創業60年を迎える老舗旅館、サウナ専門企業と新ブランド「EDGE SAUNA」を展開
地方・旅館・サウナを再定義するブランド「EDGE SAUNA」第二弾を南会津で開業
2027年に創業60周年を迎える株式会社甲子高原フジヤホテル(代表:永野和雄、本社:福島県西郷村)は、サウナ開発のリーディングカンパニーであるサウナイン株式会社(代表:久田一男、本社:大阪府大阪市)との共創により、新たな滞在ブランド「EDGE SAUNA」の展開を本格化します。福島県白河市に次ぐ第二弾として、2026年8月6日、福島県南会津町に明治時代の古民家を再生した一棟貸しサウナ「エッジサウナイン南会津福島」を開業。老舗旅館とサウナ専門企業が協業し、地方に眠る地域資源を高付加価値の滞在事業へ転換する新たな収益モデルの構築を目指します。
「サウナ施設」ではなく旅館の再定義
甲子高原フジヤホテルは、老朽化した旅館の建て替えではなく、「その土地が持つ価値を洗練する」という新たな経営へ転換しました。
地方旅館の競争力は、その土地でしか得られない体験にあります。私たちは、従来の旅館事業を、「場所の価値を洗練し、滞在体験として提供する事業」へと再定義します。サウナイン株式会社が提唱する「禅サウナ」の思想を取り入れ、その土地固有の自然・歴史・文化と結び付けた滞在ブランド「EDGE SAUNA」として展開します。
サウナは目的ではなく、その土地と深く向き合うきっかけです。江戸時代、明治時代の古民家や、国立公園内にある阿武隈源流のブナ原生林を生かし、訪れる人が地域の独自性に触れられる滞在価値を提供します。

豪雪に耐え、130年以上受け継がれてきた日本家屋。その価値を未来へつなぐ「エッジサウナイン南会津福島」
今回開業する南会津は、創業60周年を機に進めるブランド転換の象徴です。私たちは、地域ごとの固有の価値を磨き、新しい旅館業のあり方を各地で展開していくことを目指しています。
EDGE SAUNAとは ― 境界から新しい滞在文化を生み出すブランド
EDGE SAUNAは、「境界(EDGE)から新しい価値を生み出す」という思想から生まれた滞在ブランドです。
私たちが考えるEDGEとは、単に「先端」や「尖っている」という意味ではありません。異なる文化や価値観、人々が交わる「境界」こそ、新しい価値や文化が生まれる場所であると考えます。古来、文化や技術の革新は、常に境界から生まれてきました。
ブランドの原点となったのは、第一号店を構えた白河です。白河は古くから「白河の関」として、人・物・文化が行き交う境界の地でした。私たちは、この歴史的な場所を、過去の遺産ではなく、新しい価値を生み出す象徴と捉え、「EDGE」というブランドコンセプトへ発展させました。

歴史ある日本家屋の魅力を生かし、自然と調和する新たな滞在価値を創出する「EDGE SAUNA」(写真はエッジサウナイン白河福島)。
この発想は、場所だけにとどまりません。老舗旅館は「過去と未来」の境界に立ち、旅館業は「装置産業、労働集約産業」から「場所の価値を洗練する産業」へと変わろうとしています。サウナもまた、サウナ室や水風呂の温度を追求する楽しみ方だけでなく、自然の中でゆっくりと時間を過ごし、一日を通して土地と向き合う滞在体験へと、その価値を広げることができます。
日本伝来の石風呂のように、やわらかな輻射熱でゆっくりと汗を流し、川辺で風を感じ、焚火を囲み、食事を楽しみ、その土地で一日を過ごす。サウナは目的ではなく、その土地の自然や歴史、文化を身体で感じるための入口です。
エッジサウナイン南会津福島― 清流と古民家と深い森が織りなす、一日を過ごすためのサウナ
福島県南会津町、尾瀬国立公園・田代山を源流とする湯ノ岐川沿い、約850坪の敷地に「エッジサウナイン南会津福島」はあります。四季折々の自然を感じられるこの場所は、カワセミが飛び交い、ヤマメが泳ぐ清流に面する隔絶された環境です。尾瀬まで車で約1時間と、自然を満喫する拠点としても恵まれた立地にあります。

尾瀬国立公園・田代山を源流とする湯ノ岐川。古民家サウナの目の前を流れる清流は、南会津ならではの自然体験を生み出します。
舞台となるのは、明治時代に建てられた古民家です。歴史ある梁や柱を生かしながら、室内は黒を基調とした落ち着きのあるデザインへと再構成しました。伝統的な日本家屋と現代的なデザインが調和する空間は、EDGE SAUNAが掲げる「境界(EDGE)から新しい価値を生み出す」というブランド思想を体現しています。

