。また通常の法被にはない、バイアステープを生地の同色で袖口につけ、アクセントもプラスしました。
近所のお買い物に、海辺やプールサイドに、レイヤードスタイルのアクセントに、とコーディネートの可能性を探りつつ。羽織るだけで塩梅の良い「和」テイストを右に倣うことなく演出できたらという思いで製作しております。
祭りで神輿を担ぐときや、職人が仕事着として着たり、もとは、江戸時代の火消し=消防団にはじまるユニフォーム/制服としての役割を持つ法被。そんな日本の伝統的な法被をHAPPI COATとして、普段着にも着物にも浴衣にも水着にも羽織れるアイテムとしてご紹介します。袖を通すだけで背筋がピンと伸びるような程よい緊張感と粋な存在感をぜひ体感できますよう、願っております。
ちなみに、背紋や角文字についてのデザインは、祖父が持っていたアーカイブ資料『江戸自慢』を参考に、wanonunoオリジナルでサンプリングしております。
<商品説明>
◾️色 濃紺
◾️生地 セオα®縦絽(ポリエステル100%)
◾️サイズ フリーサイズ。袖丈650×着丈1100㎜
※商品のお手入れは、手洗いにてお願いいたします
※製作するのに1ヶ月ほどお時間を有する場合がございます。ご了承の上、お買い求めくださいますようお願い申し上げます







製品ラインナップはこちら
wanonunoの商品は、BASE内のオンラインストア(wanonuno.theshop)にて販売しております。
今後は、期間限定のPOP UPイベントやセレクトショップでの取り扱いを通じて、実際に商品に触れていただける機会を増やしながら、国内外へのブランド認知の拡大を図ってまいります。受注生産とオリジナルアイテムという二軸の展開により、職人の手しごとを現代の暮らしへ自然に取り入れる——
そんな“日用布製品のあたらしい選択肢”を提案しています。
現在展開している製品(法被、手拭い、風呂敷、布草履、暖簾)




今後の展望
wanonunoは、ダナ株式会社のもう一つの柱である編集業を通じて築いてきたファッション業界やクリエイターとのつながりを背景に、新たな需要に応える商品・サービスの企画を進めてまいります。今後は、「HAPPI COAT」をはじめ、「メガTENUGUI」や「TENUGUIハンケチ」といった、既存の枠組に留まらない、伝統に基づく日用布製品を再解釈したラインナップを展開予定。日本の布文化の可能性を広げながら、日常に根ざした新たな“布のある風景”を提案し海外伝播を目指していきます。
担当者コメント

ダナ 株式会社/wanonuno ディレクター /大西 陽子
生まれは台東区合羽橋。祖父が創業した合羽橋本通りの旗屋を継いだ両親の長女として、店舗&商売と隣り合わせの家で育ちました。大学卒業後、雑誌編集者を15年間務め8年ほど前からフリーランスで撮影制作進行やライター、コピーライターとして活動中。そんなわたしが、ワノヌノディレクターになったのは、急遽両親が旗屋を店仕舞いしたから。このまま終わっていいのか。もしかして祖父が無念ではないのか。何かしら行動を起こしたら両親が喜ぶのではないか。そして何より、ずっと引っかかっていた自身の家業に感謝をしたいという思いにようやく向き合う時がきたんじゃないのか。右も左もわからない業界でブランドを立ち上げたのが2023年4月のこと。奥深い和布の成り立ちを学びつつ、温故"生"新がようやく形作られてきたここ最近です。
BASE:https://wanonuno.theshop.jp/items/all
note:https://note.com/wanonuno
instagram:https://www.instagram.com/wano.nuno/




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