AI時代の新たなチームナレッジ管理サービス『Chronoter』、プレシードラウンドの資金調達を実施
プロダクト開発チームに教科書を生み出す内部ドキュメントサイトプラットフォーム『Chronoter』、プレシード資金調達でAI時代の"人"と"AI"の業務効率改善を推進。

開発チームに新たなナレッジ管理の文化を提案する内部ドキュメントサイトプラットフォーム『Chronoter( クロノーター)』を運営する株式会社Chronoter(所在地:東京都渋谷区 代表取締役:山口 直樹)は、この度、East Venturesを引受先とする、プレシードラウンドの資金調達を実施したことをお知らせいたします。
■ 資金調達の背景
生成AIを活用した開発が日常化する中で、コンテキストエンジニアリング(Context Engineering)や 仕様駆動開発(Spec-driven development)といった新しい手法が広がり、開発者たちは「AIとの共存」を前提とした働き方へと移行しつつあります。
しかし、AIが高度化し、Markdownを使ったドキュメント作成が容易になった現在でも、チームにとって本当に重要なのは、その組織固有の文脈(コンテキスト)を正しく受け継ぎ、共有し続けられるかどうかです。
例えば
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超優秀で豊富な知識を持つ“今日入った新人”やAI
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これまでプロダクトを支えてきた既存メンバー
「今すぐにチームへ価値を出せるのはどちらか?」
これまで、多くのチームは後者と答えるしかありませんでした。
その理由は、新人やAIに渡すべき“組織独自の暗黙知”や“歴史的背景”が十分に整理されておらず、“組織独自の暗黙知”や“歴史的背景”を即座に理解してもらうための仕組みが無かったためです。
こうした背景から、今後のAIを使った開発ではチームのコンテキストを適切に管理できるサービスが必須になると考えています。
そして、急速に変化するAI市場に対して、この仕組みをいち早く提供するための開発スピードを確保する必要があったことが、今回の調達に至った大きな理由です。
■ Chronoterが目指すAI時代のナレッジ管理
Chronoterは、プロダクト開発チームが日々作成している Markdownファイルから、簡単に社内共有用のドキュメントサイトを構築できるプラットフォームを提供します。
AIの登場により、Markdownによるドキュメント生成はこれまでになく簡単になりました。
しかし重要なのは、
“ドキュメントをどう作るか”ではなく“どう保守し、チームの文脈として残し続けるか”
にあります。
Chronoterは、開発チームだけでなく、
カスタマーサポート・営業・デザイン・経営企画など、社内のあらゆる部署が参照できる横断的な内部ドキュメントサイトとして活用でき、プロダクトに関する知識や背景を全社で共有しやすい環境をつくります。
さらには、複数のAIサービスを跨いだ会社全体の共通コンテキスト基盤としても機能し、人とAIが同じナレッジを参照しながらスピーディに協働できる、新しいナレッジプラットフォームを目指します。
■ 今後の展望
今回調達した資金をもとに、まずは『Chronoter』のクローズドβ版の開発をさらに加速させ、初期ユーザーとなっていただく開発チームの皆様へ、価値ある体験をいち早く届けられるよう努めてまいります。
現在、サービスへのウェイティングリスト登録をサイトにて受付中です。プロダクト開発チームのナレッジ管理とAI活用に課題を感じている企業・組織の皆様に、ぜひご参加いただければ幸いです
■ 株式会社Chronoter 代表取締役 山口直樹 コメント

今回の調達にご支援、ご助力いただいた投資家の皆様、関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
私自身、開発者として多くの現場に携わる中で、組織固有の情報を正しく理解するまでにかかる時間と難しさ を強く感じてきました。この “見えづらいコンテキスト” が、チームの生産性や、新しく加わるメンバーの活躍スピードを大きく左右している現実があります。
その課題に向き合う中で、さらにAIが業務に深く入り込む時代となり、嘘や誤りのない正しい情報をどのように保守し続けるか が、より重要になってきました。
世界中の開発チームが“チーム固有の文脈を資産として育てる”ことが当たり前になる未来を目指し、Chronoterをグローバルに展開していきたいと考えています。
会社概要
会社名:株式会社Chronoter
代表者:代表取締役 山口直樹
設立:2024年7月
事業内容:開発チームに新たなナレッジ管理の文化を提案する内部ドキュメントサイトプラットフォーム「Chronoter」の開発・運営
本件並びにサービスに関するお問い合わせ先
メールアドレス:support@chronoter.com
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