大手企業4社の若手社員が社会課題事業を発表——「U30 Business Bootcamp」Pitch Day開催、NPS9.5を記録

中外製薬・NEC・富士通・Googleの参加者が、ウェルネスから放置竹林まで4つの事業構想を提案。実務家との議論からコラボ打診も生まれる。

FuturePlaybooks合同会社

2026年3月20日(金)、FuturePlaybooks合同会社は、大手企業の30歳以下を対象とした事業創出プログラム「U30 Business Bootcamp」の成果発表会『U30 Pitch Day』を、Uvance Innovation Studio(川崎市/富士通株式会社)にて開催しました。

2026年1月の開始から6週間、大手企業4社の参加者は社会課題の探索からビジネス仮説づくり、顧客ヒアリングによる検証まで取り組んできました。当日は若手社員4名が事業案をピッチし、各領域の実務家との議論と審査員による講評が行われました。

1. U30 Business Bootcampとは?

大手企業の若手が「越境」と「実践」を通じて事業創出力を磨くプログラム

本プログラムは、若手社員が企業の枠を越え、グローバルな実践知をもとに社会課題解決の事業案を創出する6週間の実践キャンプです。次世代のリーダー候補が越境と実践を通じて成長できる場を提供しています。

  • 企業横断の参加設計:異業種・異分野の仲間との協働により、日常業務では得られない洞察を醸成。

  • 実践型のビジネスアイデア創出:シリコンバレー発の実績ある手法をベースに、6週間で「自分の目と耳でアイデアを検証する」プロセスを実践。

  • “三つのシコウ力”を磨く:海外の起業家や事業開発経験者とのセッションを通じて、イノベーターに欠かせない「思考力・志向力・試行力」を吸収。

プログラム公式サイト:https://u30bootcamp.com/

2. ピッチ内容 

社会課題を起点に、4つの事業構想を発表

『U30 Pitch Day』は、参加者が6週間かけて検討した事業案を社内外の関係者に直接問う場として開催されました。事業会社の役員やスタートアップ関係者など実務家12名が集まり、若手社員4名によるピッチに耳を傾けました。

PITCH 1|日本の深刻な運動不足を「科学的に」解決する 

中外製薬でがん治療に携わる発表者は、「病気になった後だけではなく、日常から健康をつくりたい」との問題意識から出発。 顧客ヒアリングから見えたのは、「どの運動方法が自分に合うかわからない」「一人では続かない」という若手世代のリアルな悩みでした。

提案した『Move Crew』は、Nature誌などの科学的根拠に基づき、1日4分の“少し早歩き”といった小さな行動(マイクロムーブ)をアプリが提案し、仲間と共有する仕組みです。 年間500万人が運動不足関連で亡くなる社会課題に対し、「小さな一歩」と「つながり」で挑むビジョンを示しました。

プログラムに参加した、中外製薬の若手社員

PITCH 2|高齢者と若手の社会的孤立を、AIで「つなぐ」

日本電気(NEC)でAI研究開発と新規事業開拓に携わる発表者は、「社会的孤立」の課題に着目しました。 ヒアリングで見えてきたのは、孤立している高齢者は必ずしも孤独を感じているわけではなく、むしろ「誰かの役に立つこと」を求めているという事実。一方、若手世代はメンタル不調を抱えていても

職場では相談しづらく、孤立と孤独が混在しています。

解決策は、この2つをつなぐ仕組みです。若手の悩みをAIを介して高齢者へ届け、高齢者には若手に寄り添う手段を作る。「見守り」ではなく「役割のあるつながり」という新しい関係性を提示しました。 

プログラムに参加した、NECの若手社員

PITCH 3|放置竹林を、義務感のない「お酒」で資源に変える

富士通でサステナビリティ戦略に携わる発表者は、「価値があるのに構造上、活かされていない資源」に着目。自社の竹林整備活動への参画をきっかけにヒアリングを行ったところ、「サステナビリティは義務感になりがち」という障壁と、放置竹林問題における出口戦略の不足が明らかになりました。 

提案は、あえて嗜好品から入るアプローチ。クラフトジン市場をターゲットにした「竹のクラフトジン」を試作し、「試してみたい」という反応も獲得。 最終的には竹を余すことなく活用する循環を目指し、「欲しくなる価値」から課題解決へとつなげる構想を示しました。 

