9月1日は「防災の日」 松井金網工業、土砂災害時の応急対応を迅速化する「時短防災シート」を提供
~土砂崩れの恐れがある、あるいは発生した斜面(のり面)を迅速に覆う新たな防災資材~
総合金網メーカーの松井金網工業株式会社(本店:兵庫県西宮市、代表取締役:松井良介)が中心となり、金網製品による工期短縮技術の開発を目的とした「時短金網工法研究会」(会長:藤井友竝氏、元建設省関東地方建設局長)は、金網工法に関するさまざまな課題やニーズに対応する活動に取り組んでいます。
9月1日の「防災の日」は、関東大震災を教訓に、災害についての認識を深め、備えを充実強化することを目的として制定されました。地震だけでなく、台風や豪雨、土砂災害、洪水など、様々な災害はいつどこで発生するか分かりません。
近年、大雨など自然災害による斜面(のり面)の被害が相次ぐ一方、災害発生時には限られた人員で迅速な復旧作業を行うことが求められています。同研究会は、こうした現場の課題に対応するため、土砂崩れの恐れがある、あるいは地震や大雨で土砂崩れが発生し、斜面(のり面)が乱れた際に被せて使用できる「時短防災シート」を開発し、提供しています。
■ 斜面(のり面)にかぶせるだけ、「時短防災シート」とは

① セットするだけの簡易施工で、施工性を向上
従来、土砂崩れが発生した、あるいはそのおそれがあるのり面には、ブルーシートに土のうを乗せて押さえる工法が一般的でした。土のうを一つひとつ運んで積む作業が必要なため、施工には時間と人手がかかっていました。
時短防災シートは、一般的なブルーシートの約1.7倍の厚みを持つシルバーシートに、ひし形金網を重ねた構造です。納入時点でシートと金網がすでに一体化してセットされているため、現場での組み立て作業は不要です。ロール状の製品を斜面上部に設置することで、金網とシートの自重により斜面に沿って展開し、のり面を覆います。土のうを一つずつ積む従来工法と比較して施工性が大幅に向上しており、土砂災害発生直後の応急対策として、迅速な施工を可能にします。
② インフラ管理の現場で採用実績
すでに西日本高速道路メンテナンス九州株式会社、中日本ハイウェイ・メンテナンス東名株式会社、株式会社ネクスコ・メンテナンス関東、株式会社ネクスコ・メンテナンス新潟、株式会社ネクスコメンテナンス東北などインフラを保有する事業団体において採用されており、2025年11月の提供開始以降、着実に実績を重ねています。
③ 応急対応から本格復旧まで対応する耐久性
耐候年数は約3年。応急対応から本格復旧までの中長期にわたって使用できます。本格復旧の際にコンクリートで埋める場合は金網部分がそのまま基礎として機能するほか、緑化を施すことも可能です。
④ 備蓄資材としての活用
ロール状でコンパクトに収納できるため、資機材倉庫や防災拠点での備蓄にも適しています。発災後の資材調達を待たず、あらかじめ現場や拠点に備えておくことで、初動対応をさらに迅速化できます。耐候年数約3年の耐久性を活かし、長期保管が可能な備蓄品としても活用いただけます。
⑤ 柔軟なサイズ対応
在庫サイズは2種類を用意するほか、設置場所に応じたオリジナルサイズでの製造にも対応します。
※本製品は特許出願中です。
松井金網工業は、時短金網工法研究会の中心企業として、今後も工期短縮や防災・減災に貢献する製品開発に取り組んでまいります。
■ 時短金網工法研究会について

工期短縮が実現可能な製品開発を目的とし、開発と広報活動を通じて製品の普及を図り、技術の向上と高品質な製品の供給による健全な市場形成を促すことにより、関連産業の発展と国民生活の向上に貢献することを目指す団体です。2022年発足。松井金網工業を中心に、伊勢安金網製作所、サクラテック、JFE建材、昭和機械商事、筑豊金網工業、テツモウ、東綱工業など、日本全国の建材・金網メーカーが参加しています。
■ 松井金網工業株式会社について

1877年(明治10年)創業の総合金網メーカーです。土木・建設用、工業用金網から景観製品まで幅広く開発・製造し、網入りガラス用特殊溶接金網では国内トップクラスのシェアを誇ります。2026年7月、関連会社との統合により「開発・製造」から「施工・工事」までをワンストップで提供する「材工一貫体制」を確立しました。確かな技術と品質で社会インフラを支え、安全・安心な社会づくりに貢献してまいります。
【会社概要】
社名:松井金網工業株式会社
本店所在地:兵庫県西宮市浜甲子園3丁目5番3号
代表者:代表取締役 松井良介
創業:明治10年4月8日(1877年)
事業内容:各種金網製品の開発・製造・販売、建築・土木工事(ガードレール・フェンス等)の設計・施工
主要拠点:高石工場(大阪府高石市高砂2丁目7番4号)
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