助成金を活用したAI研修が「社内に定着しない」理由——1000社の導入支援から見えた、中小企業における生成AI研修の成功法則

eラーニング型研修の限界と、オフライン・対面型アプローチが選ばれる背景

株式会社SYNQAI

株式会社SYNQAI(シンクエーアイ、本社:大阪市淀川区、代表取締役:中本樹、以下「当社」)は、1年半にわたり中小企業様を中心に、株式会社フェリシモ様などの大企業様にも研修を提供し、延べ1,000名以上の生成AI活用を現場で支援してきました。

その知見をもとに、中小企業におけるAI研修の成功法則を公開いたします。

■ 導入後3ヶ月で利用率5%以下——想定外の結果に直面する企業が増加

助成金制度を活用し、eラーニング型のAI研修を導入する企業が増えています。

しかし当社の調査では、導入後3ヶ月時点での実質的な利用率が5%を下回るケースが少なくありません。

典型的なパターンとしては以下が挙げられます。

  • 助成金を活用して費用対効果の高い研修と判断し導入

  • 全社員にアカウントを付与し、動画コンテンツを視聴させる

  • しかし3ヶ月後、実務でAIを活用している社員はほとんどいない

この背景には、「AIスキルは動画視聴だけでは習得できない」という本質的な課題が存在します。

■ 本稿で得られる知見

本プレスリリースでは、以下の内容をお伝えします。

  1. AI研修で失敗する企業に共通する5つのパターンとその要因

  2. 中小企業において効果的なAI研修の設計手法

  3. オフライン・対面型研修が選ばれる背景と実施方法

  4. AI導入が企業にもたらす本質的価値(離職率・採用への影響)

  5. 失敗しないAI研修を選定するための5つのチェックポイント

(本文読了時間:約8分)

■ 背景:中小企業におけるAI導入の現状

従業員数500人未満の中小企業における生成AI導入率は30%未満にとどまっています。

(出典:MONOist「中小企業の生成AI導入は停滞傾向」2025年9月)

導入が進まない要因として、以下が挙げられます。

導入後の定着に関する課題

  • 研修は実施したが、実務での活用につながらない

  • 一部の社員のみが使用し、組織全体への浸透が困難

  • セキュリティポリシーとの整合性が取れていない

投資対効果への懸念

  • 助成金を活用したものの、期待した効果が得られなかった

  • 外部にツール開発を委託したが、内製化できず属人化した

一方で、新卒採用市場では変化が起きています。

2026年卒の学生の80%以上が学業や就職活動でAIを活用しており、46%が「AIが使える会社かどうか」を就職先選定の基準としています。

(出典:株式会社Chapter Two「AI時代の認識調査」2025年)