プログラムに参加した、富士通の若手社員

PITCH 4|ジャーナリングを、キャリアの意思決定の羅針盤に 

Googleで働きながら臨床美術士の資格を持つ発表者は、自身の経験から「同世代のキャリア設計」に向き合いました。「後悔したくない若手」と「過去を振り返れない大人たち」というギャップから辿り着いたのが、ジャーナリングです。

提案した『LifeCompass』は、1日たった5秒の記録を積み重ね、月次・年次で自分のテーマを見出すという、ジャーナリングの新しい仕組み。不確実性の高い時代において、「正解を探す」のではなく「探索する」キャリアのあり方を支えるツールとして提示されました。

プログラムに参加した、Googleの若手社員

3. 当日の反響 

実務家との鋭い議論を通じたコラボ機会の創出、NPS9.5を記録 

ピッチ後の質疑応答では、観客から「海外の顧客も対象にするのか。海外向けには製品もブランディングも国内版と分けたほうがいい」「生成AIにキャリア相談をするのと、どう違うのか」など、鋭い問いが相次ぎ、発表者との熱量の高いやり取りが見られました。

発表者との質疑応答に参加した大手企業役員のコメント:

「自分の言葉で語りきる熱量、質問の『圧』すらも弾き返す覚悟——どれを取っても、年齢や立場では測れない、本物の挑戦者でした。」

発表した若手社員のコメント:

「自分の想像や希望をビジネスアイデアとして実際に構想・検証・発表するプロセスは、普段の環境ではなかなか得られない機会であり、非常にやりがいを感じることができました。自身の大きな財産になりました。」

ピッチと質疑応答を終えたあとの、プログラム参加者と観客の交流会の様子

さらにイベント後には、発表内容を起点としたコラボレーションの打診が複数生まれ、プログラムの実践性と外部接続性の高さを示しました。また、プログラム参加者のNPS(推奨度)は「9.5」を記録し、〈企業横断•社会課題•実践〉を重視した取り組みへの確かな手応えが確認されました。

4. 審査員プロフィール 

連続起業家2名が審査を担当、実践視点でフィードバックを提供

Pitch Dayでは、連続起業家のChristopher "CB" Brenchley氏(Delete Litter CEO / Machinory Founder)とSarah Bond氏(Anovo Prime CEO)が審査員を務めました。両氏からは、市場参入戦略や検証の具体性に関する実践的なフィードバックが示されるとともに、「未来のリーダーのイノベーティブなアイデアと熱意に触れられたことを嬉しく思う」とのコメントが寄せられました。

5. 今後の展望 

「越境×実践」が若手の事業創出力を引き上げることを確認第2期へ

本プログラムを通じた最大の示唆は、「越境環境における実践経験」が若手人材の事業創出力を大きく引き上げるという点です。企業内では得難い多様な視点・フィードバック・実践機会が掛け合わさることで、短期間でも具体性の高い事業構想へ到達できることが確認されました。

第2期の実施に向けた準備はすでに始まっており、より多くの企業・人材にこの機会を提供していく予定です。

6. 運営について

FuturePlaybooks合同会社は、企業のイノベーションを一過性のプロジェクトで終わらせず、再現可能な仕組みとして組織に定着させることを目的に、新規事業開発や人材育成の支援を行う企業です。

シリコンバレーをはじめとしたグローバルな実践知をもとに、事業づくりのプロセスや意思決定を「プレイブック(再現可能なモデル)」として体系化し、企業が持続的にイノベーションを生み出せる仕組みづくりを行っています。

公式WEBサイト:https://futureplaybooks.com/

会社名:FuturePlaybooks合同会社

所在地:神奈川県横浜市西区浅間町

代表者:星 聡美

事業内容:

・大手企業およびスタートアップに向けた新規事業開発支援

・再現性のある事業創出プロセス(プレイブック)の設計・導入支援

・次世代イノベーター育成を目的とした人材育成・能力開発プログラムの企画・運営

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

FuturePlaybooks合同会社

0フォロワー

RSS
URL
http://futureplaybooks.com/
業種
サービス業
本社所在地
神奈川県横浜市西区浅間町1丁目4番3号
電話番号
-
代表者名
星 聡美
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2026年01月