【技人国・建設業】インドネシアにて施工管理・外国人人材の現地面接を実施

このたび、在留資格「技術・人文知識・国際業務」人材の職業紹介事業を開始。【施工管理職】などの高度な専門知識や技術を有する外国人材を、ご紹介することが可能となり、安定的な採用を支援いたします。

協同組合ぺイジア

2025年12月15日 14時46分

協同組合ペイジア（本社：東京都千代田区、代表理事：國弘智基）と　大北土建株式会社（本社：北海道富良野市、代表取締役社長　荒木　崇宏）、株式会社山伏パコム（本社：北海道富良野市、代表取締役社長　荒木　徹）は、高度専門人材ニーズの高まりを背景に、2025年12月にインドネシア、カラワンにて、在留資格「技能・人文知識・国際業務（以下、技人国）」にて入国を目指す大学卒業生の採用面接を実施しました。採用された3名は、約10カ月の日本語勉強を経て、建設会社において「施工管理職」として就労を開始いたします。

弊組合は、グローバルでの高度専門人材の採用を強化するため、PT.Sahabat Japang Indonesia（現地機関）との連携を通じて、技術系外国人材の計画的かつ継続的な採用に取り組んでいます。

【開催概要】

日時：2025年12月

会場：インドネシア・カラワン　SJI学校内

所用時間：約5時間（休憩含む）

■募集概要

・北海道内での施工管理職（現場監督・測量・事務作業あり）

・採用人数：3名

・住居支援あり（家賃補助あり）

■候補者情報

上記条件にてジャワ島の大学を中心に募集を展開したところ、6名の有望な候補者が集まりました。

＜候補者の特徴＞

・インドネシア国立工科大学、4年制を卒業

・土木学科・設営学科等の理工系・工科系を専攻

・オートキャド　(AutoCAD)、セオドライト（Theodolite）、レベル（Waterpass)　を得意とする

・インドネシア国内建設会社でのインターン、就職実績がある

・日本語資格（JFTA2）を取得済み（数名）

■面接の流れ

※候補者6名の内、2名が洪水被害により面接会場まで来ることができず、オンラインでの参加となりました。

1.企業・仕事内容の説明　

来日後に感じる業務上、生活上のギャップを解消するため、資料を用いた詳細かつ丁寧な業務説明が行われました。

2.個別面接（約30分ずつ）

-応募者からのプレゼン・自己PR（約5分）

-質疑応答

各自が大学時代や業務経験の中で取り組んできた作品のプレゼンテーションを行いました。

オートキャド（AutoCAD）を用いて作成された本格的な設計図が披露され、その技術水準の高さが十分に伺える内容となりました。

質疑応答の場では、これまでの職歴や将来のキャリアプラン、日本で生活するうえでの不安点、さらには北海道での冬の生活環境に関する質問が挙げられました。また、文化的背景の大きな違いとして、イスラム教徒としての生活に関する懸念点についても確認が行われました。

これに対し、候補者からは「インドネシア国内で現場監督として従事した経験がある」「日本の土木技術を学びたい」「将来的に設計事務所を開きたく知見を広げたい」など、具体性のある前向きな回答が多く寄せられました。加えて、「イスラム教徒ではあるが、日本のルールを尊重し、その中で順応していきたい」といった誠実な姿勢も示され、意欲と適応力の高さが窺える内容となりました。

3．合格発表

合格者は、約10カ月の日本語勉強を経て、日本入国を目指します。

候補者の中には、自身の専門知識が業務にどう貢献できるか具体的に質問する姿もあり、双方にとって将来を見据えた価値ある採用面接の場となりました。

今後も関係各所と連携し、持続的な人材確保と技能向上に向けた取り組みを進めてまいります。

【組合概要】

組合名：協同組合ペイジア
事業内容：外国人技能実習生の共同受入れに関する組合員のためにする職業紹介事業など
拠点：東京都千代田区五番町3-1　五番町グランドビ9階
TEL:03-4321-0100
FAX：03-6427-1279
https://pasia.jp/

＜代表メッセージ＞

協同組合ペイジアが提供するサービスには、受け入れ企業、外国人技能実習生、特定技能外国人、通訳、送り出し機関、職業紹介会社等、多くの人間が関与しています。協同組合ペイジアでは、関与するすべての人がパートナーと考え、協力し助け合い、事業を進めていくことを大事にしています。
また、関連する法律・制度も幅広く、かつルールの変更が早い業界なので、組合内外で研修を行い、パートナーを含め、法令順守が図られる体制を築き上げていきます。