中小企業においても、AI導入は「生産性向上」だけでなく「採用競争力」の観点から重要性を増しています。

■ AI研修で失敗する企業の5つの共通パターン

当社がこれまで支援してきた企業の分析から、以下5つの共通パターンが明らかになりました。

パターン1:eラーニング型研修を選択してしまう

よくあるケース

助成金を活用し、大手プラットフォームのeラーニング研修を導入。全社員にアカウントを付与し、動画コンテンツの視聴を促す。

3ヶ月後の状況

  • 動画の視聴完了率は100%

  • しかし実務でAIを活用している社員は5%未満

  • 「見たけど、実際にどう使えばいいかわからない」という声が多数

要因分析

AIスキルの習得には「実際に手を動かす」プロセスが不可欠です。動画で知識を得ることはできても、業務への応用力は育ちません。

eラーニングが有効なのは、以下のような企業です。

  • 既にAI導入が進んでおり、最新事例のキャッチアップが目的

  • 大企業で、学習文化が確立されている

一方、これからAIを組織に浸透させたい中小企業には、実践型の研修が必要です。

パターン2:適性を見極めずに全社員を対象とする

よくあるケース

「全社でAIリテラシーを高めよう」という方針のもと、部署や職種を問わず全員に研修を実施。

3ヶ月後の状況

  • 一部の社員は積極的に活用

  • しかし大半は「自分の業務には関係ない」と感じている

  • 研修時間の確保が負担となり、本来業務に支障

要因分析

AIには向いている人材と、現時点では優先度が低い人材が存在します。

AIと相性の良い人材の特徴

  • 業務プロセスを論理的に説明できる

  • 新しいツールに対して、まず試してみる姿勢がある

  • 「なぜ」を考えることを好む

適性を見極めずに全員を対象とすると、受講者・企業双方にとって非効率な結果となります。

パターン3:カリキュラムが自社環境に適合していない

よくあるケース

汎用的なAI研修を受講。ChatGPT、Claude、Geminiなど複数ツールの使い方を学ぶ。

3ヶ月後の状況

  • セキュリティポリシーの関係で、研修で学んだツールが社内で使用できない

  • 結果として、研修内容を実務に活かせない

要因分析

中小企業では、セキュリティポリシーやコンプライアンスの観点から、使用できるAIツールが限定されているケースが多く見られます。

また、「AIの歴史」といった理論的な内容に時間を割く研修も見られますが、実務での活用を目的とする場合、優先度は低いと言えます。

効果的なアプローチ

  • 研修開始前に、企業で使用可能なツールを確認

  • そのツールに特化したカリキュラムを設計

  • 業界特有の業務に即した活用事例を提供

パターン4:全社一斉導入を試みる

よくあるケース

「AI活用を全社的な取り組みに」という方針のもと、複数部署から参加者を募り、一斉に研修を実施。

3ヶ月後の状況

  • 部署ごとに業務内容が異なるため、汎用的な説明にとどまる

  • 具体的な活用イメージを持てず、定着しない

要因分析

異なる部署のメンバーが混在する研修では、活用事例がブレてしまいます。営業部門と製造部門では、AIの活用方法が大きく異なるためです。

効果的なアプローチ

  • まず1部署で導入し、成功事例を作る

  • その事例を持って、次の部署へ展開

  • 段階的に全社へ広げる

この手法により、各部署に適した活用方法を提示でき、定着率が向上します。

パターン5:ツール開発を外部委託して終わる

よくあるケース

「社員を育てるより、専門家にツールを作ってもらった方が早い」と判断し、外部にAIツールの開発を委託。

6ヶ月後の状況

  • ツールは完成したが、社員が使い方を理解していない

  • 業務の変化に応じてツールを修正したいが、外部に依頼するしかない

  • 結果として、ツールが形骸化

要因分析

これは、Excelのマクロや関数で見られたパターンと同じです。特定の社員のみがスキルを持ち、その社員が退職すると誰も対応できなくなる——いわゆる「属人化」が発生します。

効果的なアプローチ

  • まず社員自身がAIを使いこなせるよう育成

  • その上で、必要に応じてツール開発を検討

  • 自社で修正・改善できる体制を構築

真の意味での社内浸透には、「自ら考えて作れる人材」の育成が不可欠です。

■ 当社のアプローチ:オフライン・対面型研修へのこだわり

当社は「オフライン・対面型研修」を基本方針としています。

その理由は、受講者の理解度をリアルタイムで把握し、適切なサポートを提供できる点にあります。

オフライン研修が選ばれる背景

1. 「手が止まっている瞬間」を見逃さない

オンライン研修では、画面越しに受講者の状況を把握することが困難です。

AIに触れているのか、別の作業をしているのか、判別できません。

一方、オフライン研修では、以下のような対応が可能です。

  • 手が止まっている受講者に気づき、すぐに声をかける

  • 「何がわからないか」を具体的にヒアリングし、その場で解決

  • 逆に、スムーズに進んでいる受講者には、より高度な活用法を提案

実際の研修では、「何をしたらいいかわからない」という受講者に対して、「その"わからない"をAIに聞いてみてください」と伝えます。

AIは人間より情報処理能力が高いため、質問の言語化もサポートできる——この気づきを得られるのは、対面だからこそです。

2. 企業の「空気感」を肌で感じる

実際に企業を訪問することで、組織の雰囲気や現場の温度感を把握できます。

これにより、その企業に最適なカリキュラム設計が可能になります。

※Web系企業など在宅勤務が中心の企業様には、状況に応じて一部オンライン対応も実施しております。

■ 当社の研修プログラムの特徴

当社は、以下3つのステップで段階的に人材を育成します。

ステップ1:ポテンシャルチェックと半日研修

事前準備:ポテンシャルチェックシート

受講前に、AIに向いている人材の傾向を把握するシートを提供します。

これにより、企業側も適性のある人材を事前に把握できます。

半日研修(4時間)