大きな窓の先に、湯ノ岐川の清流と深い森が広がるサウナ室。四季折々の自然と一体になるようなサウナ体験を提供します。
サウナの後は、山から湧き出る清らかな水を利用した水風呂で身体を冷やし、湯ノ岐川のせせらぎを聞きながら自然の中で外気浴を楽しめます。

山から引いた豊かな天然水を豪快に浴びるガッシングシャワー。自然の恵みを全身で感じる爽快なクールダウンを楽しめます。
また、施設は一棟貸しのため、利用者それぞれのスタイルで滞在を楽しむことができます。湖畔や河原でピクニックを楽しみながらゆっくりとサウナを繰り返す北欧のライフスタイルを取り入れ、語らう時間を過ごし、家族や仲間と静かな時間を共有することができます。「高温・短時間」で汗を流すだけではなく、一日をかけて自然と向き合う「滞在するサウナ」を実現しました。

深い森を望む屋外の薪風呂へ。南会津の豊かな自然に包まれながら、サウナ後の余韻をゆっくりと楽しめます。
宿泊空間には、それぞれ異なる趣を持つ5つの客室を用意しました。歴史ある古民家の趣を残した部屋から、現代的な感性を取り入れた空間まで、多様な滞在スタイルに応える構成となっています。

茅葺屋根の梁組を間近に感じられるツインルーム。古民家ならではの趣をそのまま宿泊体験へ。
エッジサウナイン南会津福島は、単にサウナを目的とする施設ではありません。清流、古民家、森、山水、そして尾瀬へとつながる雄大な自然。そのすべてを一つの滞在体験として統合した、「自然の中で一日を過ごすための場所」です。
今後の展開 ― 創業の地・阿武隈源流から、EDGE SAUNAの次の挑戦へ
南会津は、EDGE SAUNAブランドのゴールではありません。私たちは、この取り組みを起点として、それぞれの土地が持つ固有の価値を生かした滞在ブランドへと拡張していきます。
2027年に創業60周年を迎える甲子高原フジヤホテルの創業地である、日光国立公園、阿武隈源流に面した約1,000坪の旅館跡地を、新たなブランド展開の拠点として再生する計画です。従来の旅館という事業手法ではなく、その土地が持つ自然環境や景観を効果的に取り入れ、小規模なオフグリッド型キャビンとして客室を整備します。

阿武隈源流の清流と豊かな森に囲まれた自然空間。今後、この自然を生かした新たな滞在体験を創出していきます。
これは、土地そのものが持つ価値を滞在体験として表現し、人口減少地域でも持続可能な宿泊事業へ転換するための新たな挑戦です。
私たちは、地域資源を生かした小規模・高付加価値型の収益モデルとして、この考え方を各地へ展開していくことを目指しています。
創業の地・日光国立公園阿武隈源流のブナ原生林。ここから、EDGE SAUNAの次の挑戦が始まります。
代表:永野 和雄
宿泊業は設備やサービスを提供する事業ではなく、「時間」をデザインする事業だと考えます。私は温泉旅館を経営する中で、お客様が本当に満足されているものは何かを見つめてきました。
かつて私の旅館では、お客様が最も高く評価していたのは温泉ではなく、夕食後に焚火を囲み、川の音や風を感じながら、自然の中でゆっくりと過ごす時間でした。
サウナは温度や湿度、薪の火、ロウリュ、水風呂、外気浴を組み合わせ、その日の天候や季節、利用する人に合わせて滞在体験そのものを編集できます。北欧ではサウナは短時間で汗を流す施設ではなく、ゆっくり時間を過ごす文化として根付いています。EDGE SAUNAは、その文化を日本の自然や風土の中で再現し、「滞在するサウナ」という新しい価値を提案するブランドです。

自然と向き合う時間が、新たな滞在体験の原点です。
古民家は過去と未来をつなぐ「境界(EDGE)」に立つ建築となりました。最高の滞在体験を実現しようと考えた結果、古民家という建築が最適な器だったのです。
2027年に創業60周年を迎える私たちは、江戸時代(白河)や明治時代(南会津)の古民家を未来へ受け継ぐ一方で、創業の地である阿武隈源流ではオフグリッド型キャビンという新しい建築にも挑戦します。私たちが守りたいのは旅館という業態ではありません。その土地だからこそ生まれる時間の価値を磨き、次の60年につながるブランドを育てていくことです。
株式会社甲子高原フジヤホテル
所在地:〒961-8071 福島県西白河郡西郷村真船馬立1-2
代表:永野 和雄
創業:1967年10月4日
EDGE SAUNA
「エッジサウナイン白河福島」
https://www.sauna9.com/edge-sauna-9-shirakawa-fukushima
「エッジサウナイン南会津福島」
https://www.sauna9.com/edge-sauna-9-minamiaizu-fukushima
■本件に関するお問い合わせ
株式会社甲子高原フジヤホテル
担当:永野
TEL:090-1468-5617
Mail:nagano@fujiyah.jp
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