株式会社レガシー、建設業界の技術者に特化をした日本語教育機関をインドネシアに設立。日本国内の建設会社へ若手の施工管理人材を派遣
インドネシアの工科系大学・現地企業と連携し、若手優秀人材を募集。日本の建設現場で必要とされる語学力と文化理解を両立した教育を提供し、日本国内の建設会社へポテンシャルの高い若手施工管理人材を派遣します。

建設業界に特化した採用支援を行う株式会社レガシー(本社:東京都港区芝4-7-6 尾家ビル5階、代表取締役:高木健輔)は、2025年10月1日、インドネシア・バンドンにおいて、工科系大学卒業者を対象とした日本語教育機関 「Legacy Japanese School」 を開校し、第1期生40名によるプログラムを開始しました。
本取り組みは、日本の建設業界で活躍を志す若手人材の育成を目的に、日本語教育・建設分野の基礎知識・文化適応支援を一体的に提供する点に特長があります。インドネシア国内には、既に日本語学校が多数存在しますが、施工管理に必要な知識や文化適応支援までをワンストップで行う本プログラムは、非常に画期的な取り組みです。
卒業生は、2026年4月頃より順次、日本国内の建設会社へ派遣される予定です。教育から派遣先企業とのマッチング、入国手続き、さらには日本での定着支援までを一貫してサポートし、建設業界が直面する人材不足・若者離れの課題解決に貢献してまいります。
事業背景
① 日本の建設業界では、施工管理技術者の高齢化と人材不足が深刻化しており、2040年には約5万人の建設技術者が不足するとの試算もあります。そのため、若年層の採用・育成が喫緊の課題となっています。一方で、若者の建設業離れが進行しており、若手人材の確保・育成に苦慮する建設会社は年々増加しています。
② インドネシアでは、若年層における失業率や非正規労働者の割合が高く、優れた能力を持ちながら十分な職業機会に恵まれない技術者が増えています。その中には、日本での就労を強く希望する工学系学部の優秀な学生も数多く存在します。一方で、日本語や日本文化を学ぶ環境は限られており、日本で働くことを望んでも、具体的な方法が分からず、実現に至らない学生が非常に多いのが現状です。
③ 日本の建設会社の多くは、海外人材の活用に十分な知見を持っていないのが実情です。特に正社員として採用した場合、仮にミスマッチが生じても、日本の労働基準法上、雇用継続を前提とした仕組みが強く機能しているため、海外人材の採用に踏み切れない企業は少なくありません。
本事業の3つの特長
本事業は、日本の建設業界における若手人材不足の解決と、インドネシア人材への就業機会の創出を目的としています。
当社は、インドネシア人材による日本語基礎力の習得を支援するとともに、派遣先企業との最適なマッチングを実現し、長期的に活躍できる環境を構築することにあります。その実現に向け、当社は以下の3つの特長的な取り組みを展開します。
①当社監修の日本語学校を設立し、独自のカリキュラムを策定
「Legacy Japanese School」は、日本国内で施工管理職として活躍する人材の育成を目的とした独自カリキュラムを策定しました。本プログラムは、日本語教育に加え、日本の建設業界に関する知識や生活適応に必要な準備を網羅し、実践的な教育を提供します。就業開始時には、日本語能力試験(JLPT)N3以上の習得を目標に掲げ、入社初日から円滑なコミュニケーションが可能となるよう指導を行います。本カリキュラムは当社が監修し、現地事情に精通する PT Mirai Darutama Global Persada(所在地:インドネシア・バンドン)が運営を担うことで、教育の質と実効性を確保し、高い専門性と実践力を兼ね備えた人材の育成を実現します。


②ミスマッチを防げる「直接雇用に切替可能な派遣システム」
海外人材の雇用経験がない建設会社からは、「自社に本当にマッチするのか」「正社員として採用して問題ないのか」といった不安の声が多く聞かれます。当社では、こうした課題に応えるために「直接雇用に切替可能な派遣システム」を導入しています。一定の派遣期間を経て、戦力として活躍できると判断した人材のみを正社員として採用できる仕組みを整えているため、海外人材の受け入れに不安を抱く企業でも安心して導入いただけます。

③インドネシア国内の工科系大学と提携
インドネシア・バンドンは、同国でも有数の工科系名門大学が集積する学術都市で、優秀な工科系学生が数多く集まる地域です。当社は、国立工科大学(ITENAS)やウィドゥヤタマ大学(Universitas Widyatama)といった名門大学と提携しており、建築・土木・測量・機械工学などの工科系学部を卒業した学生が本プログラムに応募しています。応募倍率は約5倍に達し、厳選された優秀な人材のみが選抜されています。
今後の展望
現在、第1期生40名が入学を完了しており、当社基準の語学力テストをクリアした生徒から順次、日本企業への派遣を開始しています。
また、2026年4月には第2期生として約60名のプログラムを開始予定です。3年以内には累計100名以上の人材を育成・派遣し、日本の建設業界が直面する若手人材不足の解消に貢献してまいります。
さらに、将来的にはインドネシア国内の他地域にも分校を設立し、より多くの優秀な若手人材の育成・輩出を目指してまいります。
株式会社レガシーについて
株式会社レガシーは、「超人手不足時代の“なくてはならない”企業へ」という理念のもと、建設・不動産業界に特化した採用支援サービスを展開しています。
業界特化型のヘッドハンティングを核とし、社会インフラ領域の人材に焦点を当てた事業を推進。今後も、建設・不動産業界における企業と人材のニーズに応え、価値あるソリューションを提供してまいります。
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社レガシー グローバルタレント事業部
担当者名:Fauzy(ファウジー)
メールアドレス:global.talent@legacy-jp.com
問い合わせフォーム:https://legacy-jp.com/contact/common
公式Instaglam:https://www.instagram.com/legacy.jschool?igsh=eWJvZmE0bzVzOHJl
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