  • 人数制限なし

  • AIの基礎を実践的に学習

  • 講師が受講者の適性を見極める

研修終了後、当社から「本研修への推薦レポート」を提出します。このレポートには、誰が本研修に適しているかを具体的に記載します。

ステップ2:本研修(レベル別育成)

本研修では、レベル0からレベル3まで段階的に成長していただきます。

レベル0:基礎知識の理解、AIの初歩的な操作

レベル1:定型業務における活用

レベル2:自分の業務を効率化できる

レベル3:他者の業務改善もサポートできる

レベル3到達者は、社内の「AIエース」として、他の社員への展開も担える人材となります。

【サービス詳細】

当社の研修プログラムは、企業の状況に応じて選択できる4つの階層を用意しております。

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■ 研修プログラム一覧

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【1階層目】プログラム:半日研修

  • 対象企業:これからAI導入を始める企業

  • 期間:4時間(事前導入・研修・アフターフォロー・振り返り含む)

  • 料金(税別):36万円

【2階層目】プログラム:2日間研修

  • 対象企業:レベル0〜1をレベル2〜3に引き上げたい企業(25名まで)

  • 期間:2日間+事前e-learning・課題・講評・フォロー含む

  • 料金(税別):70万円

【3階層目】プログラム:5日間研修(助成金対応)

  • 対象企業:全社展開したいが予算が課題の企業

  • 期間:5日間+事前e-learning・課題・講評・フォロー含む

  • 料金(税別):人数別単価(下記参照)

【4階層目】プログラム:コンサルティング

  • 対象企業:既に使える人材がいて、内製化・自動化したい企業

  • 期間:3ヶ月間(4名固定)

  • 料金(税別):300万円(月100万円×3ヶ月)

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■ 5日間研修(助成金対応)の料金体系

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・〜5名:30万円/人

・6〜9名:25万円/人

・10名以上:20万円/人(最大25名まで)

※助成金(人材開発支援助成金)を活用した場合、最大75%の補助が見込まれます

(例:25名受講の場合、総額500万円 → 実質負担125万円)

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■ カリキュラムの特徴

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・事前ヒアリング(1時間)で企業に合わせた内容にカスタマイズ

・実践型ハンズオン形式(動画視聴ではなく、その場でAIを触りながら学習)

・業界別の具体事例を用いた演習

・研修後のフォローアップと振り返りまで一気通貫

・レベル別の段階的育成(レベル0→3を目指す)

ステップ3:内製化支援

レベル3到達者と協働し、以下を支援します:

  • AI活用コンサルティング

  • 業務に特化したAIエージェントの開発

  • 社内展開のためのマニュアル作成

研修だけでなく、その後の内製化・自走まで一気通貫でサポートします。

■ AI導入がもたらす本質的価値

1. 離職率の低下

リクルートマネジメントソリューションズの調査によれば、入社3年以内に退職を考えた理由の第1位は「やりがいがない」「雑務が多い」です。

(出典:「新人・若手の早期離職に関する実態調査」)

AIに単純作業を任せることで、社員はより戦略的で付加価値の高い業務に集中できます。

結果として、以下のような変化が期待されます。

  • 業務の質的向上による、やりがいの向上

  • 残業時間の削減

  • 離職率の低下

実際に、海外の事例では、AI導入企業において離職率が低下したというデータも報告されています。

2. 採用競争力の向上

前述の通り、2026年卒の学生の46%が「AIが使える会社かどうか」を就職先選定の基準としています。

大企業では既にAI導入が進んでいます。

中小企業においても、「AI活用環境が整っている」ことを採用活動で訴求できれば、優秀な人材の確保につながります。

従業員数500人未満の中小企業における生成AI導入率が30%未満にとどまる現状は、早期に導入した企業にとって差別化の機会とも言えます。

■ 失敗しないAI研修を選ぶための5つのチェックポイント

AI研修の導入を検討されている企業様は、以下5点を確認されることを推奨します。

1. 事前ヒアリングがあるか

企業の使用可能なツールや課題を把握した上で、カリキュラムを設計しているか

2. 受講者の選定サポートがあるか

適性を見極めるプロセスがあるか

3. 段階的な導入プランがあるか

研修後の内製化・自走まで支援する体制があるか

4. オフライン/対面での研修か

受講者の理解度をリアルタイムで把握し、サポートできる体制か

5. 業界別の具体事例を持っているか

自社の業界における活用事例を提示できるか

これら5点を満たしている研修であれば、失敗のリスクを大幅に低減できます。

■ よくあるご質問

Q. 研修期間はどのくらいですか?

A. 企業の状況に応じて、以下の期間から選択いただけます:

  • 半日研修: 4時間(事前導入1時間+研修3時間+アフターフォロー・振り返り含む)

  • 2日間研修: 2日間(各3.5時間)+事前e-learning+宿題・課題・講評+研修後フォロー・振り返り

  • 5日間研修: 5日間(各3.5時間、計17.5時間)+事前e-learning+宿題・課題・講評+研修後フォロー・振り返り(助成金対応)

  • コンサルティング: 3ヶ月間(4名固定体制で、レベル2〜3の人材をレベル4へ引き上げ、内製化・自動化を支援)

※研修は週1回ペースで実施し、受講者が実務で実践しながら学べるよう設計しております。

※事前にポテンシャルチェックシートで適性診断を実施し、最適な受講者を選定します。

Q. どのような業種に適していますか?

A. 製造業、サービス業、建設業など、幅広い業種で導入実績がございます。業種ごとに最適なカリキュラムを設計いたします。

Q. オンライン対応は可能ですか?

A. 原則としてオフライン・対面型を推奨しておりますが、Web系企業など在宅勤務が中心の企業様には、一部オンライン対応も実施しております。

Q. 助成金は利用できますか?

A. はい、人材開発支援助成金に対応しております。

対象プログラム: 5日間研修(17.5時間)

補助率: 最大75%(中小企業の場合)

実質負担額の例:

  • 5名受講の場合:総額150万円 → 実質37.5万円

  • 10名受講の場合:総額200万円 → 実質50万円

  • 25名受講の場合:総額500万円 → 実質125万円

申請サポート

当社では、助成金申請に必要な書類作成や手続きについてもサポートいたします。

申請期限や要件がございますので、お早めにご相談ください。


※助成金の適用可否や補助率は、企業規模や条件により異なります。

詳細は個別相談にてご案内いたします。

■ 当社の実績

  • 1年半で1000名以上の生成AI導入をサポート

  • 関西圏の商工会議所にて年間72件以上のセミナーを開催、累計1400社以上が参加

  • 神戸の上場企業フェリシモ様での社員研修において満足度95%を達成

  • 大手コンサルティングファーム出身で、日本ハム、味の素、サントリー、トヨタ、富士通などの企業支援実績を持つコンサルティングプロデュースジャパン・中村氏が顧問として研修を監修

1400社の知見を、貴社の武器に。 
業種別の成功パターンを網羅した「AI業務改革・事例集」を今すぐダウンロードいただけます。

■ 個別相談のご案内

AI研修導入をご検討の企業様向けに、無料の個別相談を実施しております。貴社の課題をお聞かせください。

※関西圏の企業様を優先的にご案内しております

※助成金の申請期限等もございますので、お早めにご相談ください

■ 会社概要

会社名:株式会社SYNQAI(シンクエーアイ)

代表者:中本樹

設立:2025年3月

資本金:100万円

所在地:〒532-0011 大阪市淀川区西中島3丁目19-8 新大阪興業ビル402

事業内容:

1. AI(人工知能)技術の活用に関する教育、研修、セミナーの実施

2. AI を使用した業務の改善・効率化等のコンサルティング並びにクラウドサービスの提供

3. 業務改善ソリューション・各種コンテンツの企画、制作、販売

4. 各種イベントの企画、開催及び運営

5. アウトソーシング業務受託事業

- URL:https://synqai.jp

■ 本件に関するお問い合わせ先

株式会社SYNQAI 広報担当:中本樹

Email:contact@synqai.jp

受付時間:平日10時から20時まで

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業種
教育・学習支援業
本社所在地
大阪府大阪市淀川区西中島3丁目19-8 新大阪興業ビル402
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代表者名
中本樹
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2025年03月